〈BD〉事務所に『ダイヤモンドテーブル』がやってきた。『ドリズベース』灰田裕一郎さん @東京・巣鴨

 

世界最高峰の9ボールトーナメント

USオープン』の

公式テーブルブランドとして知られる

『DIAMOND』(ダイヤモンド)。

 

BDではこれまで数回、同社の

『PRO-AM Rosewood DymaLux』

(ボールリターン型)

というモデルを紹介しました。

 

(※最新記事は今年9月の

神奈川『アロウズ』設置事例

 

今回はその

「8フィートモデル」を紹介します。

 

ビリヤード場ではなく事務所への設置。

テーブルオーナーは以前から

BDも知っている方で、

お会いするのを楽しみにしていました。

 

…………

 

 

場所は東京・巣鴨にあるビルの3階。

 

事務所の主は、巣鴨駅近くで

ダーツカフェ ドリズ』を営む

灰田裕一郎さん。

 

『ダーツカフェ ドリズ』は

“スティールダーツの聖地”の

一つとして知られ、

 

灰田さん自身も店主・プレイヤー・

ライター・バレルメンテ職人など

いくつもの顔を持ち、

ダーツ界のインフルエンサーとして

知られる方です。

 

そして、関東で15年以上

ビリヤードをやっている方なら、

灰田さんのことを「“ダメモト”の人」、

「実況のドリーさん」として

覚えているかもしれません。

 

灰田さん(当時は旧姓の進藤さん)は、

ビリヤードブログの草分け的存在

『Dame de motomoto』の管理者で、

 

JPBA東日本男子プロツアー

『グランプリイースト』の

初代実況担当者(2003年頃)

としても活躍。

BDも当時お世話になりました。

 

そんな灰田さんがどうして今、

ビリヤードテーブルを持つことにしたのか。

 

……を聞いている目の前で

着々と設置工事は進んでいきます

(ダイヤモンド日本国内正規取扱店である

New Artが設置工事を行っています)。

 

灰田さんは初めて見る

ダイヤモンドテーブルの設置工程に

興味津々。

 

「すごーい! 

こうなってるんですか〜」と

嬉々として写真や動画を

撮り続けていました。

 

この食いつきっぷり、

以前ビリヤードを発信していた頃と

全く変わりません。

 

 

灰田さん撮影・設置風景動画↓

 

設置したのはダイヤモンドの

『PRO-AM Rosewood DymaLux』の

「8フィートモデル」。

 

現在「Rosewood」は

本国アメリカでも廃盤になっていて、

日本には限られた数しかありません

(同じ仕様の「Black」は生産しています)。

 

実はこのテーブルは2019年から

New Artの西千葉ショールームに

置かれていたもの。

新品ではなく店頭展示品(中古品)です。

 

「『あそこにあったテーブルがドリズベース(事務所)に入るんです』とSNSにアップしたら、『以前そこで試し撞きをしました!』というような反応がたくさんあって驚きました。多くの人の思い出が詰まったテーブルを大切にしていきたいなという思いもあって、ステッカーなども張りっぱなしのまま置くことにしました」(灰田さん。以下同)

 

18歳頃に神奈川・厚木エリアで

ビリヤードを始めて、

35歳頃までAクラスプレイヤーとして

競技を楽しんでいた灰田さん。

 

その後は一般企業やダーツバー、

ビリヤード&ダーツ店、

ダーツ関連企業などで働き、

「ダーツ中心の生活になり、

キューを握るのは年に数回程度」。

 

そして、2014年7月に

『ダーツカフェ ドリズ』をオープン。

 

競技志向のコア層を対象とした運営方針と

居心地の良い雰囲気が支持を得て、

スティールダーツ界屈指の人気店に。

 

灰田さん自ら毎日店頭に立っていましたが、

コロナ禍で時短営業が続き、

フリーな時間が増えました。

 

「おかげでビリヤードを再開できました。やるなら徹底的にということで、あちこちのビリヤード場に行き、たっぷり撞いて、道具もたくさん買い揃えました。『道具の進化、すごすぎる』って驚きながら(笑)。同じタイミングでビリヤードを再開したり始めたりというダーツ仲間が結構いたので一緒に撞いたりして、すっかりビリヤード熱が戻ってきました。モチベーションを保つには試合に出るのが一番ということでCSカードも再取得したんですよ。25年ぶりに(笑)」

 

春頃から毎日撞き続けていた

灰田さんの頭にふと

ある考えが浮かびます。

「こんなに撞くなら自分でテーブルを

持つのはどうだろう……?」。

 

「『ダーツカフェ ドリズ』は狭いので、以前から店舗とは別に事務所兼配信スタジオ兼倉庫みたいな場所が欲しいなと思っていて、すごく良い流れでたまたまこの物件に出会えたんです。ここを『ドリズベース』にしようと。そして『スペース的に9フィートは難しいけど、小さめなテーブルなら置けるんじゃないか』と急にマイテーブルが現実味を帯びてきました。実はビリヤード場を出すことも一瞬考えたんですけど、良い物件がなかったので『今はまだそっちの流れじゃないんだな』と思ってます」

 

灰田さんはNew Artに相談。

7フィート台を検討していましたが、

灰田さんが気に入ったテーブルの

在庫がなかったことと、

「7フィート台の試合動画を見つつ

サイズ感をシミュレートしたら、

やっぱり小さいなと感じて」、

8フィート台にまで範囲を広げました。

 

「それでご提案いただいたのがこの台。もう生産されてない希少なモデルで、しかもショールームに置かれていた台だということで、むしろこちらが恐縮するやら驚くやらで即決はできなかったですけど、これもご縁だと思って決めました。『マイテーブルがダイヤモンドって素敵じゃない?』って自分に言いながら(笑)」

 

……という経緯があっての設置当日。

 

組み上げられたばかりの

テーブルを目にした灰田さんは、

「うわ~、何も言えなーい」と

あらゆる角度から眺めていました。

 

 

「やっぱりダイヤモンドにしてよかった。見た目、造り、木の風合い……どれも素晴らしいし、独特の存在感がありますね。競技プレイヤーが憧れる台なのもよくわかります。まさか自分がビリヤードに復帰して、ダイヤモンドテーブルを持つなんて1年前は想像すらしなかった。すごく不思議な気分です」

 

長クッション側から撞く時は

配置によってはショートキューに

持ち替える必要がありますが、

「それは想定済みだったので

問題ないです」と灰田さん。

 

「ここで全て完結させようとは思ってなくて、これからもビリヤード場に行きます。試合は9フィートテーブルだから9フィートで撞かないと。ここで出来る練習はここでやって、あとは知り合いと遊んだり、動画を撮ったり配信したりしようと思います。あくまで事務所なので広く一般に開放したりは出来ないですけど、ビリヤードの知り合いの方でドリズベースで何かしたいという方がいればご連絡いただければと思います」

 

 

テーブルを設置したその日から

早速Twitterで動画や画像を

アップしている灰田さん。

 

いきいきとビリヤードを

楽しんでいる様子が伝わってきます。

これからも「ドリー流ビリヤードライフ」を

たくさん発信してください!

 

 

………… 

 

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