〈BD〉新設大会は2つ。マッチルームプール2022スケジュール/新「ナインボールワールドランキング」対象大会は「11」

 

マッチルームプールが昨日(1/10)、

一気に4本のニュースリリースと、

年間スケジュールを出しました。

 

いずれも2022年の

マッチルーム主催の

国際9ボールイベントと

マッチルーム独自ランキングに

関する話です。

 

1 MATCHROOM LAUNCH GLOBAL NINEBALL RANKING SYSTEM FOR POOL.

 

2 PREMIER LEAGUE POOL TO REPLACE CHAMPIONSHIP LEAGUE POOL: EXPLAINED

 

3 MATCHROOM CONFIRMS BUMPER 2022 NINEBALL SCHEDULE 

 

4 MATCHROOM NINEBALL WORLD RANKINGS FAQS

 

…………

 

要点を抜き出すと……

 

● 2020年に立ち上げた「マッチルームワールドランキング」を「ナインボールワールドランキング」に改称。WPA承認済み。

専門のランキング委員会を設置し、獲得賞金ベースでより明確で公平、透明性の高いランキングを運用する。

 

● 2022対象ランキングイベント一覧は上記画像の通り。あるいはこちらのページも参照

 

● ナインボールワールドランキングの順位とポイントは、同年または翌年のイベントのシード権(出場権)獲得やトーナメント表組み合わせに影響する。さらに欧米選手の『モスコーニカップ』メンバー選考にも適用される

 

● 2022年のランキング対象イベントは「11」。そのうちマッチルーム主催(マッチルーム直轄)イベントは「4」。残る7つは他主催者イベント:

『ダービーシティクラシック・9ボールの部』(ダイヤモンド社)

『インターナショナルオープン』(アキュスタッツ社)

『ユーロツアー』×5大会(EPBF)

 

● ランキング対象イベントは総賞金額によって3グレードある:

ブルーリボン→『世界選手権』(※画像ではメジャーになっているが正しくはブルーリボン)&『USオープン』

メジャー→『UKオープン』&『ヨーロピアンオープン』

ランキングイベント→その他の7つ

 

● WPAの認可を受け、マッチルームが定めるナインボールワールドランキング対象イベント開催基準を満たすイベントは、希望すればランキング対象イベントになれる

 

● マッチルーム主催(マッチルーム直轄)イベントは2021年の「6つ」から「8つ」に増加。5月の『UKオープン』と11月の『ヨーロピアンオープン』(ドイツ開催)が新設。ともにナインボールワールドランキングでのグレードは「メジャー」で参加資格は「オープン」。既存の『USオープン』とならび「3大オープン戦」となる

 

● 昨年新設された『チャンピオンシップリーグプール』が2022年は『プレミアリーグプール』として生まれ変わる(2月開催)。「ノンランキング」なのは変わらず。トップ16名限定(招待制)で8日間ひたすらリーグ戦をやる

 

● カレンダーに載っている15イベントの賞金総額を合算すると170万ドル(約1億9千万円)

 

● マッチルーム主催イベント8大会の概要・参加資格などはこちら(PDF)にまとめられている。他主催者のイベントはそれぞれのサイトなどを参照

 

…………

 

マッチルームは以前から一貫して、

(8ボールや10ボールではなく)

9ボールをTVイベントで採用し、

プール(ポケットビリヤード)を

プロモートしていますが、

 

今回の

「ナインボールワールドランキング」の

立ち上げ(=旧マッチルームワールド

ランキングからの改修)と、

 

その対象イベントを繋げた

ワールドツアー構想は

かねてからの念願でした。

 

コロナ禍でレールを敷くのが

約2年遅れましたが、

 

権利を譲り受けて2019年に

『USオープン』を新装開催した時に

既にマッチルームは

ここまでの青写真を描いていました。

 

そして今こうやって

2022イベントスケジュールを目にすると

かなりのインパクトがあります。

 

『ダービーシティクラシック』、

『インターナショナルオープン』、

そして『ユーロツアー』と

手を組んだという事実は大きく、

 

マッチルームの9ボールの

メジャー化に注ぐ熱意と、

推進力の大きさを強く感じます

(他主催者との連携を考えて

ランキング名称の「マッチルーム」を

「ナインボール」に変えたのでしょう)。

 

実際のところ、

欧州トッププレイヤー達は、

以前からこんなスケジュール

(ユーロツアー+国際イベント+アメリカ大会)で

動いていました。

 

それがナインボールワールドランキング

として一本化されるのは

欧州勢にとってメリットしかありません。

 

反対にアメリカ勢は以前から

ほとんどユーロツアーや

欧州イベントには出ていません。

これを機にヨーロッパ遠征をする

アメリカ選手が増えるのか

どうかにも注目です。

 

最も大変なのはアジア勢です。

 

このスケジュールには

アジアイベントは一つもなく、

アジア勢がアメリカ+ヨーロッパの

全イベントに出るには

多額の資金が必要です。

 

アジア勢(日本選手含む)にとっては、

おそらく従来どおり、

 

マッチルーム直轄の

「ブルーリボン2大会」(世界選手権&USオープン)と、

 

新設された

「メジャー2大会」(UKオープン&ヨーロピアンオープン)と、

 

「インターナショナルオープン」(旧USオープン)という

計5大会を軸に

遠征を組み立てるというのが

現実的なところだと思います。

 

日本の大井直幸プロは、

旧マッチルームワールドランキング

(とWPA世界ランキング)の

上位にいることもあり、

 

今年もマッチルームの

「招待制イベント」にお呼びが

かかることが予想されます。

 

このスケジュール中、ユーロツアーを除く

10大会ぐらいに出るのではないかと

BDは考えています。

 

他にも大井プロは

USプロビリヤードシリーズ』などの

アメリカ大会に出ることが予想されるので、

2022年はアメリカ+ヨーロッパで

15大会ぐらいに出場するでしょう。

 

 

………… 

 

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