〈BD〉ルーキープロ（川上善広、佐原弘子、比嘉龍矢）練習会 at 『KULICKS』。赤狩山幸男、栗林プロ夫妻も参加

2020年1月にプロになったJPBA54期生。

しかし、JPBA公式戦は、

新型コロナウイルス感染症拡大のために

3月から開催されておらず、

再開の見通しはまだ立っていません。

年初の2試合に出ただけで

54期生達のルーキーイヤーは

過ぎようとしています。

そんな54期生の川上善広、

佐原弘子、比嘉龍矢の3名は

以前から交流があったこともあり、

自主的に練習会を開催したりしていました。

そのことを耳にした先輩、

赤狩山幸男プロが、ルーキー3名と、

栗林達・栗林美幸プロ夫妻も誘って、

計6名での練習会を催すことに。

9/4（金）に、スカイツリー近くの

栗林プロ夫妻のお店『KULICKS』

（クリックス。東京都墨田区）で、

換気や消毒などを徹底して行われました。

赤狩山幸男・談：

「新人プロ達は皆、試合に出ることを楽しみにしてプロになったと思うんですが、まさかのコロナ禍で試合どころではなくなってしまいました。川上くん、佐原さん、比嘉くんの3名は、僕も以前から関わりがありましたし、彼らが『プロ辞める』と言い出さないように（笑）、いや、せめて普段とは違う形で、緊張感のある練習の場を作れたら良いなと思って企画しました。栗林プロ夫妻に協力をお願いしたらすぐ快諾いただいて、クリックスさんも使わせていただけることになりました。栗林プロ夫妻にも感謝です」

練習会は6名総当りリーグ戦方式で

行われました。

6ラック先取の交互ブレイク制で、

男子プレイヤーのブレイク番では10ボール、

女子プレイヤーのブレイク番は9ボール、

と種目もミックス

（男子vs男子の場合は10ボールのみ）。

BDは終わりの方だけ

見学させていただきましたが、

ゲーム中は公式戦のようなピリッとした雰囲気。

クリックスのテーブルはどれも競技仕様

（トーナメントエディション）で、

ラフに撞くとすぐ的球が弾かれてしまうため、

シュートにもポジションにも集中力が要されます。

どのカードも全く気が抜けず、

全く先の読めない展開になっていました

（BD的には観戦していて楽しかったですが……）。

対戦終了直後にはその場で感想戦が行われ、

先輩から後輩へアドバイスを贈るシーンも

見られました。

比嘉龍矢・談：

「先輩プロ、しかもトップの方々にこんな練習会を企画していただいて、僕らとしては感謝と幸せしかありません。今日ここに来るまでにすごく緊張していましたし、全然思うようには撞けなかったですが、思いっきり楽しみました。学ぶこともたくさんありました。ありがとうございました」

佐原弘子・談：

「私達にすれば願ってもないお話で、ただただありがたかったです。以前からそうなのですが、本当に赤狩山プロは面倒見の良い先輩で、プランをお聞きした時に感激しました。今日はとても楽しみにして来ましたし、やはり平場ともハウストーナメントとも異なる緊張感があり、さらにまたモチベーションが高まりました」

川上善広・談：

「めちゃくちゃ楽しいです。赤狩山プロと栗林プロご夫婦に感謝しています。いつか自分達もこんな先輩になりたいです。今コロナで試合がないことは残念ですけど、この期間をどう過ごすのか、それが問われるのがプロアスリートですし、いつでも試合できるように準備とトレーニングあるのみだと思います。今日も先輩方のプレーからあらゆることを学び、良い刺激をいただきました」

目を輝かせながら感想を語るルーキー達。

積極的に先輩達に質問をぶつけ、

貪欲に吸収しようとする姿勢からは、

ポジティブで強い向上心が溢れていました。

なお、練習会は、

栗林達プロが5戦全勝で優勝。

2位が4勝1敗の赤狩山幸男プロ。

さすがはトッププロ、という結果に

なったことを付記しておきます。

…………

約1年前の、クリックスでの映像↓