〈BD〉「一球も気を緩めないでやるだけ」――『GPE-4』優勝・土方隼斗の談話

 

11/14の『グランプリイースト第4戦

(GPE-4)で、

 

20回目のGPE優勝を飾った

土方隼斗プロの談話をお届けします。

 

「GPEで20回優勝」は最多記録です。

 

2003年に創設された

『グランプリイースト』は、

毎年7戦前後で開催されていて、

今回が通算125回目でした。

 

2006年プロ入りの土方プロが

「プロ」としてプレーしたGPEは

そのうちの101回。

 

なので、およそ5回に1回は

優勝している計算になります

(※土方プロはアマ時代にも

数回GPEに参戦していました。

プロ入り直前の

2005年GPE-8では準優勝

〈優勝は奥村健プロ〉)。

 

今後もさらに記録を

伸ばして行くでしょう。

 

…………

 

――優勝の感想を。

 

土方:勝てて良かったです。調子がすごく良かったという訳じゃないですが、最後まで気を引き締めて集中して撞けました。ただ、1球1球気を抜かずに狙う場面も多かったので消耗は激しかったなと思います。今回は2日間で合計6試合しましたが、優勝するのって疲れるんだなと久々に感じました(苦笑)。

 

――2週間前、前回の『GPE-3』はベスト8で敗れました。

 

土方:あの時は気持ちが上手く整えられてなくて最後にミスしてましたね。久しぶりの大会ということもあって勝ちたい気持ちが空回りしてたところもあったと思います。今回は普通と言えば普通の精神状態だったと思います。

 

――決勝戦(vs 東條紘典)は見応えあるナイスゲームでした。

 

土方:東條プロとは昨年の『関東オープン』の決勝戦(2020年2月。土方プロ優勝)でも当たってますが、強い気持ちで逞しく戦えるプロだということは前からよくわかっています。それに今回、栗林(達)プロや羅(立文)プロなどトップ達に勝って上がって来てましたし、状態的にも充実しているんだろうなと。今回の決勝戦でもそれは感じました。こちらがセーフティをしてもガッツで厳しく返してきて、さらに僕もガッツで返したり……という感じでお互い粘り強くプレーできたと思います。入れ合いって感じじゃなかったかもしれないですけど、自分としては楽しいと感じた決勝戦でした。

 

――決勝戦の後半、土方プロが頭一つ抜け出して、そのまま8-5で勝ちました。

 

土方:後半も気持ち的な余裕は全くなかったです。一球も気を緩めないでやるだけだなと思ってましたし、その思いのままゲームボールまで撞けました。上がりのラックは7番が良い配置になって回って来てくれたんで、ラッキーだったなと思います。

 

 

――大会2日間を通してのプレーの自己評価は?

 

土方:全体的に見ると内容は悪くはなかった……というかむしろ結構良かったなと思ってます。でも、めちゃくちゃ狙わないと入らないなっていう球も結構あったので、もうちょっと流れのまま撞けるようにしたいなと思っています。

 

――「めちゃくちゃ狙わないと……」というのは、コロナ禍で昨年・今年と大会が少ないことも影響がありますか?

 

土方:ありますね。どの大会に照準を合わせてどう状態を整えるかというものが一旦なくなってしまったし、今年は結局事情があって海外遠征には行けなくて、気持ちの持って行き方や調整の仕方が難しかったというのは正直あります。それではいけないというのはわかってるんですけど、『どうせ整えても……』と少しネガティブになる時もありました。でも、これからは徐々に試合も増えていくと思うので良い準備が出来ると思います。

 

――今回の優勝はコロナ禍直前の2020年2月の『関東オープン』以来1年9ヶ月ぶりです。

 

土方:日数で言うとだいぶ空いてしまった気がしますが、大会の数としては3大会ぶりなんで意外と悪くないなぁと思ってます(笑)。プロ入りした時(2006年)から『1年で1回は優勝を』というのをなんとなくの目標というか願望として持っているんですけど(※2009年以外は毎年1勝以上を挙げている)、コロナで大会の開催が少ない中でも昨年そして今年と優勝できたことは良かったです。そして、グランプリ(GPE)での優勝も最多記録更新の「20回」ということで素直に嬉しいですね。日頃から多くの方に応援していただいているので良い報告ができることが嬉しいです。

 

――次は12月4日~5日の『GPE-5 in 池袋・ロサ』戦ですね。

 

土方:はい、まずはしっかりと準備をして『GPE-5』も精一杯プレーします。その後はもう来年ですかね。2022年の予定はまだわかりませんが、いつでもチャンスを活かせるように状態を整えていきます。今後も応援よろしくお願いします。

 

(了)

 

Hayato Hijikata

JPBA40期生

1989年3月16日生 東京都出身&在住

アマ時代の2005年に『世界ジュニア』銀メダル

2005年、2013年、2019年、2020年『関東オープン』4勝

2007年『ルカシージュニアワールドテンボール』優勝

2008年、2019年『北海道オープン』2勝

2010年『エイトボールオープン』優勝

2013年&2016年『ジャパンオープン』優勝

2013年、2014年、2016年『関西オープン』3勝

2013年『東海グランプリ』優勝

2016年『全日本ローテーション』優勝

2016年『ハウステンボス九州オープン』優勝

2016年『北陸オープン』優勝

2018年『全日本14-1』優勝

『グランプリイースト』通算20勝、他、入賞多数

2013年&2016年JPBA男子年間ランキング1位

使用キューはEXCEED & MEZZ

使用タップは『BIZEN

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