〈BD〉「やっと獲れてすごく嬉しいです」――全日本スヌーカー選手権優勝・神箸渓心の談話

Keishin Kamihashi
Keishin Kamihashi

 

先週末に行われた

『第16回全日本スヌーカー選手権』で、

初優勝を飾った

神箸渓心(かみはし・けいしん)選手の

談話をお届けします。

 

現在16歳ですが、全日本選手権への出場は

既に5回目ということにまず驚きます。

 

背もどんどん高くなり、

ストロークやフォームもますます洗練されてきました。

中国スヌーカー留学の成果を

本人も感じているようです。

 

“日本一”になった神箸選手は、

世代別世界一を目指して、

来月中国で行われるU-18とU-21の

世界選手権に出場します。

 

…………

 

Keishin Kamihashi

2000年12月29日生まれ

愛知県出身

日本での主な戦績は

2017年『第16回全日本スヌーカー選手権』優勝

(本大会では他に準優勝2回あり)

2014年『第3回全日本6-redスヌーカー選手権』優勝

海外での主な戦績は

2015年『IBSF World Under-18 Snooker Championship』(U18世界選手権)9位

2016年『Hong Kong International Snooker Tournament』(U21)3位

2016年4月よりCBSA世界スヌーカー学院に在校

『公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団・スポーツチャレンジNEXT』助成対象者

MEZZスヌーカーキュー使用

 

…………

 

 

――優勝の感想からお願いします。

 

「『やっと優勝できた!』という感じですね。

 

過去4回、予選落ち、準優勝、準優勝、ベスト4で、

タイトルに届いていなかったので。

 

『6レッド』の方で

全日本選手権を獲ったことがありますが、

やっぱり日本一のスヌーカータイトルは

こちらなので、やっと獲れてすごく嬉しいです」

 

――初優勝の緊張感はありましたか?

 

「ありました。

やっぱり決勝戦が一番緊張していました。

 

最初のフレームもそうですし、

1-1で迎えた3フレーム目は、

先に僕がリーチをかけられるかどうかという

大事な局面だったので、

余計に緊張して慎重になりすぎていました」

 

――決勝戦の上がり際も緊張感がありましたね。

 

「最後の取り切りの時はだいぶ緊張していて、

グリーンからピンクの取り切りは

身体が震えてました(笑)。

 

最後のピンクは、

いつもだったらなんともない球なんですけど、

これが最後の球だと思ったら、

なんて言うんだろう……

すごく重圧感がありました。

 

それで構え直したりもしましたけど、

あのピンクが入った時は嬉しかったです」

 

――決勝戦では相手に1フレームを取られましたが、

それ以外、土日2日間で失ったフレームは「0」。

良い内容で撞けていたと言えるでしょうか。

 

「はい、ダメなところももちろんあったんですけど、

いいプレーもちゃんと出せていたので、

全体的に満足感はあります。

 

ブレイクも70点台を最高に、

ちょくちょく出ていましたし、

良く撞けていた方だと思います」

 

――反対に、課題・修正点などはありましたか?

 

「気持ちを前に出しすぎてしまう瞬間が

どうしてもまだあります。

それで焦っちゃったりして。

今回だと特に決勝戦がそうでした。

 

ああいう時にメンタルコントロールをして、

気持ちを落ち着かせて、

地に足を着かせるということを

しなくちゃいけない。

 

もっと落ち着いてプレーできていたら、

もっとパフォーマンスも

良くなっていたと思いますので、

その辺りを上手くできるようになりたいですね」

 

――わかりました。

さて、昨年4月から中国・北京の

『CBSA世界スヌーカー学院』に留学していますが、

この1年、自分ではどんなところが

伸びたと思いますか?

 

「向こうは強いプレイヤーが

本当にいっぱいいるので、

一緒に撞いていると、

全くミスが許されません。

それだけにプレッシャーが大きくて、

その中で撞き続けてきたことで、

精神面が強くなれたかなとは思います。

 

技術的なこともコーチから

いっぱい教えてもらえましたし、

大幅にスキルアップしたと思います。

 

自分の中で取り切り方を

システム化できたと言うか、

パターン化できたと言うか。

そういう面ですごく勉強になっています」

 

――中国語はいかがですか?

 

「スヌーカーに関することだったら、

ある程度は喋れるようになりました。

日常会話は、難しいところは

わからないところも多いですけど。

 

向こうに英語のできる人がいて、

僕も英語が少しできるので、

英語を使って通訳してもらうこともあります。

 

学校の人達と、

楽しくコミュニケーションは取れています」

 

――来月には「U-18」と「U21」という

2つのカテゴリーの世界選手権(中国開催)に

参戦する予定ですね。

 

「はい、そうです。

2週間ぐらい早く現地入りして、

向こうで練習してから本番に臨みます。

 

中国開催ということもあって、

中国のプレイヤーが多く出てきます。

弱気になっている訳ではないですけど、

彼らは強いので、

現実的な目標はベスト8に入ること。

 

ですが、

僕にはスヌーカーのプロになるという

目標がありますので、

この大会でできるだけ早く優勝したいです。

タイトル目指して頑張ります」

 

(了)

 

…………
BD Official Partners :  
  
世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED 
  
創造性と匠の技が光る伝統の国産キュー。ADAM JAPAN 
  
ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt 
  
末永くビリヤード場とプレイヤーのそばに。ショールームMECCA 
  
カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation 
 
徹底した品質の追求。信頼できる道具をその手に。KAMUI BRAND
  
BAGUS 横浜西口店。2017年3月グランドオープン。BAGUS
カーボン繊維構造REVOシャフト発売中。PREDATOR JAPAN
 
プレイヤーをサポートするグローブ&パウダー。TIE UP 
 
………… 
 
Cue Ball Samurai―ビリヤードサムライLINEスタンプ