〈BD〉『HOW Cue』(ハオキュー)、国内販売開始。大井直幸の談話あり

 

日本No.1プレイヤー、大井直幸が

9月の『CBSAツアー 北京・密雲戦』で

海外大会初優勝。

 

その手に握られていたのが、

今回ご紹介する

『HOW Cue』(ハオキュー)です。

 

HOWは、プレイヤーであり

コーチでもあるハオさんが2012年に

立ち上げた中国のキューメーカー。

 

現地では当初から

チャイニーズ8ボール用のキューが

高い評価を得ていました。

 

プール(ポケットビリヤード)用の

キューは、中国プール界の

象徴とも言える女子トップ選手、

潘暁婷(パン・シャオティン)が、

その性能の高さに惚れ込んで使っています。

 

国内では、

大井直幸を始めとして、

高橋邦彦、奥村健という

2名の元9ボール世界チャンピオン、

そして、竹中寛、青木亮二、高野智央、

早瀬優治、浜田翔介、大井由希子という

プロ達が使っています。

 

この12月より、SHOP FLANNEL

販売代理店となって、

HOWの国内販売が開始。

 

商品ラインナップや概要を紹介しつつ、

大井直幸プロのコメントをお届けします。

 

…………

 

● HOWキュー基本スペック

 

長さ:58インチ

 

重さ:19~19.5オンス

 

先端径:13.1mm

 

シャフト:ノーマル(ハオオリジナル構造)

 

タップ:HOW(ハオオリジナル)

 

先角材質:イエローミカルタ

 

ジョイント:ラジアル

 

バットの基本デザインパターン:4種

(銘木ストレートタイプ、ハギ入りタイプ、

ハイエンドタイプ、プロモデル)

 

SHOP FLANNEL公式サイト:

http://shop-flannel.jp/

 

HOW CUE JAPANサイト:

https://www.how-japan.com/

 

SHOP FLANNELよりコメント:

 

「在庫のある全モデル、

Pool&Darts FLANNEL

(東京都板橋区三園)で試打が出来ます。

HOWはバラツキが少ないですが、

木のノーマルシャフトなので個性はあります。

可能でしたら、試打をしてお確かめください」

 

…………

 

では、4つのデザインを見ていきましょう。

 

● 銘木ストレート『ZRシリーズ』

 

 

銘木の種類は、画像の手前より、

 

◯レンガス

◯パープルハート

◯バーズアイメイプル

◯ボコテ

◯エボニー

 

銘木の木目を存分に味わうことの出来る

シンプルなストレートモデル。

 

この5つの銘木が、

HOWでよく使われる定番の材料とのこと。

 

グリップ部は全て糸巻き。

 

また、HOWキューは工場出荷前に

タップ(HOWオリジナルタップ)に

チョークを付けて試打をし、

クオリティ検査を行っているので、

タップにチョークが付いた状態で

入荷してくるのだとか。

 

…………

 

● 6剣ハギ入り『FHシリーズ』

 

 

画像の左側より、

 

◯バーズアイメイプル+エボニー(ベニア:青・黒)

 

◯パープルハート+パープルハート(ベニア:黒・赤・黒)

 

◯エボニー+エボニー(ベニア:青・白・青)

 

◯バーズアイメイプル+レンガス(ベニア:黒・赤)

 

◯レンガス+エボニー(ベニア:青・黒・青)

 

◯ボコテ+ボコテ(ベニア:黒・黄)

 

◯エボニー+エボニー(ベニア:オレンジ・黄)

 

◯レンガス+エボニー(ベニア:青・黒・青)

※グリップ部がレンガスのノーラップ

 

HOWの主力商品と言えそうなのが、

この長短6剣ハギモデル。

 

ベース材とハギやベニアの

カラーコントラストが

はっきりしているものがある一方で、

エボニーの剣に濃いブルーのベニアを

合わせたシックなモデルもあります。

 

バーズアイメイプル+エボニー

(ベニア:青・黒)の接写。↓

 

 

グリップ部は糸巻きが基本ですが、

上の画像の一番右のキューのように

ノーラップ(ウッドグリップ)も

あります。

 

…………

 

● ハイエンドモデル『Hシリーズ』

 

 

ベースは全てエボニー。

 

ミカルタ(白樹脂)の長短6剣で、

ベニアカラーが異なります。

 

手前のモデルより

 

◯ベニア:水色・白・水色

グリップ部:リングトカゲ(国内で巻いたもの)

 

◯ベニア:黒・黄・オレンジ

グリップ部:糸巻き

 

◯ベニア:青・白・青

グリップ部:シャーク(国内で巻いたもの)

 

エボニーに白い剣が映え、

コントラストも鮮やか。

 

リングも豪華で、全体的に

高級感ある仕上がりのモデルです。

 

