いや〜、楽しい企画です。
見てたら久しぶりに
「5-9」をやりたくなりました。
（※5-9のルールと流れは
本稿の終わりの方で簡潔に解説します）
…………
2019年いっぱいで引退した、
メガネプロ改めメガネアマ、
野内麻聖美・元プロ。
その野内さんのyoutubeチャンネル、
「メガネの部屋」の最新動画がこの
「メガネの部屋番外編5
女だらけのビリヤード59バトル【前編】」
です。
合計20マス（20ラック）のうちの
前半10マス（10ラック）を公開しています。↓
場所は『スティンガー』（埼玉県入間市）。
プレイヤーは3名で、
JPBAの「なみぞう」こと高田奈実プロ、
『スティンガー』オーナーの
「よだれタレ子」こと新谷通子選手、
スティンガー所属「デビル伊藤」
こと伊藤いづみ選手、です。
新谷選手・伊藤選手はともに
関東および全国の大会で
優勝・入賞歴のあるトップ女子アマ。
このメンバーでは高田プロが最年少で、
球歴も5-9経験も一番短いと思います。
野内さんは現場MCおよび
実況者として登場（プレーはしていません）。
解説者は高田プロ。
この10マスの映像を見る限り、
やはりスティンガーのオーナー、
新谷選手はテーブルコンディションを
熟知しているのか、プレーが安定しています。
8番から9番へのサイド出しと
サイドへの入れがきれいに決まっている
場面が複数あり、5-9愛好者なら
「それやりたい」と膝を打つはず（笑）。
後半（11マス目～20マス目）は
どんな展開になるのか……??
後編の公開を楽しみに待っています。
実況&解説の野内さんと高田プロは
場の雰囲気と3名のプレースタイル・人柄を
わかりやすく語っていて、
動画を見る楽しみを増幅させています。
5-9（人数撞き）ってやっぱり
見て楽しめるコンテンツですね。
…………
5-9をよく知らない方に、
遊び方やルールを簡潔に説明すると……。
読み方は
「ゴーキュー」と「ゴック」の2つあり。
サシ（1対1）でも出来ますが、
基本的に3名以上の「人数撞き」用に
考案された日本独自の9ボールゲームです。
先に関西で「ジャパン」が生まれ
（点球は「3、5、7、9」）、
その後関東でアレンジされて出来たのが
「5-9」です（点球は「5と9」）。
ジャパンと5-9は兄弟みたいなもので、
ルールはほぼ同じ。
基本的に点球の個数だけが異なります。
5-9では、
5番と9番が「点球」（てんだま）と呼ばれ、
5番をコーナーポケットに入れると1点、
サイドポケットに入れると2点、
9番をコーナーポケットに入れると2点、
サイドポケットに入れると4点、
……を参加している全員からもらえます。
規定ラック数を撞いて、
獲得点数の大小を競います。
フロック（ラッキーイン）は
普通の9ボールと同じく「あり」（有効）。
なので点球でスーパーラッキーショット
（フロック）が炸裂して盛り上がる
（or しらける）ことも。
マスワリをすると、
「そのラックの獲得点数が2倍」になります。
また、9番は「入れるだけでOK」ではなく、
9番を入れながら手球を
ブレイクエリアにポジションする
必要があります（「ツー出し」と呼ぶ）。
ツー出しが出来ないと9番イン無効&
「9番フット戻しで次の人に交代」になったり
（この動画ではそのルールでやっています）、
9番の点数が「半分」
（&次ラックのブレイク権失効）に
なったりします（BDはこっちで覚えた派）。
誰かがファウルをした場合、
次のプレイヤーは「手球フリー」での
リスタートは出来ません。
ファウルの仕方に応じて、
「手球も的球も両方現状」や
「的球センター or フット
（手球は現状 or ブレイクエリア内フリー）」
でリスタートします。
通常の9ボールでは、
「5ラック先取」というように
獲得ラック数で勝敗を決めるに対して、
5-9は「今日は30マスで」などと
プレーするラック数を参加者同士で決めておいて
（プレイヤーの意向や時間の都合で
ラック数の延長・短縮が途中で認められたりと
結構アバウトだったりしますが）、
ラストラック終了時の点数で
勝敗（順位）を決めます。
セーフティは「なし」なので、
攻め一辺倒のゲームです
（人数撞きでセーフティをしても
自分にメリットがなく守る意味がないため）。
点球をひたすらサイドポケットに狙う人や、
手堅く取り切り（マスワリ）を重ねて
「倍付け」を目論む人、
コンビやバンクがとにかく上手い人など、
個性が出やすいゲームでもあります。
（※トッププロが5-9やジャパンをやると、
サイドポケットに点球を入れつつ
マスワリ連発したりするので、
あっちゅーまに点数が激増します）
以上、通常の9ボールとは
勝手が違うところが多々ありますし、
ハウスルールも多いので
事前にプレイヤー間でルールを
確認する必要がありますが、
好きになってハマると誰もがすぐ覚えます。
それが5-9（とジャパン）というもの。
そんなところを頭に入れておいていただくと、
5-9やジャパンの動画鑑賞やプレーが
より楽しめるのではないかと思います。
…………
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