〈BD〉「トータルバランスが優れていて扱いやすいです」――ルーキープロ・奥田玲生に聞く『NISHIKI』タップの使用感

 

9月下旬に発売された

豚革6枚積層の新タップ、

『NISHIKI』(ニシキ。「錦」)。

 

※BD記事はこちら

 

今回はNISHIKI契約プレイヤーの新人プロ、

奥田玲生(おくだたまみ)プロに

登場いただき、

 

NISHIKIタップの使用感と、

始まったばかりのプロ生活について

お聞きしました。

 

奥田プロは現在18歳のJPBA最年少プロ。

8月にJPBAプロテストを受けて

54期生になった期待のルーキーです。

 

アマ時代は、数々のアマタイトル・

ジュニアタイトルを獲得し、

2019年『世界ジュニア(9ボール)』

女子の部では準優勝と、

優れた戦績を残しています。

 

現在は神奈川県横浜市旭区の

『アストロ鶴ヶ峰店』にインストラクターとして

週2~3日勤務し、レッスンを行うほか、

 

YouTubeで

『ビリヤード たまちゃんねる』を立ち上げて、

様々な企画でビリヤードの魅力や、

自身のプレースタイルを発信しています。

 

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※NISHIKIの最新情報など、より詳しくは、

NISHIKIブランド公式サイト https://nishiki-brand.jp/

Facebookページ https://www.facebook.com/nishikibrand/

Twitter https://twitter.com/NISHIKIBRAND

Instagram https://www.instagram.com/nishikibrand/

 

※NISHIKIタップの購入は

国内のNISHIKI取り扱いビリヤード用品店にて。

取り扱い店舗一覧はこちら

 

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奥田プロはKeithAndy(キースアンディ)『M-Spec KL』シャフトにNISHIKIの『M』を付けている
奥田プロはKeithAndy(キースアンディ)『M-Spec KL』シャフトにNISHIKIの『M』を付けている

 

撮影協力:『アストロ鶴ヶ峰店』(神奈川県横浜市旭区)

 

 

――NISHIKIを使うようになった経緯は?

 

奥田:メーカーさんからお話をいただき、NISHIKIタップを試させていただいたところ、とても良くて自分のタップの好みとも一致していましたし、「海外の試合でも信頼して使える」という実感が得られたのが大きな理由です。メーカーさんと直接お会いしてお話をした中で、お考えや価値観に共感できる部分が多かったことも理由の一つです。

 

――NISHIKIに変えてすぐ使えましたか?

 

奥田:はい、変えたその瞬間から使えました。こんなに良いと思ったタップは初めてです。はじめはSを使ってましたけど、自分のキューは柔らかめなので、Mの方がより合うかなと思ってMに付け替えたところ、やっぱりMがしっくりきました。

 

――打感や音は?

 

奥田:しっかりした打感ですが、硬い訳ではなく、食い付いてくれる感じがあります。音も気に入ってます。私はカチーンという甲高い音はあまり好きじゃないんですが、NISHIKIは高すぎず低すぎず、中間ぐらいの音だと思います。

 

――性能面の印象は?

 

奥田:球負けせずに手球をちゃんと捉えてくれて、スピンをしっかり乗せてくれる感じです。球負けしないタップというと、球離れが速くて手球が飛んでいくような印象を持つ方もいると思いますが、NISHIKIはちゃんと食い付いてくれるので、自分のショットイメージと同じように手球が動いてくれる感覚があります。トータルバランスが優れていて扱いやすいところが良いですね。

 

――具体的に、以前より撞きやすくなった球はありますか?

 

奥田:どんな球も撞きやすいですけど、強いて言うなら、私の場合は押し球がやりやすくなりました。それは単純に回転量が多くなったからだと思います。それと、弾かせる球のコントロールもしやすくなりましたね。食い付いてくれるおかげで、先球も手球も暴れにくくなっているんだと思います。あとはもう……タップは良いのでどんな球も私の腕の問題ですね。ミスしたら全て私のせいで、タップのせいではないです(笑)。

 

――メーカーは高い耐久性や品質の安定感なども謳っていますが、奥田プロの感想は?

