〈BD〉マッドサイエンティスト!?!? コーリー・デュエルの半端ない10ボール & 8ボールブレイク動画

 

メリークリスマス。

 

特に予定がないという人は、

アメリカ屈指のショットクリエイター、

C・デュエルの動画をどうぞ。

 

…………

 

まずは、先日Twitterでも紹介した

この10ボールのブレイクショット動画から。

 

「メカニカルブリッジブレイク」

と言えば良いでしょうか。

 

つい最近のアメリカの大会での映像です。

 

 

メカニカルブリッジを

左腕に絡めるようにして持ち、

そのまま構えに入るデュエル。

 

自分の左手の「ブリッジ」の代わりに

メカニカルブリッジを使っています。

 

またキューのシャフトには

「スリーブ」(布)をはめて、

ブリッジのホールド(キュー支点)との

摩擦を少なくしています。

 

デュエルは手慣れた様子で

そのままブレイクをしています。

 

動画アップ主の

The Billiard Cornerは、

 

「メカニカルブリッジと

スリーブを使うことで、

毎回同じキュー角度(高さ)と

キュースピードを実現でき、

ブレイク再現率が上がるのだろう」

 

と語っています。BDもそう思います。

 

また、デュエルのことを

「ブレイクのマッドサイエンティストだ」

 

と言っています。BDもそう思います

(アメリカのビリヤード映像を見ていると

多くの人がそう評しています)。

 

もともとデュエルは

木ラック(トライアングルラック)での

ブレイクも普通に上手いのですが、

 

2000年頃に一世を風靡した

『サルドタイトラック』に端を発し、

今のラックシートに繋がる

「球同士がソリッドに密着し、

毎回同じように散ってくれるラック」

(≒パターンラック)

をいち早く研究し、攻略してきました。

 

「ソフトブレイク」

「コントロールブレイク」の

使い手の代表的存在と言って良いでしょう

(その抑止策として後に

スリーポイントルールなどが生まれます)。

 

デュエルはかつて、

「大事なのはランアウトすること

(できるだけ一人でプレーを完結すること)」

と語っていました。

 

ブレイク攻略もランアウト確率を

高めるための手段に過ぎない

ということだとは思いますが、

 

ブレイクルール、テーブル、ラシャ、

ボール、ラック、ポケット、

クッション、キュー……など

あらゆる要素をインプットして

最適解を考え、それを実践しよう

としていることが、様々な大会での

彼の姿からも伝わってきます。

 

この「メカニカルブリッジブレイク」も

その一つの形でしょう。

 

Twitterで指摘してくれた方がいましたが、

「これ、10年ぐらい前にもやってましたよ」

とのこと。

言われてみると、

BDも数年前に日本のプロに言われて、

別の映像で見た記憶があります。

 

…………

 

続いてこちらは、

KAMUI BRANDがアップした、

 

7フィートテーブル(小さいテーブル)での

 

「的球が美しく左右対称に

散って行く10ボールブレイク」。↓

 

 

↑ 

このブレイクの打ち方を解説する

The Billiard Cornerの動画がこれ。↓

 

 

特に「秘術」や「タネ」はなく、

ある種、10ボールブレイクの

セオリーと言っていい内容が

コンパクトにまとまっています。

 

…………

 

同じくThe Billiard Cornerより、

 

8ボールで、意図的に

「ローボール(ソリッド)か

ハイボール()、

どちらかのグループの7個と8番を散らし、

もう一方の7個は密集させる

ラックの組み方と

ブレイクの打ち方」の解説。

 

これがすごいんですよ……。↓

 

 

ラック&ブレイクルールが

ゆるい大会でないと出来なさそうですが

反則級に賢い。

一体どれだけ分析と実験を

繰り返したんでしょうか……。

 

(友達とカジュアルに8ボールをやる時に

このラック&ブレイクを使ったら

相当勝てそうです)。

 

…………

 

余談ですが、

 

記事冒頭の

「メカニカルブリッジブレイク」の

映像は、

 

12月18日~19日にアメリカ・

ニュージャージー州で行われた

プロ&ハイアマ16名限定トーナメント、

 

『NBL 10ボールチャンピオンシップ』

からのものです。

 

この大会で

デュエルは決勝戦まで進みましたが、

決勝戦とプレーオフの2度続けて

カナダのJ・モラに敗れて準優勝でした。

 

モラにとっては、

「左利きにスイッチして初めての

ローテーションルールゲーム

(欧米人が言う9ボールや10ボールのこと)

での優勝だった」とのこと。

 

ブレイクとジャンプは右手打ち。

そして左手で構えにくい球は

以前のように右で普通に撞いていますので、

実質的にはモラは

「両利き寄りの左利き」と

言えるかなと思います。

 

決勝戦とプレーオフのフル尺試合動画は

大会主催のNBLのFBページへ。こちら

 

…………

 

近日、デュエルのブレイク以外の

ショット集もお届けします。

 

 

………… 

 

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