〈BD〉全日本チャンピオン渡辺元が「扇ジャンプ」を撞いてみた

Hajime Watanabe
Hajime Watanabe

 

日本有数の"キュー切れ"を持つ、 

アーティスティックビリヤードの全日本選手権覇者・ 

渡辺元プロ(JPBF)に、 

  

すんごい球を撞いてもらって、 

色々と動画で撮ってみる企画、第6弾です 

(※本企画の過去記事はこちら

  

撮影場所は渡辺プロが所属する 

NABBI』(東京・大塚)。 

  

………… 

  

今回撞いてもらったのは『ジャンプ引き』の一種。

 

通称、「扇(おうぎ)ジャンプ」です。

 

アーティスティック公式競技の中では

”8点”(最高10点)。

 

こんなショットです。↓ 

 

 

手球も黄球もクッションタッチ。

赤球は黄球にタッチ。

 

キューを上から撞き下ろすようにして

手球をジャンプさせ、

 

黄球の右側に当てて、

赤球の上を飛び越えさせます。

 

着地した手球は、

ドローのカーブを描きながらバウンドしつつ

右方向に動き、

 

長クッション際に立てられたピンの上側に入り、

 

そこから短クッションを経由して赤球へ。

(奥の長クッションに入ってから赤に当たってもOK)。

 

この手球の動くラインが

扇の形のように見えるので、

「扇ジャンプ」と言われます。

 

手球と黄球がキスしてしまったり、

黄球がピンを倒すこともあり、

(手球がピンをクリアした後なら、

黄球がピンを倒してもOK)

 

単にジャンプさせて引くだけでは済まないのが

このショットの難しいところ。

 

手球の挙動をスローで追ってみましょう。↓

2本あります。

 

 

黄球がジャンプ台となって、

手球が勢い良く跳ね上がっていく姿が

わかると思います。

 

…………

 

いつものように、この動画を見ながら、

渡辺プロご本人にいくつか質問をしてみます。

 

――扇ジャンプは得意ですか?

 

「好きな球だったんですけど、

最近はそうでもないですね。

 

色々とわかるようになってから

難しく思えるようになってきました。

 

細かく語ると、この記事が

なかなかの長文になっちゃいます(笑)」

 

――では、基本的な撞点、厚み、撞き方を。

 

「撞点は右下で、キューに傾斜を付けて、

速いキュースピードで一気に撞き下ろします。

 

厚みは、黄球の右側1/2より

ちょっと厚いぐらいのところ。

 

昔は、『黄球の右側に当てて、

撞点右下でドーンと撞く!』

みたいな大まかなイメージでした。

 

ただ、特に手球の飛び具合は、

テーブルやボールのコンディションに

結構左右されるんですね。

 

ニューボールは重くて飛びづらいとか。

 

その調整の難しさに気付いてから、

得意じゃなくなってきました(笑)」

 

――頭にあるイメージと実際の映像は

合致していましたか?

 

「ボールの動き自体は

まあまあイメージ通りでした。

 

ビックリしたのは、

撞点が思ったより高かったこと。

 

スローで見てみて、

『こんなに高かったんだ!』と。

 

それと、もうちょっと右の方に

キュー先を払っているはずだと

思ってたのですが、

 

イメージよりだいぶ真っ直ぐ目に

撞き出していましたね」

 

――飛ばし具合や引き具合が

難しそうなショットですね。

 

「そう、その兼ね合いがなかなかシビアです。

 

よくある失敗例としては、

 

下を撞きすぎていて、

引きのスピンはいっぱい入ってるけど、

パワー不足で飛ばないとか、

キューミスしてしまうというケース。

 

逆に、飛ばそうとするあまり、

撞点が高くてパワーだけがあると、

今度は飛ぶだけで戻って来ない。

 

今回は、あのテーブルとボールの

コンディション的には、

この撞点の高さと撞き方が

ひとつの正解だったのでしょう」

 

――前回とは違い、このショットでは

キャロムキュー(MEZZ『CR13-rj』)を

使っていますが、その理由は?

 

「単純にパワー重視でこちらを選んでいます。

 

前回の切り押しダブルレールでは

柔らかさやしなりを求めて

ポケット用のキューを使ってましたが、

 

キャロムのボールは重いし大きいので、

ジャンプさせるにはさすがに

ポケットキューではパワーが足りません。

 

キャロムキューの方が太くて剛性もあるので

手球を飛ばしやすいです」

 

(了)

 

…………

 

渡辺プロ、ありがとうございました。

 

次回は『ジャンプ引き・その2』を

お届けします。

 

…………

 

Hajime Watanabe 

1983年3月9日生 

東京都出身 

JPBF入会2006年 

2007年&2011年『全日本アーティスティック選手権』優勝 

NABBI(東京・大塚)所属

使用キュー(3C、平撞き、マッセ)は全てMEZZ 

 

…………  

    

BD Official Partners :  

  

世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED 

  

創造性と匠の技が光る伝統の国産キュー。ADAM JAPAN 

  

ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt 

  

末永くビリヤード場とプレイヤーのそばに。ショールームMECCA 

  

カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation 

 

徹底した品質の追求。信頼できる道具をその手に。KAMUI BRAND

  

BAGUS 心斎橋店。2016年11月グランドオープン。BAGUS

 

プレイヤーをサポートするグローブ&パウダー。TIE UP 

 

………… 

 

Cue Ball Samurai―ビリヤードサムライLINEスタンプ 

 

 

<<<前の記事