〈BD〉「海外の同世代の選手達に追い付きたい。それが今の原動力」――『プロ3Cトーナメントグランツ戦』優勝・森雄介の談話

 

15日(日)の

3Cプロトーナメントグランツ戦』で、

 

大会2度目、プロ3Cキャリアでは

3度目となる優勝を飾った、

森雄介プロの談話をお届けします。

 

…………

 

Yusuke Mori

2014年JPBF入会

(JPBF最年少プロ) 

1993年10月15日生・O型・天秤座

◇ アマ時代戦績:

2012年全日本アマ3C準優勝

2012年全関東アマ優勝 

世界ジュニア3C・8回出場(最高位はベスト8)

◇ プロ戦績:

2014年全関東バンド選手権優勝

2014年全日本バンド選手権優勝

2017年PRO 3-Cushion Tournament GLANZ戦優勝

2017年全日本プロバンド選手権優勝

2017年、2018年、2019年 JPBFプロ3Cランキング2位

2019年全日本3C選手権準優勝

2019年JBS MAJESTY CUP優勝

2020年PRO 3-Cushion Tournament GLANZ戦優勝

使用キューはADAM JAPAN

キューケースは3seconds

東京『アレナ』所属

Just Do It所属

 

…………

 

 

――2019年6月の

JBS MAJESTY CUP』以来、

1年5ヶ月ぶりの優勝です。

 

「そんなに経ってましたか。

 

今回、優勝した瞬間は嬉しかったですけど、

自分の思うようなプレーは

ほとんどできなかった。

終わってすぐに練習したい

気持ちになりました。

 

課題だった部分が、

やっぱり試合になると上手くできなくて。

また素振りから始めたいなと(笑)」

 

――自己評価は良くないのですね。

 

「『おやっ』とか『うーん』の連続でした。

 

ごまかしながら撞けるタイプの球は

割と上手いこと撞けていて、

実際まあまあ当たってて。

 

だけど、厚みとかをシビアに、

きっちり撞かないといけないような球は、

ずっと変な感じのまま撞いてましたね」

 

――ベスト8(vs 森陽一郎。実父)は、

よく当てていたのではないかと。

 

「16キューで30-16ですよね。

 

スコア的には良かったと思いますけど、

結構いい球が自分に回って来てたし、

運が良かったからだなと思ってます」

 

――準決勝と決勝戦は?

 

「自分としては準決勝50点、

決勝戦は30点ぐらいの出来でした」

 

――厳しい採点ですね。

それでも勝てたのは?

 

「コロナ禍で試合がない間に

サボらずにちゃんと練習していた

おかげなのかもしれません。

それで少しは力が付いたのかな。

 

少なくとも、

ごまかして撞くタイプの球が

まあまあ当たっていたのは、

練習し続けていたからだと思ってます」

 

――ベスト8から決勝戦までの

3試合のアベレージは「1.428」です。

 

「自分でもその数字を

どう評価していいかわからないです。

 

以前なら『1.428は悪くない』と

感じてたと思うんですけど、

 

今回は、自分の出来は

そんなに良くなかったのに

1.428もあるのかという感覚です。

 

それはたぶん、

たまたま当たっただけの球も

結構あったんだと思いますし、

 

ちょっとは実力も上がってきた、

……と思いたいです(笑)」

 

――決勝戦は重い雰囲気の競り合いに

なりました。上がり際でプレッシャーは?

 

「決勝戦は梅田(竜二)プロの

展開だったと思いますが、

たまたま終盤、自分にチャンスが

何度か回ってきていたと思います。

 

最後は一気にスパッと

上がれたら良かったんですけど、

全くそうならず(笑)。

 

それも含めて

『試合だなぁ』という感じでした」

 

――プレッシャーというのとは

またちょっと違う感覚でしたか?

 

「そうですね。

『試合ってこんな感じだったな』と。

 

ドキドキ感はありましたけど、

痺れてしまうほどではなかったです。

 

自分の出来が良くなかったことも含めて、

むしろ『試合って楽しいな』と」

 

――プロキャリア7年目で

3Cタイトルが3つになりました。

 

「7年で優勝3回ですか。

 

全く意識してなかったですけど、

改めて言われると少ないなと思います。

 

その代わり準優勝は

10回近くあるんじゃないですか?(笑)

 

準優勝の多さを悔やむことはないですけど、

 

去年(2019年)の『全日本選手権

(新井達雄プロに決勝戦で敗れた)

だけは鮮明に覚えています」

 

――2月の『東京オープン』以来、

約9ヶ月ぶりの試合でしたが、

待ち遠しい気持ちでしたか?

 

「『早く試合がしたいな』

というふうには思ってなかったです。

 

試合がないこの時期は、

自分を見つめ直して底上げする

良い機会だと考えてました。

 

この2年ぐらい海外遠征が続いていて、

年間の試合数がだいぶ多くて、

まとまった練習時間を

全然持ててなかったんですよ。

 

当時からそれは反省というか、

意識して変えていきたいなと

思っていたところだったので、

 

この7、8ヶ月間は新しいことを

試したり、じっくりと練習する

良い期間になったと思います」

 

――試合がないとモチベーションが

保てないというプレイヤーもいますが、

森プロはそうではない?

 

「もともと僕はそこまで

『試合試合!』『勝負が好き』

というタイプじゃなくて、

 

どちらかというと

『ビリヤードが好き』

というタイプなので、

 

試合がないからモチベーションが

保てないということはないです」

 

――では、練習に取り組む原動力とは?

 

「自分より先を行っている

海外の同年代の選手達に

なるべく早く追い付きたい、

少しでも差を縮めたいという思いです。

 

最近はUMB(3Cの世界選手権や

ワールドカップなどを管轄)でも、

 

PBA(2019年に韓国で始まった

新国際プロツアー)でも、

 

同年代の韓国やスペインの選手とかが

よく上位に行っているんですよ。

 

置いていかれてる感がありますし、

『のんびりしてられないな』

と思ってます。

 

……でも、ビリヤードって難しい。

 

練習をやればやるほど

自分が下手くそに思えてきて

困っちゃうんですよね……(笑)」

 

(了)

 

 

 

…………

 

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