決勝戦と準決勝の試合動画。↓
（しかし、サムネールは
なんとも不思議ですね……）
カタールの首都ドーハで
開催されていた
今年の『9ボール世界選手権』。
さきほど決勝戦が終わり、
ドイツの新鋭、
ヨシュア・フィラー（21歳）が、
決勝戦で、
ディフェンディングチャンピオンの
カルロ・ビアド（フィリピン）を
13-10でくだして、
初の9ボール世界チャンピオンの座に就きました。
優勝：ヨシュア・フィラー（ドイツ）
2位：カルロ・ビアド（フィリピン）
3位：アレキサンダー・カザキス（ギリシャ）
シェーン・バンボーニング（アメリカ）
円熟期を迎え、チャンピオンらしい
安定感あるプレーで勝ち進み、
準決勝では優勝候補筆頭の
S・バンボーニング
（ブックメーカーのオッズでは
一番人気だったようです）も退けたビアド。
決勝戦が始まる前は、ビアドの
2連覇は堅いかな……と
BD的には思いましたが、
決勝戦ではテーブルコンディションに
最後まで適応しきれていない様子で、
主導権を握る時間は短く、
それまでの試合で見せていたような
支配的なプレーは出せませんでした。
一方のフィラーも、
準決勝の後半と決勝戦の前半は
硬くなっていたのか、
絶好調とまでは見えなかったですが
（準決勝は展開的にはカザキスが
勝つ流れでした）、
持ち前のアップテンポで
オフェンシブなスタイルを貫き、
ポイントを積み重ねて勝利しました。
ゲームボールを入れた直後は、
これまた彼らしく、
「Yes !!!!」と絶叫し、
キューを放り投げ、
テーブルのまわりを飛び跳ね、
テーブル上に上がって、
喜びを全身で表していました。
昨年の『チャイナオープン』優勝、
昨年の『モスコーニカップ』MVP、
そして今年の『WPS第2戦』優勝など、
弱冠20歳にしてトップクラスの
活躍を見せていたフィラー、
遂にワールドチャンピオンの
称号をも手にしました。
ドイツ人の9ボール世界チャンピオンは、
O・オートマトン（1995年）、
R・スーケー（1996年）、
T・ホーマン（2003年&2013年）
に続き4人目となります。
これは国別で見ると最多。
なお、8名が出ていたJPBA勢は、
栗林達&赤狩山幸男の17位タイが
最高位となりました。
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