〈BD〉母のためにビリヤードルームをコーディネート。神奈川のSさん宅にテーブルが来た日

 

「いつかは自宅にマイテーブルを」。

 

そんな夢を叶えたビリヤードファンを、

BDはこれまでたびたび取材してきました。

 

今回は自分自身のためではなく、

ビリヤードを楽しむようになった母親のために

テーブルを置いたという例をご紹介します。

 

…………

 

 

そのお宅は、

神奈川県藤沢市の閑静な住宅地にあります。

 

小高い丘の上に建つ、真新しい邸宅。

3Fのバルコニーからは湘南の海と

丹沢の山々、それに富士山を

望むことが出来ます。

 

建物はおおむね完成していますが、

まだ内外に手を入れるところがあるため、

取材の日も複数の工事業者が入っていました。

 

BDが訪れたのはお昼すぎ。

1F玄関横の部屋の窓が開け放たれ、

テーブル設置工事の様子が

外からもうかがえました。

 

…………

 

 

着々と組み上がっていくテーブルを眺めながら、

「やっぱり好きなものが

家に来るって良いものですね。

ここは母の家ですが、

今、僕がすごくワクワクしています」

と笑みを浮かべるのが、

取材を快諾してくださったSさんです。

 

そう、ここはSさんのお母様の家。

お母様の要望をSさんが取りまとめる形で

家づくりが進められてきました。

 

Sさん自身はビリヤード歴約20年。

 

普段は近隣のビリヤード場で

仲間と相撞きを楽しんでいて、

国内外のトップ選手のチャレンジマッチにも

好んで参加してきたという

熱心なプレイヤーです。

 

キューなどビリヤードの道具も好きで、

今、心待ちにしているのは

「注文したREVOシャフトが届くこと」

なのだとか。

 

Sさんの職業はプロスキューバダイバー/

ダイビングインストラクターです。

 

「母は89歳。今も元気で多趣味です。

ダイビングも好きで、私とも潜ります。

 

以前、沖縄の海でダイビングを楽しんだ後、

向こうのビリヤード場で

母とビリヤードをしました。

 

その時に『うちにもテーブルが

あったらいいね』という話になったんです。

 

母だけでなく姪っ子たちも

ビリヤードをやっていますし、

皆で遊べる部屋があればいいなと。

 

そこで母の家を新築するタイミングで

テーブルを入れることにしました。

 

この部屋は始めから

ビリヤードルームとして設計しています」

(Sさん)

 

広さは20畳弱。

9フィートテーブルを置くのに

過不足ない広さです。

 

ブランズウィック社の競技用テーブル、

『ゴールドクラウンⅤ(5)』に、

『シモニス』ラシャを張り、

ボールは『デュラミス』と、

プレー環境は本格的。

 

「ちょうど業者さんに、

新品同様のゴールドクラウンⅤが

あったので、それにしました。

母は競技志向ではないですし、

ビリヤード用品のことはわかりませんが、

僕としてはやっぱり

『どうせなら良いものを』と(笑)」

(Sさん)

 

…………

 

 

Sさんと談笑している間にテーブルが完成。

 

ホワイトを基調とした壁、天井、床。

プレーンで明るい内装に

組み上がったばかりのテーブルが映えます。

 

「ビリヤード場ではなく個人宅なので、

お店っぽい作り込んだ雰囲気にはしないで、

主役であるテーブルの存在感を

活かすような内装にしました。

 

これで完成ではなく、これから

プレイヤー用の椅子とテーブルを置いたり、

壁にダーツボードも付ける予定です。

 

窓ガラスは強度の高いものを選んでいますが、

スクリーンタイプのカーテンを付けて、

場外したボールが直接当たらないようにします」

 

このビリヤードルームには、

カウンターキッチンや

ユニットバスも備わっているので、

皆で飲食を楽しみながらゆったり

くつろぐことが出来そうです。

 

壁面に据え付けられた

65インチTVモニターには

ダイビングやビリヤードの映像を

流すつもりなのだとか。

ここで鑑賞会をするのも楽しそうです。

 

「家族・親戚の保養所というか、

皆で集まって楽しめる空間になれば

良いなと思っています。

 

人の話し声や球の音が外に漏れない

ぐらいの防音対策は施しています。

 

僕も近くに住んでいますので、

ここで母にビリヤードを教えながら、

一緒にプレーしたいと思います」

(Sさん)

 

…………

 

 

Sさんの説明を一通り聞き終えた頃、

「ああ、出来たのね。すごいじゃない」と

お母様が目を輝かせながら入って来ました。

 

「撞いてみなよ」とSさんに促され、

早速キューを握ります。

 

大きなストロークで

しっかりとキューを出す姿からは

とても実年齢が想像できません。

 

「ビリヤードは室内で出来て、

撞きながらテーブルの周りを結構歩くので

ウォーキングにもなるし、頭も使う。

健康のためになる

良いスポーツだなと思います。

 

母が自分のペースでビリヤードを

楽しんでくれればそれで十分です。

 

機会があれば、いずれまた

ビリヤード場でも母と一緒に

プレー出来たらと思っています」

(Sさん)

 

今回のテーブル導入は、

ビリヤード好きで母思いのSさんだから

上手く実現出来たことかもしれません。

 

ですが、改めてビリヤードの間口の広さ、

楽しみ方の豊かさといった、

“ユニバーサルスポーツ”としての

ポテンシャルを意識する取材となりました。

 

Sさんとお母様が

ここで長くビリヤードを楽しめますように。

 

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