〈BD〉リニューアルオープンした『日勝亭』。スタッフはこんな人。乾伸綱さん/渡邉博三さん

 

先月、和歌山で行われた

アマビリヤード界の一大トーナメント、

『都道府県対抗』

 

日本全国のクラブ員(連盟員)にとって

憧れの舞台で、伝統の赤いORC

(大阪ローテーションクラブ)

ベストをまとったプレイヤーが2人。

 

大阪Aチームの5番手を務めた

乾伸綱さん(画像右)と、

 

初出場で、大阪Bチームの5番手を

担った渡邉博三さん(左)です。

 

このお2人には、

「大阪代表選手」だけでなく、

もう一つ共通項があります。

 

それは、1886年創業、大阪にある

ビリヤードテーブル・用品取り扱いの老舗、

『日勝亭』(にっしょうてい)の

社員だということ。

 

2000年入社の乾さんは

テーブルメンテナンス部の部長。

1994年入社の渡邉さんは販売/営業部長。

 

仕事も趣味もビリヤードというお2人です。

 

「今年、僕は負け越してしまって

チームに貢献出来なかったです。

でも、今の実力ではこんなものかなと」

(乾)

 

「一言で言うと『甘かった』。

全国の代表選手達のプレーは熱く、

想いの分だけ”重い”ものでした。

あの場所に立つには

足らないものが多すぎました」

(渡邉)

 

そう都道府県対抗の感想を語るお2人。

 

選手として大会を終えると、すぐ翌日から

日勝亭社員としての仕事が始まります。

 

今大会のテーブルを設置した乾さん率いる

スタッフ5名には、解体と搬出の仕事があり

(※今年は37台中11台を日勝亭が担当)、

 

渡邉さんは新ショールームでの

接客やデスクワークに戻ります。

 

…………

 

 

テーブルメンテナンス部部長

乾伸綱 Nobutsuna Inui

生年月日:1972年1月31日生

出身・在住:大阪府

ビリヤード歴:約28年

普段のビリヤード頻度:月に2回ぐらい。都道府県対抗メンバーになると本番前1ヶ月ぐらい毎日

都道府県対抗出場回数:今年で7、8回目(3、4年ぶり)

社歴:18年目(2000年入社)

仕事内容:テーブルメンテナンス全般

前職:引っ越し屋のアルバイト

 

…………

 

 

販売/営業部長

渡邉博三 Hiromitsu Watanabe

生年月日:1970年3月11日生

出身・在住:大阪府

ビリヤード歴:約30年(本格的に始めたのは25歳からなので23年かも)

普段のビリヤード頻度:練習は週3~4回。今は毎日朝練も(笑)

都道府県対抗出場回数:今年が初

社歴:24年目(1994年入社)

仕事内容:事務、接客、タップ交換など

前職:スーパーの精肉コーナー主任

 

…………

 

 

こちらの記事の通り、

日勝亭は今年4月に大阪市淀川区西中島で

移転リニューアルオープンをしました

(※それまでは天王寺区上本町)。

 

マットグレーで統一された高級感ある

ショールームを備えた日勝亭の新事務所は、

 

吉岡正登プロ(JPBA)が運営する

レッスンスタジオ『Poche』(ポッシュ)と

ワンフロアに共存する形を取っており、

連日買い物客やレッスン生で活況を呈しています。

 

「新しいショールームになって、

以前よりキューやケース、タップの品揃えが

大きく増えました。

また、地下鉄御堂筋線・西中島南方駅と

阪急京都線・南方駅から徒歩約3分と近いことも

特徴です。専用駐車場はありませんが、

付近にはコインパーキングがあります」

(渡邉)

 

渡邉さんは、事務、接客、タップ交換など、

職人仕事以外の全てを担当しており、

連日忙しく立ち働いています。

 

前職は、なんと某有名スーパーの

精肉コーナーの主任だったのだとか。

 

「肉の部位には詳しいですが、

食べ方は下手くそです」と笑う渡邉さんは、

 

「元プロ(JPBA)の西村佳子さんが

所属していた『撞球館』でアルバイトを始め、

ビリヤードを本格的に教えてもらい、

そこに来ていた、今も日勝亭で働く

丸石さんに誘われて」

 

この道に入りました。

 

それから24年が経ち、

この春、会社の体制が大きく変わったことで、

 

「新しい仕事に意欲的になった自分」と、

「環境の変化に難しさを感じる自分」が

同居していると、今の気持ちを率直に語ります。

 

一方、テーブルの搬入出、組み立て、

ラシャ張り替えなど、現場仕事メインの乾さんは、

多くの時間を自社倉庫やビリヤード場など、

テーブルがある所で過ごしています。

 

「20代後半、引っ越し屋で

バイトしながらビリヤードをしてた時に、

お世話になっていた片岡久直プロ(JPBA)の

紹介で日勝亭に入れてもらいました。

入って2年ぐらいは見習いみたいなもんですね。

 

一人前と言えるようになったのですか?

それは難しいなぁ……、

10年ぐらいしてからじゃないですかね」

(乾)

 

テーブルの設置やラシャ張り替えは、

経験と技術が物を言う職人の世界。

事務所が移転し、体制が変わっても

「僕がやる内容が大きく変わることはない」

とのことですが、

 

「やっぱり新社長(元JPBAプロの銘苅朝樹氏)が

関東からこちらに来て、

『大阪で、日勝亭で頑張ります』と言ってますから、

その気持ちに応えなアカンと思ってます」

(乾)

 

と心新たに仕事に取り組んでいます。

 

 

秋の『全日本選手権』(尼崎)など、

多くのプロ・アマビッグトーナメントの

オフィシャルテーブルフィッターとしても

知られる日勝亭。

 

132年に渡って、競技・レジャーとしての

ビリヤードを見守り続けてきた老舗が、

この春新たなスタートを切りました。

 

そこにはビリヤードが好きで、

テーブルや物品を通じてこの業界を支えたい

という気概を持ったスタッフたちの存在があります。

 

関西では類を見ない

本格的ショールームは一見の価値有りですので、

興味を持った方はぜひ西中島へ。

 

最後に、乾さんと渡邉さんに、

「日勝亭の特徴や魅力とは?」という

直球の質問をぶつけてみました。

 

乾さん談:

 

「長い歴史の中で大きな仕事も

たくさんやらせていただいてますし、

経験豊富なスタッフも何名もいます。

日勝亭には色々な仕事をこなせるだけの力が

あると思います。

 

そして、ブランズウィックテーブル、

アラミスボール、シモニスクロスの

国内代理店ですので、世界基準の

トーナメント環境がすぐに揃えられます。

テーブル設置・ラシャ張り替えなど、

なんでもご相談いただければと思います」

 

渡邉さん談:

 

「ショップであり、業者でもある

日勝亭ですが、関西人は皆和気あいあい。

弊社ショールームはビリヤードのことを

気さくに話し合える場所です。

どんな些細な事でも相談して下さい。

力になれると思います。

 

最後に……まだまだスポーツとしての

認識が薄い日本のビリヤード。

微力ながらですが、

ビリヤード業界の発展に貢献出来るよう、

そして選手としても模範となれるよう、

頑張っていきたいと思います」

 

…………

 

乾さん、渡邉さん、ありがとうございました。

 

…………

 

株式会社 日勝亭

〒532-0011

大阪市淀川区西中島3-3-9

グランプリ第11ビル7F

TEL:06-4862-7220

FAX:06-4862-7221

定休日:日・祝日

営業時間:10時~19時

 

 

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BD Official Partners :  
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