ラスベガスで開催中の
ベスト16の8試合が全て終わりました。
全試合TVテーブルで1つずつ進行。
Day 4に6カードを行い、
Day 5の午前中に
残る2カードを行いました。
全8試合を以下でざっと振り返ります。
大会6度目の優勝を狙う、
アメリカのリーダー、
S・バンボーニングは
ベスト16で敗れています。
これでアメリカ勢は「0」に。
ベスト16を終えて、
ベスト8の組み合わせは以下の通り。
J・フィラー vs F・サンチェスルイス
J・デルーナ vs A・パグラヤン
劉海濤 vs 張玉龍
王燦 vs 呉珈慶
この4試合は全てDay 5に行われます。
最終日（Day 6）は準決勝と決勝です。
…………
J・ショウ 4-11 J・フィラー
Day 4のオープニングマッチ。
昨日までの会場の隣の広間に設けられた、
新特設TVテーブルのこけら落としは、
この大注目カード。
先手を取ったのは
2017大会覇者のショウだったが、
昨年の9ボール世界王者のフィラーが、
持ち前のファスト&アグレッシブな
プレーであっさりと抜き去り、
ショウに反撃の糸口をほぼ与えずに
ゴールテープを切った。
ゲームボールをバンクで決めて
「Yeeeaaaahhh !」の咆哮。
…………
F・サンチェスルイス 11-4 柯乗中（カーピンチュン）
スペイン、台湾両国の若手筆頭対決。
前日までと変わらず、
時に笑顔も見せながら、のびのびと
キューを出すサンチェスが主導権を握り、
柯乗中にまとまったプレーをさせず。
サンチェスルイス、2017年大会の
3位以上を狙う。
…………
J・デルーナ 11-9 I・マジド
リードを保ちながらゲームを優位に
運んだのは、老練かつガッツあふれる
プレーでここまで勝ち進んできた
イングランドのベテラン、マジド。
フィリピンのデルーナにとっては
焦れる時間が続いたが、
終盤にマジドがいくつかのミスを犯し、
デルーナが逆転に成功。
…………
A・パグラヤン 11-10 A・ヤップ
ワールドトップ達を次々に破って
上がってきたシンガポールの
若きエース、ヤップが先行し、
2005年本大会覇者のパグラヤンが追う展開。
大舞台に動じないヤップも見事だったが、
持てる技術を存分に発揮し、
会場を味方につけたパグラヤンが、
最後も巧みなランアウトを決めて
ヒルヒルマッチを制した。
…………
許凱綸（シューカイルン） 9-11 劉海濤（リュウハイタオ）
台湾vs中国の1カード目。
若い許凱綸がスピーディーな
ランアウトを決めれば、
安定感抜群の劉海濤が
コツコツとポイントを積み立てる。
この試合もヒルヒルになるかと思われたが、
許凱綸がヒルヒルに追い付く
第20ラックで8番へ出しミス→
8番が隠れる→
空クッションでファウル。
思いがけない結末で劉海濤が勝利。
…………
張玉龍（チャンユーロン） 11-3 J・イグナシオ
高い技量と胆力を有し、
スキのないプレーを展開する張玉龍。
運も味方につけ、中盤以降は無敵状態に。
快速ランアウトマシーンのイグナシオも、
今日は自分の日ではないと
思ったのではないだろうか。
張玉龍が圧勝でベスト8へ。
…………
許睿安（シュージュアン） 6-11 王燦（ワンカン）
Day 5の朝イチに行われた
台湾vs中国の2カード目。
アメリカ遠征経験豊富な
中国の若手、王燦を、
真面目で研究熱心な台湾の若手、
許睿安が追う展開に。
一進一退の攻防となるが、
王燦が中盤のリードを活かして、
そのまま逃げ切った。
…………
S・バンボーニング 7-11 呉珈慶（ウージャーチン）
ベスト16の最注目カード。
アメリカNo.1と中国No.1の一騎打ちは
バンボーニングが一時は7-4までリード。
会場は大いに盛り上がる。
しかし、そこからバンボーニングは
2度のファウルを犯し、
呉珈慶を生き返らせてしまう。
呉は一気に7連取で逆転勝利を収めた。
最後、バンボーニングには8-10に
出来るチャンスがあったが、9番をミス。
これが呉のゲームボールとなった。
大会最多となるバンボーニングの
「USオープン6勝」の達成は
来年以降に持ち越しとなった。
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※ライブスコアおよび
試合スケージュールはこちらから
（ラスベガスは日本より16時間遅れています）。
※大会3日目まで（日本の水曜日まで）、
TVテーブルの生中継は
大会公式FBで無料視聴出来ます。
その後、決勝ラウンドベスト16からは、
日本ではDAZNで見られます。
※フォトギャラリーDay 1その1
※フォトギャラリーDay 1その2
※フォトギャラリーDay 2
※フォトギャラリーDay 3
※フォトギャラリーDay 4
※Day 1終了時のJPBA選手戦績まとめはこちら
※Day 2終了時のJPBA選手戦績まとめはこちら
※Day 3終了時のJPBA選手戦績まとめはこちら
※ベスト16組み合わせはこちら
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