〈BD〉「素晴らしい1週間だった。夢が叶った」――バンボーニングの世界戴冠直後のコメント

初の9ボール世界チャンピオンに輝いた

シェーン・バンボーニング（アメリカ）。

主催のマッチルームのレポートに

試合直後のバンボーニング（とオーシャン）の

短いコメントが出ています。

→ 原文（英語）はこちら

それを拾い読みしてみます

（少し編集をしています）。↓

バンボーニングが

興奮冷めやらず状態であること、

TVのフラッシュインタビューを

繋げたものだと思われること、

以上の2点から、

それほど深い話にはなっていません。

詳細なインタビューはいずれ欧米の

ビリヤードメディアなどが

やってくれるでしょう。

…………

Matchroom Pool・記：

ミルトンキーンズの『マーシャルアリーナ』で行われた『9ボール世界選手権』の決勝戦で、シェーン・バンボーニングがアルビン・オーシャンを破り、世界チャンピオンに輝きました。

～中略～

バンボーニングのキューアクションはこれまで長い間多くの人を楽しませてきましたが、この日も相変わらずクリーンで、手球に糸を付けているかのようでした。6-6からバンボーニングは文字通り熟練したパフォーマンスで、オーシャンにほとんどチャンスを与えず、13-6で勝利し、自身初の世界タイトルを手にしました。

感極まったバンボーニングはこう語っています。

「僕は何年も前から挑戦してきて、2015年と2016年には2年連続で決勝に進んでいた。ここでいつか優勝する日が来るとわかっていた。自分が世界チャンピオンになることを夢見ていた。（本気でそう願うことが）努力すること、夢を追うこと、決して諦めないことを教えてくれる。

とにかく素晴らしい1週間だった。ミカ・イモネンとのベスト32での勝利が全てを変えた。あの試合は3-10まで追い込まれ、家に帰る寸前だった。でも、僕は自分のやり方で戦い抜いた（11-10でバンボーニングが逆転勝利）。（そこから優勝できたことは）言葉を失うほどだ。自分でもとても嬉しいし、このスポーツの全てのファンに感謝している。

僕は世界チャンピオンになることを夢見て、自分のキャリアに多くの時間を費やしてきた。（プロキャリア19年で）今日がその瞬間だ。今夢が叶った。そしてもっともっと、と欲が出てきている。家に帰って少し釣りを楽しんで、また頑張るつもりだ。

マッチルームはプールビリヤードというスポーツにとって最高の存在だ。彼らなしでは、この世界選手権（と自身の戴冠）の実現は不可能だった。マッチルームチームのみんなに心から感謝します」

また、決勝戦で敗れたオーシャンは、

「中盤までは一進一退だった。6-6の時にセーフティを撞いた後は、（ラストラックの1番ジャンプインを除くと）1球もボールを入れられなかった。シェーンは素晴らしい逆転劇でトーナメントを締めくくった。今日はシェーンが優勝に値するプレーをした。負けたことはとても残念だけど、シェーンの方が良いプレーをしたと言っていいだろう。運勢がシェーンに味方した場面もあったけど、世界チャンピオンになる時はそういうものだ」

と語っています。

バンボーニングはこの優勝により賞金750万円を獲得。マッチルームナインボールランキングの首位に躍り出た（※公表はこれから）他、今年12月にラスベガスで行われる伝統の欧米対抗戦、『モスコーニカップ』のアメリカチームメンバー入りをほぼ確実なものにしています。

（了）

…………

バンボーニングが出場する

次のビッグイベントは5月上旬の

『ワールドプールマスターズ』

（日本の大井直幸も参戦）。

その後、5月中旬の

『UKオープン』にも出場予定です。

※バンボーニングの2016年のインタビューはこちら

※バンボーニングの2021年のインタビューはこちら