 

奥田:それはすごく感じています。「良いのは始めだけでだんだん劣化したりするのかな」という不安もあったんですけど、良い状態をずっと維持しているので安心しました。それに、言われているようにNISHIKIはタップの側面が膨らむことがほぼないのも嬉しいですね。側面が膨らんだら整えて(削って)、また膨らんだら整えて……を繰り返してるとやっぱり打感も変わるので、公式戦がある時期はいつメンテナンスするかを気にしてしまいます。でも、NISHIKIならその心配がいらないですし、仮にもし遠征先でタップが飛んだ(外れた)としても、新品を取り付けても打感や性能がほとんど変わらないという安心感がありますね。

 

――奥田プロがNISHIKIを信頼していることがよく伝わってきます。

 

奥田:本当に良いですから(笑)。それに、NISHIKIは税込み1,980円と、今の積層タップの相場からすると『買ってみようかな』という気持ちになりやすい価格なのも良いですね。だからといって、高価なタップと比べて総合的な性能が落ちるということはないと思います。バランスが良くてどなたでも扱いやすくて、長持ちするタップだと思うので、ぜひ一度使ってみてほしいです。

 

 

――ここからは奥田プロの近況を。2020年の間にプロになるつもりだったということは前にお聞きしましたが、12月ではなく8月のプロテスト(※コロナ禍のため本来6月だったが8月に実施された)を受けることにしたのは?

 

奥田:昨年(2019年)12月、BDさんにインタビューしてもらった時は『世界ジュニア』の決勝戦で負けた悔しさもあって、「あと1回、世界ジュニアに挑戦しようかな」という考えも少しありました(※年齢的に2020年大会がラストチャンス)。でも、今年1月と2月にプロの試合(『関西オープン』と『関東オープン』)に出てみて、改めてプロの方々のレベルの高さや自分自身に対する厳しさを目の当たりにして、私も早くレベルの高いところに踏み込んでいかないと向上できないと感じました。プロ入りを12月に先延ばししたら精神的に逃げの気持ちになりそうだったので、8月に受けることにしました。受検者は私一人。コロナもあったので仕方ないですけど、ちょっと寂しかったです(笑)。

 

――それから約2ヶ月。プロとしての自覚は芽生えてきましたか?

 

奥田:試合はまだないですが、プロとして『アストロ鶴ヶ峰店』さんでインストラクターをやらせていただいていますし、こうやってメディアに出させていただく機会も増えて、日々充実していて楽しいです。お店のお客様からも『プロ』として見ていただいたり、応援の声を掛けていただくことが多くなって、嬉しい気持ちとその声に答えたいという気持ちでいっぱいです。お客様方がプロ入りのお祝いとしてベストを贈ってくださったんです。これをまとってプロデビュー戦を撞くのを楽しみにしています。

 

――プロとしての今後の目標は?

 

奥田:「世界で活躍できるプレイヤーになりたい」というのが以前からの大きな目標で、それを目指して高橋邦彦プロ(1998年9ボール世界チャンピオン)に教わりながら練習してきました。プロになった今、これまでの実績は全くなしにして、まっさらのいちプレイヤーとして厳しい世界で戦い抜けるだけの力を身に付けたいと思っています。私は小さい頃からプロの方々を尊敬していて『いつかは自分も』と憧れていました。まだまだ私の力は足りないですが、皆さんと互いに高め合い、プロの名に恥じない実力を身に付けたいと思います」

 

(了)

 

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Tamami Okuda

生年月日:2002年3月18日

出身・在住:神奈川県

ビリヤード歴:約10年

プロ入り:2020年8月(JPBA54期生)

2015年&2016年『日本学生ナインボール選手権大会』(小中学生の部)優勝

2016年『全関東選手権』(女子級)優勝

2017年『全日本ジュニア9ボール』優勝(他、準優勝2回)

2019年『9ボールアジア選手権』ジュニア女子ダブルス優勝

2019年『9ボールアジア選手権』ジュニア女子シングルス3位(2018年も3位)

2019年『アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』(第18回鹿児島国体県民参加プログラム大会)女子級優勝

2019年『世界ジュニア』女子の部準優勝(日本代表選出合計4回)

2020年8月にJPBAプロ(54期生)に転向

使用キューは全て『KeithAndy』

所属店:『アストロ鶴ヶ峰』、『LINK相模原』(ともに神奈川県)

 

 

 

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