〈BD〉中津の『ひのでグリル』(代表:川本比呂志プロ)に行ってみた。九州取材(2019年11月)のちょっと裏側 Part 2

 

Part 1より続く)

 

小倉から中津(大分県)に移動したBD。

 

中津駅北口のロータリーから

西に伸びるアーケード商店街、

「日の出町商店街」を歩きます。 

 

お昼は人通りが多いとは言えませんが、

飲食店や居酒屋などが多く入っているので、

夜はなかなかの賑わいを見せます。

 

 

駅から2分歩いた所にあるのが

今回の目的地、『ひのでグリル』。

 

2018年10月に、

JPBAプロの川本比呂志プロ

(かわもと・ひろし。JPBA43期生)が開いた、

 

「ビリヤードテーブルのある、

塊肉とお酒とコーヒーのお店」です。

 

BDで1年前にオープンの経緯や

店舗コンセプトについて紹介しましたが、

あの時は本人からの提供画像で記事を作ったので、

お店を訪れるのはこれが初めて。

 

笑顔で出迎えてくれた川本プロは、

 

「オープンしてからの数ヶ月は

本当に苦しかったんですが、

少しずつ中津の人達に知ってもらえて、

リピートされるお客様も増え始め、

なんとか軌道に乗ったかなというところです。

 

ラグビーワールドカップの時は

大分に泊まれなかった人達が

中津に泊まっていて、

うちのお店にも来てくれました。

ラグビーファン、特に外国人ファンの

飲みっぷりは半端ないですね。

お店としてはすごく助かりました(笑)」

 

と近況を教えてくれました。

 

…………

 

 

店構えは完全に飲食店のそれ。

 

看板などにはビリヤードとダーツが

あることが記載されていますが、

それを認識しておらず、後で気付いて

驚くお客様も少なくないとのこと。

 

…………

 

 

1Fはカウンターとテーブル合わせて22席。

 

暖色系でまとめられた空間は、

温かみがあって程よくカジュアルな雰囲気。

 

「お一人でコーヒーを楽しまれる人や

ランチにいらっしゃる方も多いです」

(川本)

というのも頷ける、入りやすいお店です。

 

…………

 

 

「ぜひお肉を召し上がってください。

お肉そのものの品質と美味しさを

引き出す調理には自信があります。

お肉に合うワインをはじめ、

アルコール類も各種取り揃えています」

(川本)

 

もちろん、お肉を!

 

…………

 

 

肉料理が出来るまで、

『テールスープの炊き餃子』で

ハイボールを一杯。

 

店内のモニターではビリヤードの

試合映像が流されていました。

 

「よくビリヤードを映しています。

物珍しいのか興味津々で眺めるお客様が多く、

『これ、ビリヤード?』

『どんな風にゲームを進めるの?』と

聞かれることも結構あります。

もちろんビリヤードの説明をしたり、

『お店の2Fで遊べるので良かったら』

と勧めたりしています。

皆さん、好意的な反応ばかりです」

(川本)

 

…………

 

 

特製のグリル機で手際よく肉を焼く川本プロ。

この姿、誰もビリヤードプロだとは

思わないでしょう。

 

店内にはJPBAの認定証

(プロライセンス)も掲示されていますが、

川本プロが自分からお客様に

「ビリヤードのプロです」と

告げることはほとんどないのだとか。

 

「ここは飲食店。まずは料理やコーヒーで

認めてもらえないといけないですから。

 

でも、BDの記事を読んだのか、

『川本さんってビリヤードのプロなんですね』と

聞いてこられる方もたまにいます(笑)。

それはそれでありがたいです」

(川本)

 

…………

 

 

そんな話をしていたらお肉が登場。

 

画像上から、牛タン

和牛ブリスケット、和牛赤身。

 

 

クラフトビール『日向夏』をおともに、

お肉を噛み締めます。

……う……うんまーーー!!

 

どれもしっとりした口当たりの中に

肉の旨味が濃厚に感じられ、ジューシーです。

 

ひのでグリルではこういった上質のお肉を使った

特製お弁当(要予約)も好評で、

取材時にも問い合わせの

電話がかかってきていました。

 

…………

 

 

オススメの品、『梅じゃこピラフ』でシメ。

さっぱりパクパク行けます。

 

サラダ、おつまみなどのサイドメニューや

ご飯物もあるので、グループでの

会食・パーティや飲み会にも良いですね。

 

…………

 

 

食後にはカフェラテを。

 

ひのでグリルには、

“九州で唯一ここだけ”という

最新鋭のハイエンドエスプレッソマシン

(SYNESSO S200)があり、

豆の性質を存分に引き出した奥行ある味わいが

中津のコーヒー好きからも好評なのだとか。

 

…………

 

 

そしていよいよ、

店内の階段を上がって2Fへ……。

 

テーブル席もあって思った以上に広いです。

椅子とソファは15名分ほどあります。

もちろん2Fまるごと

パーティーなどでの貸し切り利用も可。

 

…………

 

 

ビリヤードテーブルは

ブランズウィックの『ゴールドクラウン4』。

 

ダーツマシンは『VSフェニックス』

(ともに利用料金は30分350円(税別))。

 

ビリヤードテーブルに天板を載せて、

大きなダイニングテーブルとして

使うことも出来ます。

 

このテーブルはすでに

中津の人たちに愛されているようで、

「うちの稼ぎ頭かも……(笑)」とのこと。

 

