2017年

1月

09日

〈BD〉全日本チャンピオン渡辺元が「切り押しダブルレール」を撞いてみた

 

日本有数の"キュー切れ"を持つ、 

アーティスティックビリヤードの全日本選手権覇者・ 

渡辺元プロ(JPBF)に、 

  

すんごい球を撞いてもらって、 

色々と動画で撮ってみる企画、第5弾です 

(※本企画の過去記事はこちら

  

撮影場所は渡辺プロが所属する 

NABBI』(東京・大塚)。 

  

………… 

  

今回撞いてもらったのは、

『切り押しダブルレール』。

 

アーティスティック公式競技の中では

”8点”(最高10点)。

 

こんなショットです。↓ 

 

 

手球(白)と第一的球(黄)の間隔は

わずか5mmほど。

 

二度撞きをしないように、

キューを左上に払うようにしながら、

強烈なトップスピン(+左ヒネリ)を掛けて、

 

短→長→短と3回クッションを使って、

第二的球(赤)へ。

 

物理法則に逆らうかのような

前のめりな動きが魅力のショットです。

 

手球の挙動をスローで追ってみましょう。↓

2本あります。

 

 

「ビヨン」としなるキュー先と、

無回転でぶっ飛んでいく黄球は必見。

 

…………

 

いつものように、この動画を見ながら、

渡辺プロご本人にいくつか質問をしてみます。

 

――切り押しダブルレールは得意ですか?

 

「得意ですし、好きですね。

 

これはパワーが求められるショット。

自分はパワーはあるので成功率は高いです。

試合ではほとんど外れたことがないかな」

 

――撞点や撞き方は?

 

「撞点は左上ですが、

『ほぼ真上を捉えて、

キュー先を左上の方向に抜いて行く』

というのが僕のイメージです。

 

でも、この動画を見ると、

『キュー先、たいして逃げてないな』

と思いました(笑)。

 

イメージではもっと左上にパーンと

抜けて行ってるイメージでしたけど、

そうでもなかったですね」

 

――ボール同士の間隔がかなり狭いですが、

二度撞きはしてなさそうでしょうか?

 

「この2本のスロー映像を見る限りでは、

二度撞きは恐らく……してないと思います。

 

が、この2つのアングルや

この再生スピードでは、

そう見えるだけかもしれません。

 

手球がシャフトや先角に

かすってるという可能性はあります」

 

――渡辺プロがこれを失敗するとしたら、

どんな失敗が考えられますか?

 

「2つあって、

 

僕がやってしまう可能性が高いのは、

『厚みのミス』です。

 

黄球に薄く当ててしまうと、

手球が横に流れてしまって

1クッション目に入るのが遅くなり、

 

押しのスピンの効果が出る前の

空転状態のまま、2クッション目

(長クッション)に入ってしまう。

 

つまり、前に行ってくれません。

 

黄球に厚く当てるとその逆で、

1クッション目が近くなり、

押しのスピンの効果が早く出て、

長クッションに行く前に、

短クッションでダブルクッションしたりします。

 

なので、ちょうど良い厚みを

見極めることが大事ですね。

 

もう一つのミスは、単純に『パワー不足』。

 

シャープな押しの効きとヒネリ、

両方が必要ですが、

 

パワーが足りず、押しが効かないために、

手球が横に流れるという失敗例が多いです。

 

僕はパワー不足のミスはまずありません。

 

やっぱり身体が重い方が

有利ってことなんでしょう(笑)」

 

――このショットでは、ポケットキュー

(MEZZ『CP13SW-MD』)を

使っていますが、その理由は?

 

「左上にキューを逃がす時に、

勝手にキュー先がしなってくれて、

ボールを避けてくれるのが理想なんですが、

ポケットキューのシャフトは

程よく柔らかくてそれがやりやすい。

 

硬いシャフトや太いシャフトだと、

そこまでしなってくれなくて、

二度撞きの危険性も出てきてしまうので、

切り押しにはあまり向かないと思ってます。

 

あ、そうだ。

 

今、シャフトは『WX700』に戻してます

(CP13SW-MDの標準装備シャフト)。

 

第2回の取材では、

『ハイブリッドプロ2』を使っていると

言いましたが、その後も吟味した結果、

 

WX700の方が、

僕が好む『自然なしなり感』があって、

特に『切り系』の種目には

向いているなと感じています」

 

(了)

 

…………

 

渡辺プロ、ありがとうございました。

 

次回は『ジャンプ引き・その1』を

お届けします。

 

…………

 

Hajime Watanabe 

1983年3月9日生 

東京都出身 

JPBF入会2006年 

2007年&2011年『全日本アーティスティック選手権』優勝 

NABBI(東京・大塚)所属

使用キュー(3C、平撞き、マッセ)は全てMEZZ 

 

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BD Official Partners :  

  

世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED 

  

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