先週末の
夕川景子プロの談話をお届けします。
夕川プロは京都在住で、
普段は京都の『ViVi』を拠点としていますが、
今回の女子プロツアー開催店の
広島『Billiard K』の所属プロでもあります。
昨年オープンした新しい所属ビリヤード場で
初めて開催されたプロツアーで、
4年半ぶりの優勝を達成するという、
離れ業をやってのけた夕川プロ。
その勝因についてお聞きしました。
…………
Keiko Yukawa
JPBA34期生
出身・在住：京都府
2002年『ジャパンオープン』優勝
2012年『関東オープン』優勝
2013年『大阪クイーンズオープン』優勝
『全日本女子プロツアー』では優勝9回
他、上位入賞多数
所属・スポンサー：『ViVi』（京都）、『Billiard K』（広島）、斬、リネアカンパニー、ココカラダ
――約4年半ぶりの優勝です。
「以前よりも女子プロの全員のレベルが
上ってきている中、今回優勝出来たことは
本当に嬉しく思います。
ここのところずっと負けが続いていて、
久々に勝てた事も、もちろん嬉しいです」
――所属店の『K』で開催された
初めてのプロ公式戦でいきなり優勝を飾りました。
「お店の人達全員が皆びっくりしてました（笑）。
本当に喜んでもらえました。
『K』さんは昨年オープンしたばかりですが、
今回改装して、
テーブルは6台から8台に増やしてくださり、
準備にかなりご苦労があったにも関わらず、
女子プロ全員の事を考えてくださり、
本当に感謝しています。
少しは恩返し出来たかな？（笑）
試合後、女子プロ全員のサイン色紙を
壁に飾って下さってました！」
――勝因はなんでしょうか？
「昨年成績が良くなかった事を踏まえて、
『どうやって勝つのか』というところを
見つめ直して、自分なりに試合の準備に
時間をかけたのが良かったですし、
練習がしっかり出来たので、
自分自信の集中に繋がったのが
勝因だと思っています」
――それは具体的には……？
「気持ちの面です。
今までちょっと気持ちの面で
負けてたようなところがあったんですけど、
そこが少しは変われたというか、
強い気持ちで撞けるようになったというか。
昨年までとは違う精神状態になれてきて、
今はすごく集中出来ています」
――勝ち方を思い出したような感覚ですか？
「う～ん、そんな感じもあると思います。
少し自信が持てるようになったのかもしれません。
決勝戦でも、はっきり、どこでっていうのは
覚えてないんですけど、途中から自信が出てきて、
気持ちがパッと切り替わった瞬間があったんですよ。
それだけ球に集中出来ていたということだと思います」
――決勝戦、途中で追い付かれました（4-4）。
その時も精神状態は変わらなかったですか？
「そうですね、
2日間、どの試合もそうだったんですけど、
全く『勝てる』と思って撞いてなかったです。
『勝てないけど、一生懸命やるだけ』みたいな
感じでやってました。
決勝戦もそのまんまの気持ちで行けたので、
それが良かったのかな？ と、思います」
――昨年はランキングを下げてしまい、
苦しいシーズンだったと思います。
「原因は全てわかってます。
それを直していこうと思って
日々練習してきました。
そして半年ぐらい経って
自分のコンディションが上がってきた所で、
この試合があったという感じです。
今回は優勝出来ましたけど、
まだまだ足りない所だらけなので、
もっと自分の状態を作っていきたいと思います。
最近、コーチが付いてる女子プロが増えて、
羨ましいですけど、私は、身の周りにいる
男子プロ、女子プロ、A級さん、
BC級さん……皆がコーチです。
常に私を観て、
アドバイスをくれたりしてくれているので、
その1つ1つの言葉を大事に
これからも頑張って行こうと思います」
――わかりました。最後にファンや
周囲の方にメッセージがありましたら。
「ファンの方々、スポンサー各位様、
私の周りにいる全ての人達に、
感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、もっと優勝出来るように、
ビリヤード業界を盛り上げて行けるように
努力して行きますので、応援、宜しくお願いします」
（了）
