〈BD〉あのパッキャオとビリヤード!? 津堅翔に聞いてみた

写真提供:津堅翔
写真提供:津堅翔

 

メジャー世界タイトル6階級制覇。

ボクシングのウルトラスーパースターであり、

現在は政治家としての顔も持つ、

フィリピンの英雄、マニー・パッキャオ。

 

Wikipedia

 

そのパッキャオの郷里である

フィリピン南部のジェネラルサントスに、

昨年12月、日本から向かったのが

津堅翔&正﨑洋行の2人のプロ(JPBA)です。

 

もちろん2人はボクシングを習いに行った訳ではなく、

ビリヤード強国=フィリピンでの球修行

(と、パッキャオカップという試合への参戦)が

主な目的。

 

現地滞在中に縁があって、

パッキャオの邸宅を訪れ、本人と一緒に

ビリヤードをすることができたのだとか。

 

ご存知の人もいると思いますが、

パッキャオは大のビリヤード好きで、

腕前は日本で言うAクラスぐらい。

ビリヤード場を経営していたこともあります。

 

『パッキャオカップ』も、もちろん彼の大会で、

国内トップ選手や海外選手が集まります。

 

いくつかある彼の自宅の一つには

ビリヤードルームが完備。

 

今回、津堅プロと正﨑プロは、

そこを訪れて、パッキャオ本人と一緒に

ビリヤードをして朝まで遊ぶ、という

VIPな一夜を過ごしました。

 

その時の様子を津堅プロに聞きました。

 

…………

 

聞き手:BD

談:津堅翔

 

――どういう経緯で彼の家に行けることに

なったんですか?

 

「パッキャオカップの主催側の偉い方に、

今回僕らをフィリピンに連れて行ってくれた

キースアンディの清水社長がコンタクトを

取ってくださって、上手いこと話が進んで、

 

ある日の夜に遊びに行けることになりました。

 

家と言っても、

彼が持っているのは一軒じゃなくて、

いくつもあるんだそうです。

その中のビリヤード台がある家に行きました。

 

もちろんセキュリティは半端なくて、

高さ4~5メートルの壁で囲われていて、

周囲からは中が全く見えないんです。

要塞みたいでした」

 

――スーパースターで政治家。

やっぱり徹底してるんですね。

 

「警備スタッフが

僕らを中に入れてくれるまで、

30分くらいかかりました。

 

同じタイミングでM・イモネンもいて、

彼は前もって招待されてた感じでしたけど、

それでも30分くらいかかってたかな。

 

外にはパッキャオの出待ちとか、

お恵みを待っている人が何十人もいて、

 

僕らは『なんだ、この日本人は?』

という視線を浴びながら入りました。

 

中に入ったらすぐバスケットコートがあって。

 

パッキャオが好きなのが、ビリヤード、

バスケット、それにチェスだそうです」

 

――どのくらいの時間そこにいたんですか?

 

「5時間くらいですかね。

 

10ボールのペアマッチをしました。

 

パッキャオペアはずっとテーブルにいて、

 

僕らを含めて4~5組ぐらいのペアが

代わる代わる挑んでいくようなスタイル。

 

パッキャオペアに勝つと

なにかプレゼントがもらえるという感じです」

 

――間近で見た生パッキャオ、どうでした?

 

「とてもフレンドリーで、

『あ、普通の方なんだな』って思ったんですが、

 

本気になった時の顔はもうすごい迫力で、

恐いぐらいでした。

 

僕らがそこで初めて撞いた瞬間は

顔が変わってましたね。

『こいつらどれだけできるんだ?』

って探るような本気の目で。

 

ちょっと『うわっ』と思いました(笑)。

 

その時も緊張感があったけど、

 

イモネンとL・V・コルテッザに見られながら、

パッキャオペアと僕らペアでプレーした時が、

一番緊張しました」

 

――何か喋りました?

 

「僕の英語が片言なんで、

短いコミュニケーションが中心でしたけど、

 

パッキャオは、

『東京にジムを作っているんだ』

 

(※ボクシング系のフィットネスジム

『パッキャオジム』。2017年春オープン予定)

 

という話をしてくれたり、

 

『君は何歳? 日本のどこから来たの?』

 

とか聞いてくれました」

 

――パッキャオの腕前はAクラスの

下ぐらいと聞いています。

 

「そんな感じだと思います。

 

でも、最近は全然撞いてないみたいです。

 

議員の仕事もあるし、

新しいジムの準備などもあって、

とても忙しいみたいで。

 

それでも、撞ける時は、

寝ないでずっと撞き続けると言ってました。

 

結局その日も寝ないで撞いて、

朝から議員の仕事に出かけてたんですが、

 

僕らと明け方5時ぐらいまで球を撞いて、

5時から7時半までの間はチェスをして、

7時半にマイジェットで移動する。

 

どんなタフネスだよ!! っていう(笑)」

 

――生ける伝説と朝まで遊ぶとは、

貴重な体験をしましたね。

 

「ホントですよね。

 

やっぱり本気モードになった時の

迫力、集中力はすごいものがありましたし、

心底タフだなと思いました。

 

そんな人を相手に、

普通では味わえないような環境と緊張感の中、

球が撞けて楽しかったです。

 

僕も正﨑プロも、

すごくいい経験をさせてもらったと思います」

 

(了)

 

…………

 

今回が初めてのフィリピンだった津堅プロ。

 

パッキャオ邸を訪れた以外の日は、

著名・無名問わず、現地のトップ選手と

球を撞き続けたそうです。

 

そこで「はっきり確信した」という、

フィリピン選手の根本的な強さや

日本人選手との差とは?

 

たっぷり語ってくれましたので、

近日ロングインタビューをお届けします。

こちらから

 

…………

 

以下は、youtubeにあった

パッキャオのビリヤード動画。

 

1本目がパッキャオの公式チャンネルから。

 

2本目は数年前のパッキャオカップの様子。

パッキャオのパートナーはR・アルカノで、

相手ペアは台湾の柯乗逸&柯乗中兄弟です。

 

 

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