〈BD〉11月の『PBA』参戦。韓国隔離生活中の小林英明プロの2代目ストローク調整マシーン【動画】と新MUSASHI

2019年に韓国で生まれた

スリークッションプロツアー、

『PBA』『LPBA』。

11月中旬に行われる

2021-2022シーズン

『第4戦』に参戦するため、

11月29日に小林英明プロ

（JPBF）が渡韓しました。

これから2週間弱、金浦のホテルで

隔離生活を送ります。

そんな小林プロから届いたのが

こちらの動画（↓）。

今回も小林プロは持参したダンボールで

「ストローク調整マシーン」を自作し、

部屋で日夜手球を撞いています。

このマシーン、名付けて

『アイソレーションショットZ2 short』。

単純な素振りとは違い、

ボールの重みやラシャの抵抗感を

感じながら撞けるのが最大の利点。

BDでは以前「初号機」も紹介しましたが、

これはその改良版です。

「10月29日に韓国入りして、翌朝まずこれを作りました。前回（初号機。2月と6月の2回使用）は事前に作っておいたパーツを持ち込みホテルで組み立てるだけでしたけど、今回は材料を持ち込んでここで作って組み立てました。そのせいか結構時間がかかりましたね。

以前このホテルに滞在したことのある林奈美子プロと東内那津未プロから事前に情報を得ていて、初号機のサイズではこの部屋の卓上には置けないんじゃないかと予想してたんですが、案の定その通りでした（笑）。ですので、今回のは初号機よりコンパクト。斜めに設置して、左手でも素振りできるようにしています」

（小林英明プロ。以下同）

動画内でも説明していますが、

手球位置の下側（裏側）には

硬い合成樹脂製のプレートを貼り、

よりリアルな打感を追求しています。

また、もちろんラシャは本物の

ビリヤード用クロスです。

これは小林プロがスポンサードを

受けている『MINテーブル』社製の

『TAKINI』（タッキーニ）。

キャロムの世界連盟（UMB）の

公式クロスでもあります。

小林英明プロが営む東京・新大久保の

『Billiards KOBAYASHI -BRIGHT-』では、

このTAKINIラシャが

ポケットテーブルに張られています。

「テストを兼ねて1年ほど張っていますが、

良い状態を長くキープしています。

ビリヤード場さんにおすすめします」

とのこと。

また、ボールは、

手球は本物のキャロム用ボールで、

的球はマッサージなどで使う

ゴムボールだそうです。

「ゴムボールはたまたま家にあったものでサイズがほとんど一緒でした。本物のビリヤードボール同士の衝突音って結構響くじゃないですか。ゴム製なら音は響かないし、手球を強く撞いても勢いが吸収されるので気兼ねなくストロークできます」

また、動画を見ていて、

小林プロのキューが新しくなったことに

気付いた人もいるかもしれません。

これは新作『MUSASHI』

（ADAM JAPAN。キャロム用）です。

バーズアイメイプルベースで

紅木（こうき）の4剣。スリーブも紅木。

グリップ部は黒のウッドハンドルです

（※小林プロはゴムグリップを巻いています）。

「自慢は種板に厚いボコテが入っているところ。水色のベニアとブシュカ風リングもポイントです。20年ぐらい前から僕のリクエストでアダムさんにこういう幅広のベニアで数回キューを作っていただいているので、Hideakiデザインということになるのでしょうか。ちなみにお店（KOBAYASHI -BRIGHT-）にこれと全く同じデザインで在庫あります。価格は『VIシャフト』1本付きで28万円前後です」

小林プロには、ホテルでの孤独な

隔離生活を心身ともに健康なまま

乗り越えていただいて、

『PBA第4戦』で大暴れして

くれることを期待しています。

「キューも新しくなりましたし、部屋に『アイソレーションショットZ2 short』も設置できましたので、あと2週間弱、体調とストロークを整えて、本番で良いプレーが発揮できるようにします。ぜひご期待ください」

（了）

…………

※PBA/LPBA第4戦に参戦する

日本選手の情報は

近日お知らせいたします。

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