〈BD〉「僕はビリヤード研究家なんで(笑)」――『GPE-8』優勝・大井直幸の談話

 

先週末の『GPE-8』で優勝し、

2018 GPEのMVPも獲得した、

大井直幸プロの談話をお届けします。

 

取材は大会翌日に行いました。

 

本日(12/12)、

大井プロはカタールへ。

 

12/14より、

9ボール世界選手権』を戦います。

 

…………

 

Naoyuki Oi

JPBA40期生

1983年1月10日生 東京都出身

JPBA年間ランキング1位・5回('06年、'12年、'14年、’15年、’17年)

2012年『9ボール世界選手権』3位

2014年『全日本選手権』準優勝

2017年&2018年『ジャパンオープン』準優勝

2017『ワールドゲームズ・ヴロツワフ大会』銅メダル

2017『USオープン9ボール』5-6位

2018『CBSAツアー 中国・密雲戦』優勝

『関西オープン』優勝1回

『全日本ローテーション』優勝3回

『北陸オープン』優勝5回

『北海道オープン』優勝3回

『東海グランプリ』優勝4回

『グランプリイースト』(GPE)優勝4回(2018 GPE MVP)

『グランプリウエスト』(GPW)優勝16回

『ワールドカップオブプール』3位・2回

他、優勝・入賞多数

使用グローブ&キューケースはOWL

使用キューはHOW(ハオ) 

使用タップは斬(ZAN)

所属:Shop FLANNELPool & Darts FLANNEL

スポンサー:日勝亭

 

…………

 

 

――まず、GPE-8の感想を。

 

「頑張りました。以上(笑)。

 

いや、なんだろう……

調子が良いことはわかっていたんで、

普通に撞いてただけかな。

 

相変わらずキュー

(プレーキューの『HOW Cue)の

バランス調整をやり続けてるんですけど、

今またすごく良くなってきていて。

 

自分の探究心が良い方向に出たかな

というのもあります。

 

それと試合テーブルのポケットは

広かったので(ノーマルサイズ)、

 

『誰も外さないだろうな』と

思いながらやってました。

それが勝因じゃないですかね。

 

『ターンが回ってくるだろう』

みたいな甘えは全くなかったし、

実際難しいゲームが続いてたし。

 

準決勝(vs 土方隼斗)

決勝(vs 羅立文)も

相手は失敗らしい失敗はしてなくて、

ブレイクだけの差だったんじゃないですか?

そこは僕がツイてましたよね」

 

――9年ぶりにGPEに戻って来て、

いきなり4勝を挙げてGPE年間MVPにも

輝きました。決してそれを狙っていた

訳ではないと思いますが……。

 

「うん、それは

全く目標にはしてなかった(笑)。

 

もちろんGPEで4回勝てたこと、

MVPになれたことは嬉しいですけど。

 

ただ、いざ最終戦を迎えるってなったら、

『お、MVPが近いのか、欲しいな』って

ちょっと思ったりして。

 

それまでそんなこと考えてなかったし、

むしろ、第1戦から3回連続優勝してたから、

『もう確定じゃね?』みたいな(笑)。

 

でも、その後、

『いや……そうでもないぞ』と(笑)。

 

そういう意味では、

こっち(GPE)は年間の

開催数が多いから(※今年は全8戦)

そういうランキング争い的な

面白さもあって良いなと思いますよ。

 

去年まで、年4~5戦だったからね

(※昨年まで『GPW』で

9シーズンプレーしていた)」

 

――話は変わりますが、

先月の『全日本選手権』は9位タイでした

(ベスト16で羅立文に敗れた)。

 

「選手権の間、調子は良かったです。

 

ただ、羅プロに負けた試合は……

自分の予想していたゲーム展開とは違ってた。

全く自分の思う形に出来なかったですね。

 

 

打ち合い的な展開に

なるかなと思ってたら、

テーブルコンディションだったり

ブレイクが思ったようにはいかなくて、

そうはならず。

 

羅プロのペースにまんまと

ハマっていった感じはあります(笑)。

あれは上手くやられました。

羅プロ、調子も良さそうだったしね。

 

こっちも一生懸命最後までやってたけど、

ちょっとずつ僕の悪いところが

出ていたからああなったんだと思うし、

 

納得はしてないけど、

納得せざるを得ないというか。

 

だから、このGPEの決勝で

羅プロに勝てたことは良かったですよ。

 

出来る時にリベンジしておかないと、

またすぐやられちゃうから(笑)」

 

――同じ相手に続けて負けるのは嫌なもの?

 

「嫌ですね、やっぱり。

試合が始まってしまえば、

そんなこと全く思わないんですけど、

始まる前はちょっと思います」

 

――今年はあと1試合、

世界選手権』(カタール開催)が

ありますが、国内戦は全て終わりました。

2018年を振り返ると?

 

「やっぱり中国

(9月『CBSAツアー北京・密雲戦』)で

勝てたことが一番大きいです。

 

それと、年間を通して見ると

今まで以上にコンスタントに力が

出せるようになってきたなと感じたし、

アベレージが上がってきてる

実感を得られた年だったかな。

 

もっと言うと、

『この先も、もう少しアベレージが

上げられるんじゃないか』

と感じた年でした」

 

――まだまだ伸びていけると。

 

「うん、今まで以上の高い所に

もうちょっと長く自分を

置いておけるんじゃないかっていう。

 

というか、高い所に

長くいられる状態にしておかないと、

 

結局、世界の舞台で結果を

出せるかどうかなんていうのは、

さらにその先のことだから。

 

高いアベレージがあった上で、

さらにその上に抜けて行ける時がないと、

アイツら才能集団は倒せないんでね」

 

――ワールドトップ達ですね。

 

「そう、ヤツらを倒すには、

自分に合う道具もそうだし、

あらゆるものをフル装備しないと。

 

もうこっちは課金課金ですよ。

アイテム集めなきゃ(笑)」

 

――アイテムと言えば、

ブレイクキューやジャンプキューも

よく試したり変えたりしていますね。

 

「今のジャンプキュー

(MEZZ『AIRDRIVE 2』)は、

お店(東京『FLANNEL』)の

お客さんのを借りてるんですよ。

 

カタール(世界選手権)にも

持って行きます(笑)。

 

ブレイクキューは以前は短い『PB 2』

(MEZZ『パワーブレイク2)を

使ってたけど、今は普通の長さの

『PB』にエクステンションを

付けて長くしてみた。

 

そんな感じでいつも色々試してますよ。

 

僕はビリヤード研究家なんで(笑)。

練習家というよりもね」

 

――最後に世界選手権に向けて一言。

 

「自信はあるけど、自信はない、

ですかね。

 

向こうでしっかりと

プレー出来る気はしているので、

戦える自信はあるけど、

良い成績を出せる自信がある訳ではない。

 

でもまあ、その時その時で、

正しい判断がちゃんと追い付いてくれば

チャンスはあると思ってます。

行ってきます!」

 

(了)

 

 

 

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