〈BD〉【寄稿】『Mega Break』はこんなお店。タイ・パタヤのビリヤード事情vol.2 by Ian

 

文化遺産・自然遺産やビーチリゾートなど、

観光スポット豊富な東南アジアの仏教国、タイ。

 

ビリヤード好きな人にとっては、

「スヌーカー強国」のイメージがあるでしょう。

 

ですが、プール(ポケットビリヤード)も

盛んだということはあまり知られていません。

 

首都バンコクだけでなく、

リゾート地として知られるパタヤにも

著名ビリヤード場が複数あり、

ローカルプレイヤーだけでなく、

海外からも多くのプレイヤーが訪れています。

 

今、熱を帯びているパタヤプール事情を、

現地に住む日本人、

「Ian」(イアン)さんがレポート。

 

2回目となる今回は、Ianさんが足繁く通う

パタヤのビリヤード場

『Mega Break』の紹介です。

 

…………

 

Ian記:

 

サワディーカップ(こんにちは)。

タイはパタヤに住むIanです。

 

前回は月に一度行われる大会、

『9Ball High Roller』についてリポートしました。

 

今回はパタヤのプール事情と、私のホームである

『Mega Break pool hall』について

紹介していきたいと思います。

 

私が日本に一時帰国してビリヤードをする際、

相撞きした方に

「普段はどこで撞いてるんですか」

と聞かれることがあります。

 

「タイに住んでるのでそちらで」という話に

なりますが、まさにこのMega Breakが

私が普段よく行くお店です。

 

…………

 

 

観光地として日本の皆さんにも

馴染みのある国、タイですが、

 

「観光と遊びで行った事あります」

「象に乗りました」

「フルーツ安くていいですね」という感じで、

残念ながら現地のビリヤードが

話題になることはまずありません。


知っている方でも

「スヌーカーが盛んな国」という程度です。

 

…………

 


確かにスヌーカーはタイでは

ポピュラーな競技で有名な選手も多く、

日本人のスヌーカー選手も

タイに修行に来ると聞きます。

 

私の知る限り、パタヤにも大きな

スヌーカーホールが4軒ほどあります。


そしてタイには現役を引退した

本場イギリスのスヌーカープレイヤーが

多く住んでおり、現在彼らの多くは

プールプレイヤーに転向しています。

 

…………

 

 

余談ですが、ここタイでは

イギリスの影響を受けている事が多くあります。


普段耳にする英語の発音、イントネーション、

言い回しがブリティッシュイングリッシュだったり。

 

食事もイギリス料理やイングランド

ブレックファーストをよく目にします。


観るスポーツとしては最もポピュラーなのは

サッカーですが、皆さんが興味あるのは

イギリスのプレミアリーグです。


そんなタイですが、実はアメリカンプール

(ポケットビリヤード)に関しても、

バンコクとパタヤで盛んに行われています。

 

…………

 


ここパタヤでも約1km圏内にプールホールが、

『Mega Break』『Legends』

『Double Kiss』と3店舗あり、

 

それ以外にもパタヤ市内には、

9フィートのテーブルを10台近く備えた

プールホールが2店舗あります。

 

…………

 

 

小さなプールホールや、

スヌーカーテーブルを備えたお店を含めると、

まさに星の数ほどの店舗がパタヤにはあり、

誰にとっても身近な競技や娯楽となってます。

 

どのプールホールも外国人が経営しており、

客層も我々外国人が大半を占めています。

国籍は様々で、世界中の方々がプレーしています。

 

タイのハイシーズンは、日本も含めた

北半球の国々の冬のシーズンになります。

 

客層はヨーロッパ諸国、特に北欧諸国

(フィンランド、スウェーデン、デンマーク、

ノルウェーなど)の割合が増えます。


あとはロシア、アメリカ、東南アジア諸国、

最近では中東諸国、中国といった感じです。


『Mega Break』にも日本人プレイヤーが

時折来店され、日本が休日や祭日であろう

タイミングではかなりの確率で見受けられます。


…………

 


『Mega Break』の入り口は2ヶ所あり、

Soi Diana側(通りの名前)に一つと、

もう一つは裏側にあります。

 

中に入ると入り口からは想像出来ないほど

天井は高く、ホール内の空間は広々としてます。

 

入店するとスタッフが声を掛けてくれるので、

ビリヤードをしたい旨を伝えるだけでOKです。

 

テーブルは全部で14台、テーブル間隔は充分あり、

隣を気にすることなくノーストレスでプレー出来ます。

 

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料金はこの様になっています

(1B=3.6円程度)。

 

プレイヤーの数ではなく、

テーブルチャージという形なので、

何人でプレーしても料金は変わりません。


実際の利用者は、友達同士で来られる人、

複数人、カップル、一人……と様々。

日本と比べると、

若い方や女性プレイヤーの割合が高いです。


注意点として、

ドリンクを注文する必要があります。


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一人で来られて相撞きをしたい場合、

手が空いていればスタッフが相手してくれます。

気軽に声を掛けてみてください。


または、他のお客さんに一声掛けて

相撞きしているプレイヤーも多いです。

その方がテーブルチャージが割安になりますね。

 

ビジターの方がよくやられてる種目は、

8ボールと9ボールです。

 

プレーが終了したら、

精算の旨をスタッフに伝えてください。

時間は全てコンピューターで管理されています。

 

そして、パタヤ在住者や、

長期滞在者の為にメンバー制度もあります。


こちらは時期によって利用時間や料金が変わる事も多く、

ハッキリとした金額は申し上げられませんが、

月会費制でお得にはなってます。

 

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『Mega Break』には

ビリヤードをやられない方も訪れます。

 

ご存知の通りここタイは年中暑い国です。

屋外で歩き疲れ、ドリンクを飲みに寄られる方、

近くのジムでトレーニング後に

決まって訪れる方など様々。

 

フードメニューも

タイ料理から洋食まで何でも揃ってます。

 

そして、ホール内で放映されてるTVを観たり、

もちろんWi-Fiも完備してますので、

ネットサーフィンなどをしています。

 

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今年に入ってからホール内は禁煙になりました

(喫煙は外の所定の場所)。

 

パタヤの他のホールでも

禁煙化が進んでいるみたいです。


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とまあ、今回はゆる~く

パタヤのプール状況を紹介してきました。

 

実のところパタヤ(タイ)はプール天国だと

おわかりいただけたでしょうか。

機会があるようならぜひ訪れてみてはどうでしょう。

 

次回は、よりプレイヤー目線で、

日本とのビリヤード文化の違いや、

トーナメントについて紹介していきたいと思います。

 

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Ianさん、ありがとうございました!

 

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◆ Vol.1 タイ・パタヤ、トーナメント参戦記

 

 

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