〈BD〉「心掛けていた2つのこと。良い感触が得られました」――大阪クイーンズオープン優勝・河原千尋の談話

 

5/12(日)の

大阪クイーンズオープン』で優勝した

河原千尋プロの談話をお届けします。

 

河原プロはこれが今季2勝目

(2月の『関東オープン』以来)。

 

この大会では、前身大会の

『全日本女子9ボールオープン』を

含めると6度目の優勝となります

(改称されてからは3度目)。

 

…………

 

Chihiro Kawahara

1985年1月5日生 

JPBA39期生

JPBA女子年間ランキング1位・8回

(2010年、2011年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年)

『ジャパンオープン』優勝2回(2013年、2015年)

『全日本女子プロツアー』優勝10回

『関西オープン』優勝5回

『東海グランプリ』優勝3回

『大阪クイーンズオープン』優勝3回

(※前身の『全日本女子ナインボールオープン』優勝3回(3連覇))

『セントラルレディースオープン』優勝2回

『北陸オープン』優勝2回

『関東レディースオープン』優勝3回

『全日本選手権』準優勝3回

アジアンインドアゲームズ銀メダル2回、銅メダル1回

2015年『女子9ボール世界選手権』4位

2016年『アムウェイカップ』3位

2016年『女子9ボール世界選手権』準優勝

その他、優勝・入賞多数

『アンセーズ』(大阪)所属

使用キューはEXCEED & MEZZ

使用タップは

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…………

 

――目まぐるしい展開の決勝戦でした。

序盤だけを見ると快勝ペースでしたが、

中盤以降、徐々に相手の流れになりました。

 

「そうですね。

序盤はブレイクの取り出しも

上手いこと決まってくれていて、

配置のトラブルも少なく、

良い感じで進められていました。

 

序盤が良かっただけに、

中盤以降ああいう流れになった時は、

『あぁ、自分でこの展開にしちゃったなぁ……』

と思ってしまいましたね(苦笑)。

 

でも、たった一つのミスから

大変なことになってしまうことがある

というのは自分でもよくわかっています。

 

自分に非があることもわかってましたし、

これで負けてしまっても

しょうがないなという気持ちでした」

 

――流れが相手に傾いたのは

第8ラック辺りからだったでしょうか。

 

「第8ラックはターンが何度も

行き来していたので、わかりやすいのは

あのラックだと思いますけど、

 

私自身はその前の前のラック

(第6ラック・9番ミス)とか

前のラックのミスを引きずっていて、

全然切り替えられていない状態でした。

 

それが顕著に出てしまったのが

第8ラックだったと思います

(※ミスがいくつかあったが、

結果的に河原プロが取って5-3とした)」

 

――最後、ヒルヒル(6-6)の時の

心理状態とは?

 

「相手がブレイクをして、

難しいとはいえ、取り出しがあった

(2番がカットで攻められる形だった)ので、

 

マスワリで上がられても

しょうがないと思ってました」

 

――ですが、相手が2番をミスして

撞き番が回ってきました。

 

「2番が見えていたし、

大きなトラブルもない配置だったので、

『頑張って取り切るだけだな』と」

 

――2番は穴前でしたが、3番へ

きれいに出すのは難しそうな形でした。

 

「本当は3クッションで

3番の裏を通したかったんですけど、

手球が3番に当たって

変な形になってしまうのが怖くて、

ヒネリを多いめに入れたら、

結局2クッションで

3番に当たってしまって」

 

――とはいえ、3番は攻められる形でした。

あそこからの取り切り。プレッシャーは?

 

「かなり大きかったです。

 

その前のラック(第12ラック)も

上がれるところで5番をミスしてましたし、

 

2回失敗して優勝出来ないとなると

大きな悔いが残ると思ったので、

 

『ここで取らないといけない』という

プレッシャーはありました」

 

――では、ゲームボールを入れた瞬間は

安堵の気持ちだったでしょうか。

 

「はい、ほっとしましたね。

 

今年は『関東オープン』(2月)で

優勝していますが、その後、

あまり良くない結果が2つ続いていたので

(『全日本女子プロツアー第1戦 in 京都』と

『CPBAクイーンズオープン in 札幌』。

ともに9位タイ)、

 

ランキング的にもここで優勝しておかないと

どんどんつらくなるなとは思ってました。

 

今年も1、2、3位のプレイヤー

(※4月ランキングでは河原千尋、

栗林美幸、平口結貴の順)が、

常に上位にいる状態が

年明けから続いていますから、

その意味でも勝てて良かったです」

 

――大会2日間のプレーの自己評価は?

 

「2日とも良かったです。

 

もしかしたら、今回のファイナルや、

他の試合でミスをしている姿を見て、

そんなに良さそうに思えなかった人も

いたかもしれないですけど、自分的には

土日とも全く悪くない状態でした」

 

――決勝戦以外で特に印象に残っている

試合や場面とは?

 

「今回は全試合、

厳しかったなという印象ですね。

 

大会初日(土曜日)は、

2連勝でベスト16に入れましたけど、

試合内容的には自分も相手も互いに

良くて、厳しい展開になってました。

 

日曜日もそうでした。

常にしっかり気を入れておかないと

負けてしまうなという試合が続いたので、

その中で勝ち抜けられたのも

良かったと思います」

 

――今大会に向けて重点的に

取り組んでいたことなどはありますか?

 

「何か特別なトレーニングを

していたということはなく、

普段通りだったと思いますけど、

自分がミスをしやすい球は

重点的に練習していました。

 

あと、気を付けてやっていたというのは

ブレイクショットですね」

 

――ランダムラック対策は?

 

「私自身で新たに考えたことは

特にないですが、

 

皆のブレイクを見て、

『ああ、こういう感じがいいのかな。

じゃあ試してやってみよう』と

真似したりはしていました」

 

――来月は女子プロツアー第2戦が

石川県であり、2ヶ月後には

『ジャパンオープン』もあります。

今後どんなところを磨いていきたいと

考えていますか?

 

「今回は、大会前の練習で

自分の心地よいフォームバランスや

心地よいストロークというものを

発見出来たという感覚があって。

 

それに加えて、戦略的な部分も

『こういうふうにしよう』と

しっかりと決めて行ったんです。

 

その2点をいい加減にやらないように

意識しながら試合をしていたんですけど、

自分ではすごく良い感触を得られたので、

 

ひとまずこの先もこの方向性を

心掛けて、試合を想定しながら

練習したいと思っています」

 

(了)

 

 

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