…………

 

● プロモデル『325 Proシリーズ』

 

 

最もグレードの高いプロモデルです。

 

ベースは全てエボニー。

 

画像の手前より、

 

◯ミカルタの剣のみのモデル

 

◯ミカルタの剣にシルバーのアウトライン

※大井直幸使用モデル

 

◯シルバーラインのみのモデル

 

モノトーンの落ち着いた佇まいながら、

水色のターコイズリングが効いた、

プレミアム感のあるモデル。

 

シルバーを用いている2モデルは、

キューを回したり動かすと

キラリと輝きを放ちます。

 

…………

 

ここで、大井直幸プロに

コメントをいただきました。

 

HOWキューを使い始めて約5ヶ月。

 

今も日々シャフトの調整を重ねながら、

シンクロ度合いを高めているそうですが、

HOWの「打感」と「表現力」には

常に驚かされると言います。

 

 

――HOWキューの特色とは?

 

「一番伝えたいのは打感の良さ。初めて使った時に『なんだこれは!?』と思いました。吸い付くような感じがあって球持ちが良い。芯が通っているのに硬くない。そのおかげか、突っ込んで撞いても手球は跳ねにくい。最近は高反発・高剛性のキューが主流ですよね。それを『離れる』キューと言うなら、HOWは『掴もうとするキュー』と言えば良いかな」

 

――シャフトはノーマル。柔らかめですか?

 

「そうですね。『柔らかい』と言うと、グニャッとしていて腰のないものを想像する人がいるかもしれない。でも、HOWは柔らかめだけど頼りなさはないです。それはバットによるところも大きいと思う。HOWのバットはノーマルに近い独自構造でしっかりしている。でも、硬すぎないので、黒檀(エボニー)のバットでも打感は硬くないし、弾けにくい球質です」

 

――プレイアビリティの高いカスタムキューのような……。

 

「僕が撞いたことのあるキューで例えるなら、『すごく良いサウスウエスト』。完全に一緒じゃないけど近いです。トビは出るけど少なくて、しっかりとスピンは乗る。球持ちが良くて『操っている感覚』が味わえる。『出来る表現の幅が広がる感覚』とも言えますね。もちろんノーマルシャフトだから、多少個性というか個体差はあるけど、HOWは検査体制がしっかりしているので、バラツキを抑えて全体的に上の方で揃えているなと感じます」

 

――HOWを使い始めた人や試した人の反応は?

 

「僕が思うこととだいたい一緒です。『打感が良い』『球持ちが良い』と。引き球が苦手だった人が『引けた』という話も聞きました。上級者やプロだけじゃなく、Bクラスの人からも同じように聞きます。皆、その感覚に楽しくなっちゃうんでしょうね。自腹で買ったプロが何人もいます」

 

――中国で優勝した背景には『キューとの一体感があった』と語っていました。HOWとは最初から相性が良かったのですか?

 

「もともと柔らかめの打感が好きなんで、HOWの打感は自分にすごく合ってました。その前がハイテクシャフトだったので、1週間ぐらいはシャフトを知り、少し撞き方を切り替えるための時間が必要でしたけど、その後のシンクロは早かったです。中国で優勝した時は失敗するイメージがほとんどなく、不安のない状態で撞けてました。表現が難しいけど、自分のイメージを言うと、HOWはボールの動きが”直線的”というより”曲線的”で、今まで点で合わせていたショットが点じゃなくて済むから、ちょっと楽が出来るというか、『拾う幅』が広がっている感じがあります」

 

――ボールコントロールがしやすいということですね。

 

「そうですね。今のトレンドとは異なる性格のキューだけど、『台湾のトップ選手達は昔からノーマルシャフト率が高いのはなぜ?』という問いに対する、一つの答えがHOWにはあると思います。少なくともビリヤードの表現の幅が広がるキューだと言えます。HOWが終着点になる人、通り道になる人、そこは人それぞれだけど、ビリヤードをもっと楽しくさせてくれて、イメージが豊かになるキューだと思うので、一度は試してほしいですね」

 

…………

 

また、先月の『全日本選手権』で

優勝した高野智央プロからも

一言いただきました。

 

 

高野智央・談:

 

「HOWは、キュー全体から伝わってくる情報量が多く、打感を身体全体で味わいながら撞いている感覚があります。僕はビリヤードを始めてSAクラスになるまでノーマルシャフトで、それからハイテクシャフトの期間が長かった。なので、推進力のあるキューに慣れていたので、HOWになった当初はこわごわ撞いてましたけど、やっぱりすぐノーマルの撞き方を思い出すものですね。慣れれば慣れるほど、キューに合わせるというより自分で扱っている感じがあり、キューを出しやすいです。この操作のしやすさがHOWの特徴の一つだと思います」

 

(了)

 

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