〈BD〉地滑りで被災した「スポーツ化の功労者」J・サンドマン氏に「メモリー」を

https://www.instagram.com/billiardsdigest/
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アメリカのビリヤード誌

『Billiards Digest』の了承を得て、

本稿を記しています。

 

『Billiards Digest』誌が1月17日に

インスタグラムとFBページで

こんな投稿をしていました。↓

 

 

概要を述べると……、

 

昨年12月30日にノルウェーの

オスロ郊外で発生した

地滑り(7名死亡・3名行方不明)で、

 

ヨルゲン・サンドマン氏夫妻が被災し、

家屋は倒壊した。夫妻は無事である。

 

サンドマン氏はWPAWCBSといった

プール・ビリヤード統括組織の設立に関わり、

スポーツとしての地位向上に努めた人物の一人

(現在は一線から退いている)。

 

被災に伴い、

サンドマン氏が大事にしていた

1990年代から2000年初期にかけての

写真、ポスター、パンフレットなどの

記念品は全て失われた。

 

そこで『Billiards Digest』誌は、

世界中にいるであろう

サンドマン氏の知人・友人や

プレイヤー・関係者に、

 

サンドマン氏とともに撮った記念写真や

サンドマン氏の功績を表す品を

提供してくれるように呼び掛けている。

 

『Billiards Digest』誌が窓口となり、

サンドマン氏にそれらの記念品を

まとめて届ける。

 

……とのことです。

 

先日Billiards Daysでは、

J・ショウがワールドゲームズ認定の

「月間アスリート」に選ばれた

というニュースを紹介しました。

→ こちら

 

ワールドゲームズビリヤード競技は

2001年の秋田大会から開催されていますが、

 

ビリヤードが種目として採用される上で、

大きな働きを担った中心人物の一人が

まさにこのサンドマン氏です。

 

氏が活躍していた時代が

1990年代から2000年代初頭

ということもあり、

今Billiards Daysを見ている方の中に

どれだけサンドマン氏を知るプレイヤーや

関係者がいるかはわかりませんが

本稿でもシェアしておきます。

 

『Billiards Digest』誌の

インスタグラム/FBページの投稿の

全文の日本語訳を以下の通りです

(協力:Thomas Martin)。

 

記念品の送り先は

投稿の最後の方に記載されています。

 

※なお、この件につきまして、

Billiards Daysにお問い合わせを

いただいてもお答えできません。

『Billiards Digest』誌に

直接お尋ねくださるようお願いいたします。

 

 

Billiards Digest記:

 

これは寄付金のお願いではなく、祈りが欲しいというお願いでもありません。

 

プール(ポケットビリヤード)界にほとんど匿名で貢献してきた人に、プールコミュニティから「大事なもの」を送って欲しいというお願いです。

 

それは記憶です。

 

…………

 

近年のプールプレイヤーやファンには馴染みがないかもしれませんが、Jorgen Sandman(ヨルゲン・サンドマン)は、1980年代の後半から2000年初頭までこのスポーツに多大な影響を与えた人物です。

 

スウェーデン出身のサンドマン氏は世界プールビリヤード協会(WPA)、世界ビリヤードスポーツ連合(WCBS)の設立の中核を担った人物であり、1996年にはWCBSを通じてビリヤードを国際オリンピック委員会(IOC)認定の「スポーツ」として承認を得られるように尽力しました。

 

現在のWPAやWCBSをどう思うかは別にして、1990年代にサンドマン氏が実現させたことは奇跡にしか思えません。なおかつ、非常に価値ある活躍でした。ほとんど予算がない中で、サンドマン氏は世界のキュースポーツ界の人々をまとめ上げて、同じ方向を向かせて、ビリヤードを国際的なレベルで認知させることに成功したのです。

 

それがどれだけ価値のあることかというと、正統な『世界選手権』が設立されただけでなく、スポーツとしての認知が進んだことで、世界中の国がビリヤードプログラムとその選手に投資するようになりました。さらに『ワールドゲームズ』のような国際総合競技大会(メダル競技)参加への扉を開いたのです。

 

…………

 

昨年12月30日、ノルウェーのオスロ郊外の街、アスクで起きた土砂災害(地滑り)でサンドマン氏夫妻の家が飲み込まれました。サンドマン氏と妻のアンナは家の中にいましたが、運良く無事に脱出できました(サンドマン氏は鎖骨を骨折しましたが)。

 

政府や保険会社はサンドマン氏の家や車や家財を補償してくれるでしょうが、彼が40年にわたるキャリアで築いた、血と涙と汗の結晶である記念品の数々は取り戻すことができません。ポスター、サイン入りボール、イベントプログラム、写真など、彼が費やした労力と人々の笑顔を写した全てが地滑りで失われてしまいました。

 

そこでBilliards Digestは、サンドマン氏の友人たちとプール・ビリヤード業界の人々に、協力を呼び掛けます。

 

1990年代から2000年初期までにWPAまたはWCBSイベントに参加した選手、スポンサー、プロモーターなどの皆さん。もし当時の写真、ポスター、記念品などをお持ちなら、サンドマン氏がまた当時を振り返ることができるように、ぜひともシェアや提供にご協力お願いします。

 

画像データなどはBilliards Digestのメールアドレス、 mikep@lubypublishing.com へ送信していただければ、当方がまとめてサンドマン氏に送ります。

 

デジタルデータ以外のアイテムは、

Billiards Digest, 47 W. Polk St., Suite 319, Chicago IL 60605.

までお送りください。

 

そしてこの投稿を皆さんのビリヤード仲間に広めてください。お金よりも価値あるギフトを、プールビリヤード界の特別な人に贈りましょう。

 

(了)

 

…………

 

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