〈BD〉「ベスト16を越えてから流れが好転している感覚がありました」――北海道オープン2度目の優勝・土方隼斗の談話

Hayato Hijikata     Photo :  On the hill !
Hayato Hijikata Photo : On the hill !

 

5/25~5/26の

北海道オープン』で優勝した、

土方隼斗プロの談話をお届けします。

 

大会の翌日に取材しました。

 

…………

 

Hayato Hijikata

JPBA40期生

1989年3月16日生 東京都出身&在住

アマ時代の2005年に『世界ジュニア』銀メダル

2005年、2013年、2019年『関東オープン』3勝

2007年『ルカシージュニアワールドテンボール』優勝

2008年、2019年『北海道オープン』2勝

2010年『エイトボールオープン』優勝

2013年&2016年『ジャパンオープン』優勝

2013年、2014年、2016年『関西オープン』3勝

2013年『東海グランプリ』優勝

2016年『全日本ローテーション』優勝

2016年『ハウステンボス九州オープン』優勝

2016年『北陸オープン』優勝

2018年『全日本14-1』優勝

『グランプリイースト』通算18勝、他、入賞多数

2013年&2016年JPBA男子年間ランキング1位

使用キューはEXCEED & MEZZ

 

…………

 

 

――2008年大会(当時プロ3年目)以来、

11年ぶり2度目の優勝です。

 

「1度目の優勝の時は、

北海道という土地にまだご縁はなく、

単に遠征で行っていたというだけでしたけど、

 

その後、2011年~2012年頃に、

チャレンジマッチのお仕事で

よく北海道に行かせてもらってました。

 

その当時来てくださっていた方々が

今回試合会場に足を運んでくださって。

その前で優勝することが

出来たのが嬉しかったですね。

 

2008年大会の後、準優勝(2016年)や

3位はあったんですけど、

やっと北海道の方々に

優勝する姿をお見せ出来た

という感覚です」

 

――前回の優勝時(2008年)、

ベスト8(vs D・ラザラン戦)で

マスワリ8連発を出しましたね

(※JPBA公認の連続マスワリ最高記録。

西尾祐プロも保持)。

 

「そうです。

あの日から僕は『マスワリ王子』

ということになりました(笑)。

 

北海道オープンは

やはり特設会場でプレー出来る

オープン戦ということで、

こちらもテンションが上がるので、

毎年『頑張りたいな』と

思う大会の一つですね」

 

――今回の決勝戦(vs 川端聡)は

互いにマスワリスタート。

見どころの多い好ゲームだったと思います。

 

「いやぁ、そうですかね。

自分としてはシュートミスが

多めだったかなという感じでした。

たぶん3回やってますよね。

 

その内2回はやっちゃいけない球。

特に第13ラック(7-5時)の

上がり際の6番サイドミスは

絶対にやっちゃいけないヤツです。

 

あれを飛ばした(外した)時は、

ヒルヒル(7-7)まで行くことを

覚悟してました。反省です。

 

逆に、難しい配置を2回ぐらい

取り切れていたと思いますけど……

内容的には良い面も悪い面もあった。

そんな決勝戦だったと思います。

 

ただ、僕はフロックも1回出してるし、

ナチュラルセーフティっぽく

相手に残した球もあるし……。

決勝戦は自分に展開が

向いてくれたなっていう感じがあります」

 

――最後、第14ラックは、

相手が2番インスクラッチをして、

3番でフリーボールが回って来ました。

 

「あの流れで自分にフリーボールが

回って来るというのは、

やっぱりツイていたと思います。

 

前のラックを上がり損ねていたことで

軽くテンパってましたけど、

自分自身を落ち着かせようと思いながら、

慎重にやりました」

 

――2日間の状態は?

そして印象に残っている試合とは?

 

「2日間、内容的には

結構良かったと思います。

 

印象に残っているのは、

ベスト16(vs 稲川雄一)です。

一番きつい試合だったので(8-7)。

 

稲川プロがかなりナイスで、

ブレイクも良くて、5回マスワリ出されて、

回って来る気がしなくなるような展開でした。

 

でも、自分も懸命にプレーして、

ヒルヒルになって、最後は

相手のブレイクがイリーガルでした。

あのラストラックをちゃんと

取れたのがとても大きかったです。

 

ベスト16を越えてからは、

流れが好転していっているような

感覚がありました。

 

……いや、でも、

いつものことながら難しいですね。

流れを引き寄せるっていうのは。

 

いくら自分の状態が良かったり、

なんとか粘って戦っていても、

全く展開が自分に向かない時がある。

かと思えば、その反対もあるので」

 

――『USオープン』(4月)では、

最初から最後まで展開が向かないゲームを

経験しました(vs P・ホルツ戦)。

 

「ああ……そうでしたね(苦笑)。

調子も良くて、気合いを入れて

アメリカに行ったらあの展開が待っていて。

 

あれは過去の数ある試合の中でも、

最悪な流れからの敗北だったと思います。

 

その前の、昨年12月の

『9ボール世界選手権』のA・カザキス戦も、

こちらがどうすることも出来ない流れで

負けてしまって。

 

自分の力を出し切った実感があって

負けるのならまだいいけど、

全くそんなことも出来ずに負けたので、

 

海外で頑張りたいという気持ちが強い分、

あの2大会の結果はかなりこたえましたね。

 

そんななかで今回優勝できたのは

ホッとしました」

 

――ところで、今回、プレーキューの

シャフトは『IGNITE 12.2』ではなく

『EX Pro』でしたね。これは?

 

「『IGNITE 12.2』を

使うのを止めた訳ではなく、

今はテーブルコンディションに応じて、

『IGNITE 12.2』か『EX Pro』を

使い分けています。

 

両シャフトで違う良さもあるので、

いろいろと研究中です。

 

今回の特設会場の

新ラシャのコンディションだと、

まだ自分の感覚的には、

慣れている『EX Pro』の方が力加減の

調整をしやすいかなと判断しました。

 

『IGNITE 12.2』も

非常に良いシャフトなので、

もっとこのシャフトを勉強して、

早く合わせたいところです」

 

――6月には

『グランプリイースト第3戦』があり、

そして、7月には

『ジャパンオープン』もあります。

 

「やっぱり近いところでは

『ジャパンオープン』が最大の目標です。

 

そこに向けて、今回の優勝で、

悪いイメージを払拭できた部分もあるので、

それも嬉しく思っています。

 

あと、行けるかどうかは

まだわからないですけど、

7月下旬の『10ボール世界選手権』

(ラスベガス)に出られるなら、

もちろん挑戦しますので、

7月を目標に力を入れていきたいですね」

 

(了)

 

 

 

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