〈BD〉「粘り強く戦えたと思います」――全日本3C選手権優勝・新井達雄の談話

 

先週末の

『全日本スリークッション選手権』

5度目の優勝を果たした

新井達雄プロの談話をお届けします。

 

取材は表彰式直後に行いました。

 

…………

 

今年が「第75回大会」だった

全日本3C選手権。

 

新井プロの談話中でも

「優勝回数」が触れられていますので、

 

“複数回優勝”している選手を

まとめてみました。↓

 

※カッコ内の「年」は最後に勝った年です。

 

小方浩也 15回(1968年)

 

小林伸明 13回(1999年)

 

小森純一 5回(1992年)

吉原良男 5回(1989年)

新井達雄 5回(2017年)

 

松山金嶺 4回(1942年)

 

久保敬三 3回(1964年)

島田暁夫 3回(2016年)

甲斐譲ニ 3回(2000年)

梅田竜二 3回(2015年)

 

一瀬励示 2回(1996年)

 

他、13名 1回

(宮部虎造、宮口清、中舎恵昭、樫木繁樹、真野慶彦、荒川隆充、小林英明、宮下崇生、鈴木剛、森陽一郎、竹島欧、船木耕司、界敦康)

 

(※第68回大会は

東日本大震災発生のため中止。

実際に実施されたのは74回です)

 

…………

 

Tatsuo Arai

1958年5月22日生

東京都出身在住

1978年プロ転向(JPBF)
1990年『SPAワールドグランプリ』優勝

2002年『第1回アジア3C選手権』優勝

『全日本3C選手権』5勝

『3C東京オープン』3勝

『全関東3C選手権』2勝

『ニッカオープン』3連覇

『アダム杯全日本プロ選手権』1勝

JPBF年間ランキングMVP7回

他、優勝・入賞多数、

使用キューは、Adam Japan

MEZZ、佐々木キュー

 

…………

 

新井達雄、優勝へのワンモア。↓

 

 

――戦い終えての心境を。

 

「優勝出来てとても嬉しいです。

 

一昨年は

島田(暁夫)選手に決勝戦で負けて、

 

昨年は準決勝で界(敦康)選手に

負けて……と、

 

いいところまで行きながら

勝てないことが続いていたので。

 

『もう勝てないんじゃないか』

と思う時もありましたけど、

今回はツキがあったかなと思います。

 

決勝戦は界選手が本調子ではなかったですし、

展開が自分に向いていたと思います」

 

――これで5回目の優勝です。

 

「それもまた嬉しいですね。

 

5回というのは、小森(純一)さんと

吉原(良男)さんと同じのようですね。

 

その両選手に並べたことは

とても光栄ですし、嬉しく思います」

 

――もう一つ勝って”6勝”となると、

小方浩也選手(15回)、

小林伸明選手(13回)に続く

単独3位となります。

 

「そうなんですか。それは面白い。

『もう1つ勝つぞ』という

という気持ちにさせられますね(笑)」

 

――5度の優勝それぞれに

違う思い出があると思います。

今回の勝利の味は?

 

「ええ、一つ一つ感じ方は違います。

 

今回は……そうですね、

もうすぐ僕も60歳になりますから

(5/22が誕生日)、

 

だんだん年齢を重ねて行きながら、

勝てたということが嬉しいです。

若い人と一緒にやってね」

 

――3日間のご自身のプレー内容は?

 

「きっと全選手がそうだったと思いますけど、

やっぱり全日本選手権は特別なものなので、

良い時の状態では撞けないです。

 

僕も良い時というのは

ほとんどなかったですよ(苦笑)。

 

ただ、最低のラインが

大きく下がることはなかったと思う。

だから、なんとか粘り強く

戦えたということだと思います」

 

――本大会に向けてどんな準備をしていましたか?

 

「身体的には弱ってたんです。

腰をやったり、検査で良くないところが

見つかったりして。

 

なので半年ぐらい、

自宅からお店(『アライ』)まで

50分ぐらい歩いて通うようにして、

体力作りに努めてました。

 

努めてたというより、

やらざるを得なかったというのが

正直なところですが、

それが功を奏したという感じです。

 

体力があったおかげで、粘り強く

プレー出来たというのもあると思います」

 

――決勝戦の終盤の精神状態は?

 

「昨年の準決勝を思い出しましたね。

 

あの時は僕がリードしてたんですけど、

界選手にまくられてしまった。

その記憶が頭をよぎっちゃって。

 

今回も界選手が終盤に追い上げてきたので、

『ここで取り切らないとまずいぞ』と。

 

なんとか最後までしっかり撞けて、

取り切れて良かったです」

 

――最後に、応援してくれたファンに

一言お願いします。

 

「5回目の全日本選手権優勝が出来て、

大変嬉しく思っております。

 

これもキャロムファン、

スリークッションファンの皆様の

応援のおかげです。

ありがとうございました。

 

今年、海外の試合は

そんなに予定はしていないですが、

それはまあ森雄介選手など

若い選手たちに任せて(笑)、

 

もちろん国内の試合には全て出ますので、

ぜひまた応援よろしくお願いします」

 

(了)

 

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