〈BD〉ユーザー増加中、新KAMUIチョーク『ROKU』。その特徴を有田秀彰プロに聞く

今夏に販売が開始された、

KAMUI BRANDの新チョーク、

『ROKU』（ロク）。

（※販売時の記事はこちら）

珍しい六角形の形状を持つROKUですが、

その性能の高さと持ちの良さが評価され、

現在世界各国でユーザーが増えています。

11月にROKU専用のラバーケースや

CHALK SHARK（マグネット式

チョークホルダー）も登場し、

使い勝手が良くなったことも

大きく影響しているでしょう。

今回は、KAMUI契約プロの

有田秀彰プロにご登場いただき、

ROKUの塗り味や性能、

前モデルとの比較など、

プレイヤー視点で教えていただきました。

※取材は11月の『全日本選手権』会場で

行いました。

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――まず、『ROKU』が出る前に有田プロが使っていたチョークは？

「KAMUIの『1.21β』が出た当初から使っていました。ただ、普段のショットではそこまで使うことはなくて、『ここぞ』という時のチョークというか。非常にグリップ力が高いので、手球の端の方を撞く時など撞点がシビアな場合に使うことが多いです。普段はハウスチョークなどを使っていました」

――新しい『ROKU』の使用感はいかがでしょうか？

「かなり良いですね。塗った感触は、僕の第一印象では、そこまでしっとりしている訳ではないけど、十分に塗れているというものでした。ガリガリッとした硬さはなく、どちらかと言えば柔らかめ。この感触が気持ち良いですね」

――性能面は？

「申し分ないです。撞点も外側まで広く使えますし、キューミスはしにくく、何の不安なくプレーに集中出来ます。グリップ力だけで言えば『1.21β』の方が高いかなと思いますが、もちろん『ROKU』も十分に高いグリップ力を備えていますし、総合的に見ると『ROKU』が勝っているところが多いです」

――例えばどんなところでしょうか。

「1.21βではボールやラシャにチョークの痕が残りやすかったので、気を使いながら使う場面もありました。でも、ROKUはそこが大きく改善されていてほとんどチョーク痕が残らないので、気にせず使うことが出来ます。それと、なかなかチョークが減っていかないことに驚いています。これは1.21βだけじゃなく、他の多くのチョークと比べても減りにくいと感じています。かなり長持ちしますね」

――今回の『全日本選手権』では、有田プロは『ROKU』と『1.21β』の両方を使っていましたね。

「全日本選手権のテーブルコンディションは、乾燥のせいなのかキューミスしやすいことが以前から知られています。そこまで端の方を撞いていなくてもキューミスすることがあるし、他の選手を見ていてもキューミスは多いです。なので、普段は『ROKU』ですが、たくさん引きたいとか、マックスの右下・左下を撞きたいという時は『1.21β』を使います」

――有田プロは『ROKU』に専用のラバーチョークケースを付けて使っています。

「もともと僕、この六角形という形状は苦手だったんですよ（笑）。持った感じ、滑りやすい気がして。でも、このラバーケースが出来たことによって、掴みやすさや塗りやすさがかなりアップしたので良かったです。僕はチョークシャーク（マグネット式ホルダー）は使わないですが、このラバーケースは重宝しています」

――ROKUはどんな人にオススメでしょうか。

「今はたくさんチョークの種類があるので、マイチョークを探している人も迷うことがあると思います。ROKUは2,000円する高級チョークですが、性能面で不足を感じることはないですし、長持ちするので、その金額を費やすだけの価値は間違いなくあります。あとはやはり、ボールやラシャにチョークの痕が残ることを気にして以前のカムイチョークを使ってなかったという人もいると思うので、そういう人にも使ってもらいたいですね」

（了）

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※菅原利幸プロが語る「ROKU」。

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