ポケットとキャロム、
2つの国際イベントの情報です。
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なかなか日程と場所が定まらなかった
今年の9ボールの『アジア選手権』
（成人男性の部・男女ジュニアの部）。
ようやく確定情報が出ました。
7月31日（火）～8月3日（金）に、
台湾・台北の『集賢撞球運動館』で開催です。
会場は昨年と同じビリヤード場に落ち着きました。
JPBAからの参戦は、
昨年3連覇達成、今年4連覇を目指す
羅立文（優勝者シード）を始め、
飯間智也
栗林達
竹中寛
杉原匡
の計5名が予定されています。
ジュニア選手は確定情報が
まだ入って来ていませんが、
日本からおそらく例年通り
男子2名・女子2名の出場で、
メンバーは、今年の
上位勢となるでしょう。
すなわち、優勝の杉山功起、
2位の奥田玲生、
それからあと男女1名ずつになると思います。
昨年のアジア選手権は羅立文が3連覇達成。
そして男子ジュニアダブルスの部で
日本の田中汰樹（現プロ）&杉山功起ペアが
優勝を飾っています。
※昨年の結果記事はこちら
※今年の要項はこちら
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続いて、スリークッションの
国際イベント情報です。
7月12日（木）～15日（日）にかけて、
韓国・ソウルで、
招待プレイヤー24名限定の
新イベントの開催が決定しました。
日本からは森雄介プロ（JPBF）が参戦します。
『3-Cushion Challenge World Masters 』と
名付けられた本大会、
BDが知る限りでは初めての、
「指定配置」制のトーナメントです。
少しずつ説明していきますが、
まず、本大会には
ワールドランキング上位20名と、
ワイルドカード（主催者推薦）4名の
計24名が参加。
森雄介プロはワイルドカードで
選ばれています。
大会はまず、
24名が3名ずつ8組に別れて予選リーグを戦い、
各組上位2名ずつ、計16名で
決勝シングルトーナメント（ベスト16～）を
行います。
その競技方法が面白いのですが、
一般的な「◯点先取」
（国際マッチでは「40点」が多い）
という形式ではなく、
今回は「20イニング」限定の
「指定配置」対決となります。
どういうことかというと、
1イニングごとにショットする配置が
コンピューターで自動生成され
（一つ目は「初球」だそうです）、
レフェリーがその通りにボールをセットし、
プレイヤーはその配置を起点に
何点当てられるかという
ハイラン対決スタイルの勝負。
全20イニングを終えた時点での
合計得点の多い方が勝者となるルールです。
ショットクロックは、かなり短い「30秒」
（タイムエクステンションは4回あり）。
このルールでは、”抜け”を考えたショット
（アンドセーフ気味のショット）は
全く意味がないので、純粋な当て合いっこ
（当て力勝負）が楽しめるでしょう。
先日BDのこちらの記事で
「サドンデスルール」のことを
取り上げました。
あれは「引き分けだった場合に、
初球から何点当てられるか」を
1対1で（先攻・後攻制で）競うものですが、
この新イベントは、20の異なる配置で
あれをやるようなものと捉えていただければ
良いかと思います。
もう予選リーグの組分けは決まっていて、
森プロは、
最強プレイヤー、F・コードロン（ベルギー）と
マ・ミンカム（ベトナム）と同じ「A組」で登場。
この大会、KOZOOM（有料配信）で
全試合生中継されるようなので、
今から非常に楽しみです。
今年は同じ形式で9月と11月にも
イベントが予定されているとのこと。
いちイベントゲームの枠を越えて、
スリークッションの一つの競技形式として
一般化されていくかもしれませんね。
