〈BD〉2021『モスコーニカップ』優勝。ヨーロッパチームの談話/2022年大会はラスベガスで12月に開催決定

 

ヨーロッパチームの2年連続優勝で

幕を下ろした今年の

モスコーニカップ』。

 

少し遅くなりましたが、

ヨーロッパチームの複数名

(ショウ、フィラー、監督のレリー、オーシャン)の

大会直後のコメントをお届けします。

 

原文は主催のマッチルームプールの

公式サイトにあります。

こちら(英語)

 

また、こちらも10日前に

公式サイトで発表されたことですが、

 

来年は2019年以来3年ぶりに

アメリカ開催となります。

 

舞台はラスベガスのカジノホテル、

『Bally’s Hotel & Casino』

(バリーズ)です。

 

 

…………

 

Matchroom Pool・記:

 

ヨーロッパチームは、ロンドンのアレクサンドラパレスで開催された『2021 モスコーニカップ』で、11-6でアメリカチームに勝利し、2年連続でカップを掲げました。

 

アレックス・レリー(監督)とカール・ボイズ(副監督)が率いるヨーロッパチームは、最終日(Day 4)を迎えた段階でマッチカウント9-5(11ポイント先取)。あと2マッチを取れば今年の勝者となり、通算成績を14勝13敗1分とすることができました。

 

(中略)

 

マッチカウント10-6で迎えたMatch 17はシングルス。ヨーロッパのジョシュア・フィラー vs アメリカのシェーン・バンボーニングの試合は一進一退の攻防が続きましたが、フィラーが「オー・ジョシュア・フィラー」の大合唱の中、彼らしいプレーを見せて5-4で勝利を収め、ヨーロッパを優勝へ導きました。

 

ヨーロッパのショウは、シングルス2勝、ダブルス3勝を挙げて、2年連続の大会MVPを受賞しました。

 

ショウ(欧)・談:

 

「Day 3とDay 4で僕達はとても気持ちの入ったプレーをすることが出来た。2年連続でMVPを受賞出来たのは信じられない気分だ。チームに感謝しているよ。

 

ヨーロッパファンの皆さん、来年、2022年大会ではラスベガスで盛大な声援をお願いします。そこまでにたくさんの個人戦の大会が予定されているし、願わくば来年は僕個人にとって良い年にしたいね。その次の年、2023年にここ(ヨーロッパ)に戻って来た時に6,000人のファンが待ってくれていることを期待しているよ。

 

モスコーニカップのような大会は他にないし、6,000人が会場に来てくれるとしたらそれは本当にすごいことだ。モスコーニカップでは他の大会では味わえないような不思議な感覚になる。全てのプレイヤーの夢だ。僕らはここでプレーすることを1年中楽しみにしているんだよ」

 

 

フィラー(欧)・談:

 

「マッチボールを決めるのはジェイソンだろうって期待してたよ! ジェイソンと組んだあのダブルス戦(Match 15)、勝ちはしたけど僕は上手くプレー出来てなかった。だから、Match 17のシングルスでシェーン(米)と戦うのを待っていたんだ。彼とのシングルスでは一度も負けたことがないからね。最後、4-4になった時、ジェイソンが僕に『このラックを取り切るんだ』と言い、僕は取り切ったんだ。あの場でどんな言葉を叫ぶか考えておけばよかったね。

 

終わってみれば特別な4日間だった。共に戦い、勝利を叶えたチームの皆に感謝を伝えたい。ジェイソンはずっと僕らを焚き付けてくれていたし、アレックスとカールは適切なタイミングで適切な言葉をかけてくれた。チームの全員がそんな感じだった。だから僕ら全員がチャンピオンなんだ。互いの意見に耳を傾けられないヤツは用無しだよ」

 

 

レリー(欧州監督)・談:

 

「この勝利を誇りに思うし、満足している。とても幸せだ。やっとの思いで優勝できた時のハグは忘れられないね。ずっと心に残ると思う。キーポイントは2日目の最後のMatch 9。あそこを失っていたらマッチカウント3-6と大きなビハインドになるところだったけど、そうならかったのはラッキーだった。そして翌日(3日目)の朝に、私は監督として言うべきことをチームに伝えることが出来た。もっと早く言っておくべきだったけどね。

 

来年、ラスベガスでタイトルを防衛することが出来たらいいね。本当にそう願っているよ。私が3期連続で監督になれたらいいけど、監督業の何が好きかと聞かれたら? 仲間意識、一体感、そして試合の強度……。車でもベッドでも、どこにいてもフラッシュバックが起こることが分かっている。これから10日間、私の頭はモスコーニカップのことでいっぱいだろう。私は100%の力を発揮したし、それを楽しみたいね。それがチャンピオンチームというものだから。

 

モスコーニカップという大会は他とは全くの別物だ。数字やデータを越えた所にある。そこで自分の100%を注ぐことに誇りを持っているし、副監督のカールと共に力を出している。このチームだからこそそれが簡単にできるんだ。

 

そして、どうすればチームに馴染めるのか、そのやり方がわかれば、選手達はより献身的になれると思う。今年ヨーロッパの選手たちは多くのことをやり遂げた。私は彼らがそのやり方を見付けたと100%確信している。

 

カールは経験豊富で、情熱を持っていて、ゲームに関する知識も授けてくれる。彼は無神経な人物ではないし、副監督として私たちに多くのものをもたらしてくれる。テーブルから離れている時もカールは楽しさと笑いをもたらし、またチームのことをとてもよく理解している。同様に、アメリカチームを率いるジェレミー・ジョーンズは今年、素晴らしい監督だったと思う。もしかしたら、彼が急遽プレイヤーとして出場したことがアメリカチームを助けたのかもしれないね」

 

 

アルビン・オーシャン(欧州)・談:

 

「スカイラー戦はひどかった(シングルスのMatch 6。3-5で敗戦)。自分のブレイク番はうまくプレー出来たけど、彼のブレイク番でももっとよくプレー出来たと思う。それでもチームとして成功したことが嬉しい。僕にとってこの勝利は(『チャンピオンシップリーグプール』『世界選手権』『インターナショナルオープン』という大会で優勝した)2021年の完璧な締めくくりだ」

 

(了)

 

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