〈BD〉「自分の”攻めのローテ”が出せたかなと」――『全日本ローテーション』でプロ入り初優勝・小川徳郎の談話

 

先週末の『全日本ローテーション』で

プロ入り初優勝を飾った、

 

小川徳郎プロの

一問一答をお届けします。

表彰式の数時間後に話を聞きました。

 

…………

 

Norio Ogawa

1990年3月19日生、神奈川県出身

JPBA52期生

国士舘大学卒業

現在は株式会社HAPPYで勤務 http://www.happy-kaitori.jp/ 

アマ時代に

『第55期~57期名人戦・名人位』

(2015年~2017年)を始め、

『プレ国体』『マスターズ』

『アマローテ』『アマナイン』など、

アマチュア全国タイトルを多数獲得。

プロ1年目の2018年は、

GPE-5』準優勝、『北陸オープン』3位。

2019年『全日本ローテーション』でプロ入り初優勝

使用キューは『ADAM JAPAN

『ナビケータージャパン』契約プロ

 

…………

 

 

――初優勝の実感は?

 

「じんわりと来てます(笑)。

 

そして、身体はすごく疲れてるけど、

やっぱり優勝したからか、

興奮冷めやらずというか。

目が冴えている感じです」

 

――プロ入り後、オープン戦では

初めての決勝戦でした。

 

「『今までとは違う緊張が来るのかな』

と思って、ファイナルの前は

ちょっとドキドキしてましたけど、

始まってみたら意外と撞けたかなと」

 

――最後の8、9、10、11の4球は、

緊張感が高まっていたのでは?

 

「あそこはだいぶきてましたね。

 

8番は切り返しで出しに行きましたけど、

どこかに守りの気持ちがあって

厚めから入れに行ってました(笑)。

実際8番は厚めから入ってたし。

 

そしたらやっぱり9番への出しが

若干ショートして。

その9番を入れて、10番も入れて、

11番にちゃんと出せたところで

一安心という感じでした」

 

――大会2日間、

良い内容で撞けていたと思いますか?

 

「いやぁ、運が95%でした(笑)。

とりあえずラッキーだったなと。

 

球の調子も、正直なところ、ぼちぼちか

それほど良くはないという状態で、

優勝のイメージは全くなかったです。

 

ただ、空クッションだけは冴えていて。

セーフティをされても、いい感じに

空クッションで返せていたと思います。

その印象は結構残ってます。

 

あと、このローテーションのルールは、

慣れ親しんできたものとは違うけど、

 

アマチュア時代のローテーションの

良いイメージがそのまま出せた

ところもあると思います。

 

自分は攻めっ気がある方ですけど、

攻めのローテが出せたかなと。

 

コンビとか狭い所へのポジションとか、

ゴチャッとした配置の取り切りとか、

そのあたりは今回も

アグレッシブに行けたかなと思います」

 

――そういえば、大会の数週間前に

ギックリ腰になってたんですよね?

 

「そうなんですよ(苦笑)。

 

2週間ぐらい前にやってしまって、

今は日常生活は大丈夫ですけど、

ビリヤードはまだ本来のフォームでは

撞けません。

 

普段の棒立ち気味のスタンスだと

構えられないので、スタンスを変えて、

膝を曲げて撞いてました。

 

でも、怪我の功名というのか、

『こっちのスタンスの方が安定するかも』

みたいな発見はありました」

 

――この61点先取×5ラック先取という

ローテーションルールはどうでしたか?

 

「やっぱり別物だと思います。

普通のローテーションとは。

 

特にファウルの後が完全フリーボール

というのがキツイですね。

普通のローテーションの戦い方が通用しないし、

違う種目として撞いていた感じです。

 

何が正解かわからないままやっている感じで、

だから、自分が勝つ姿を

想像できなかったというのもあります。

 

あと、1番から取って行って、

11番を外した時のあのやるせなさ(笑)

(※1番から自分一人で的球を入れて行くと、

11番がラックボール(66点)となる)。

 

9番とか10番あたりは出しミスが怖くて

すごくドキドキします」

 

――アマ時代の『名人位』、『アマローテ』、

都道府県対抗』MVPの3タイトル、

そしてプロになって今回と、

ローテーションタイトルを制覇しました。

 

「あんまり意識はしてないですけど、

ローテーションと相性が良いんでしょうね。

 

面白いのは面白いです、ローテは。

配置が難しくなることが多いので、

戦略的なことや取り方の組み立てを

ちゃんと考える必要がありますけど、

それは嫌いじゃないです」

 

――今後の目標は?

 

「もっとコンスタントに上位に

行けるようにするということと、

9ボールや10ボールでもタイトルが欲しいです」

 

――最後に、応援してくれた人へ一言。

 

「プロ2年目でやっと芽が出た、

ぐらいだと思いますが、

これからも精進していきますので、

応援よろしくお願いします。

 

あと、関西で試合のある時に

いつもお世話になっている

大阪の竹村幸祐選手にも感謝しています。

今回もたっぷりとお世話になりました。

 

先週、GPW-1で優勝した飯間智也プロが、

『竹村さんは自分が教えている方です』と

BDで語っていましたけど、

 

『いやいや、竹村さんに教えているのは僕です』

……と書いておいてもらえますか(笑)。

 

でも、竹村さんと親しくさせてもらってる

プロが2週連続優勝ってすごいですよね(笑)」

 

(了)

 

 

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