〈BD〉カスタムの輝き・「サウスウエスト」編

 

カスタムキューを多数取り扱っている

UK Corporation

 

その代表、大原秀夫氏が所蔵している

キューを見ていく本企画。

 

(※過去記事はこちら

 

今回は『SOUTH WEST』

(サウスウエスト)を紹介します。

 

サウスウエストは1982年創業。

ネバダ州ラスベガスに工房があります。

 

アメリカンカスタムキューを象徴する

ブランドの一つとして知られ、

日本や台湾にも熱心なファンがいます。

 

個人で直接オーダーしても、

納品まで数年~10年はかかるという

屈指の人気メーカーです。

 

…………

 

今回紹介するモデルは、

大原氏が最近入手した

バーズアイメイプルのストレート。

 

画像では伝わりにくいですが、

「サテンフィニッシュ」モデル

(「マットフィニッシュ」とも言う)。

サラサラしたつや消し仕上げです。

 

撮影時に触らせていただきましたが、

世にあるほとんどのキューのバットが

ツルツル、ピタピタするのに対して、

このバットはサラサラ、スルスルでした。

 

インレイなどデザイン要素はなく、

ジョイントカラー部とバットエンド部に

シンプルな黒ラインのリングがあるだけ。

 

グリップはおそらく前オーナーによって

コルクに巻き替えられています。

シャフトは1本のみ。

 

 

大原氏・談:

 

「これをコロナ禍の副産物と

言えば良いのでしょうか(笑)。

 

家でネットオークションサイトを

見る時間が増えてしまって、

そのおかげで見付けたサウスウエストです。

 

バーズアイメイプルのストレート。

バットに少し曲がりあり。

リングは黒いラインだけのシンプルなもの。

グリップはコルクに換装済み。

シャフトは1本のみ。

 

それほど目を引く要素がない割に

なかなかいい値が付けられていました。

知ってる人じゃないと手が出せない

キューだったと思います。

 

私は画像を見て『サテンフィニッシュ』

(つや消し仕上げ)モデルだと気付き、

懐かしい気持ちもあって購入しました。

 

私がこの仕事を始めた頃

(1980年代後半~1990年代始め)、

アメリカのエキスポなどに行った時に、

 

『サウスウエストの

一番下のグレードのキュー』として、

このサテンフィニッシュモデルを

たびたび見掛けていたのです。

 

その頃はまだサウスウエストも

立ち上げから10年経つかどうか

という頃だったと思います。

 

実直に良いものを作って安く売り、

名前を広めようとしていた時代の

モデルの一つと言えるでしょう。

 

『サテンフィニッシュ』は、

ギターやベースなど楽器をやる人なら

耳馴染みのある言葉だと思います。

サラサラしていて指が動かしやすいので、

弦楽器のネックなどによく使われている

仕上げ塗装のことです。

 

サウスウエストでは今もよく

バーズアイメイプルを使っていて、

ストレートモデルも出していますが、

 

今は一般的な『グロスフィニッシュ』

(つやあり塗装)になっていますし、

リングワークも違っています。

シャフトも標準で2シャフトあるでしょう。

 

このサテンフィニッシュモデルは

当時は新品で700ドルぐらいだったと

記憶していますが、

 

近年サウスウエストという

ブランド自体が異常とも言える

高騰ぶりを見せている影響で、

このキューも当時の新品価格よりも

高くなっていました。

 

そして、このキューのグリップを

糸巻きからコルクに変えたのは、

たぶん前のオーナーさんでしょう。

 

1990年代~2000年代にかけて、

コルク巻きが流行ったんですよね。

 

今ほどコルクが高価ではなくて、

フィット感が良くて乾燥性も高く、

革巻きよりも安いということで、

結構やってる人がいました。

 

コルクがきれいに巻ける

リペアマンもたくさんいましたね。

 

このキューにいつコルクが巻かれたのか、

そして巻いてからオーナーさんが

このキューでどれだけプレーしたのかは

わかりませんが、

 

グリップ部の汚れは少ないですし、

バット全体を見ても傷がほとんどないので、

丁寧に扱っていたのだと思います。

おそらくストロークも綺麗で

クセがない方だったのでしょう。

 

……ということで、

 

昔、手に入れるかどうか迷って

結局見送ったものが、

数十年経った今、目の前に現れたら

……というお話でした」

 

(了)

 

 

…………

 

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