「飲食でいらしたお客様が、

『ここビリヤードあるんだ。やってみたいな』

という感じで遊んで行かれたり、

パーティーなどグループでのご利用の際に

楽しんでくださったり……

というケースが多いですが、

ビリヤード目的で来店されるお客様も

徐々に増えてきています。

 

『やってみたら楽しかった』、

『またやりたい!』。

そう言っていただけることが

この1年本当によくありましたし、

たまに僕がトリックショットを披露したりすると、

びっくりするぐらい盛り上がります。

 

2Fは個室っぽくなっているので、

気兼ねなく仲間とワイワイと遊べるのが

また良いんでしょうね。

おかげでお酒やフードのオーダーもよく入ります。

このテーブルは売上にもかなり貢献してくれています」

(川本)

 

…………

 

 

中津に限らず、地方都市では

ビリヤード場(ビリヤード専門店)が閉まり、

ビリヤードテーブルが徐々に

失われる傾向にあります。

 

以前から川本プロの胸中には

どうにかしてその状況を変えて行きたい

という思いがありました。

 

「ビリヤードが好きで携わってきた身として、

中津からビリヤードが消えないように

この1台だけでもなんとか守りたい。

 

そんな思いで1年やってきましたが、

想像以上に人気で、

『ビリヤードって本当にすごいな。

人を魅了したり、集めたりする力を持っている』

と、逆にこちらが気付かされることが多かったです。

 

プレイヤーさんや常連さんに通っていただくという

一般的な『ビリヤード場』のスタイルは

都市部では成り立つと思いますが、

地方ではかなり厳しいと思います。

 

プレイヤーがいないどころか、

そもそもビリヤードに触れたことも

見たこともないという人がたくさんいます。

 

だから、まず知ってもらうところから

始めないといけないと思いましたし、

それにはこんな風に飲食をメインにして、

そこにビリヤードを組み合わせていくのが

ベストじゃないかと思っていました。

 

これだけビリヤードが好意的に受け止められ、

思い思いの遊び方で楽しんでもらっているのを

見ると、こういった形でテーブルを

導入した甲斐があったなと思います。

 

オープン前後は

『お肉、コーヒー、お酒、ビリヤード。

やりたいことが多すぎるんじゃない?』と

助言をいただくこともありましたが、

 

この1年やってみて、

色々と苦労も多かったですが、

この方向性は間違ってはいなかったと思います」

(川本)

 

ビリヤードを知らない人を念頭に置き、

ゼロベースで「地方でのビリヤードの売り方」

を見直した川本プロ。

 

実体験から紡がれる言葉には、

地方ビリヤード場・地方ビリヤード産業の

生き残り・再生のヒントがあるように思います。

 

川本プロ自身は今はなかなか

キューを握る時間が取れないようですが、

「いつか必ず競技の世界に戻る。

その気持ちだけは失わずに、

今はお店に集中しています」

とのこと。

 

ビリヤードの試合会場に顔を出すのは

しばらく先になりそうですので、

「ヒロシP」に会いたい人はひのでグリルへ。

 

中津で美味しいお肉とコーヒーを堪能したい人や、

ビリヤードをしたい人ももちろん行きましょう。

 

…………

 

 

ひのでグリルよりお知らせ:

 

「現在、当店では

アルバイト、正社員共に募集中です。

 

お肉やコーヒーが好きな方、

人と話すことが好きな方はもちろんのこと、

 

働きながらビリヤードを上達したい方、

プロを目指したい方、歓迎します

(福利厚生でビリヤード料金は無料です)。

時間がある時にビリヤード指導もします。

 

初めての方でも安心して働けます。

ご興味のある方はぜひご連絡ください。

Tel. 0979-53-9929」

 

…………

 

Shop Information

 

『ひのでグリル』(Hinode Grill)

 

住所:〒 871-0034 大分県中津市日ノ出町1-350-13

電話:0979-53-9929

定休日:火曜日(※事前のご予約があれば開けることも)

営業時間:

ランチ=月、水、木、金の12時~15時

ディナー=月、水、木、日、祝日は18時~24時。金、土、祝前日は18~2時。

※2020年1月現在、スタッフが揃うまで時短営業中です

ビリヤード:1台(ゴールドクラウン 4)

ダーツ:1台(VSフェニックス)

Facebookページ:https://www.facebook.com/hinodegrill/

Instagram:https://www.instagram.com/hinodegrill/

 

 

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BD Official Partners :  

世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED 

創造性と匠の技が光る伝統の国産キュー。ADAM JAPAN 

ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt 

末永くビリヤード場とプレイヤーのそばに。ショールームMECCA 

カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation

13都道府県で開催。アマチュアビリヤードリーグ。JPA

徹底した品質の追求。信頼できる道具をその手に。KAMUI BRAND

赤狩山幸男プロ参加の平日トーナメント開催中。 BAGUS

カーボン繊維構造REVOシャフト発売中。PREDATOR JAPAN

ジャストなビリヤードアイテムが見つかる。キューショップジャパン

2018年4月大阪市淀川区西中島に移転リニューアルオープン。日勝亭

オウルグローブ新モデル「+」(プラス)発売中。SHOP FLANNEL

国内外トッププレイヤー達が信頼する国産積層タップ。斬タップ

 

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Cue Ball Samurai―ビリヤードサムライLINEスタンプ 

 

 

 

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