〈BD〉界文子が第1回大会を制す！　女子スリークッション『Queen’s Cup』。フォトギャラリーあり

界文子（さかいあやこ）、

2度の産休・育休を経て、

久しぶりの優勝です。

…………

東京・笹塚の

『MARS』（マルス）で開催された

女子スリークッション年間最終戦、

『Queen’s Cup』。

主催は『W3C』（Women’s Three Cushion）。

W3Cは、2016年に行われたレディース戦の

結果をもとにプロ・アマ含めた

女子年間ランキングを作っており、

その上位7名だけが出られる大会です。

（※大会の前身は、今はない

『アカデミーZ』（東京・五反田）で

行われていた『レディースオープン』）

本大会のフォーマットは、

7名20点総当りリーグ戦。

国内女子スリークッション戦線の

2016“クイーン・オブ・クイーンズ”を決める

頂上決戦と言って良いでしょう。

その7名とは、

プロ（JPBF）から、

肥田緒里恵

東内那津未

西本優子

林奈美子

界文子

アマから、

深尾典子（MARS）

小林諒子（Kobby’s）

※大会フォトギャラリーはこちらから。

…………

優勝候補筆頭の「日本の女王」肥田緒里恵は、

初戦から順調に勝ち星を重ねて行きましたが、

小林アマに敗北を喫し、5勝1敗で終了。

その肥田との対戦では敗れたものの、

残る5戦全てに勝って同じく5勝1敗で

大会を終えたのが、

会場のMARSがホームの界文子。

同じ勝ち点同士の肥田と界でしたが、

アベレージでわずかに界が上回りました

（界：0.829　肥田：0.811）。

界は「恐らく6、7年ぶり？」の

トーナメント優勝です。

優勝：界文子　5勝1敗　Av. 0.829

2位：肥田緒里恵　5勝1敗　Av. 0.811

3位：東内那津未　4勝2敗　Av. 0.796

4位：西本優子　3勝3敗　Av. 0.678 

5位：小林諒子　2勝3敗1分　Av. 0.705

6位：深尾典子　1勝5敗　Av. 0.556

7位：林奈美子　0勝5敗1分　Av. 0.662

……となっています。

Carom Seminar提供　↓

界文子談話：

「棚ぼたな格好ではありますが、

優勝できて嬉しいです。

ここ何年もお休みしていたりして、

なかなかちゃんと撞けていませんでしたが、

この試合には出たいと思い、目標にして、

年間のポイントも意識しながら、

出来る範囲でやってきました。

上位7名に入って、本大会に出るからには

良いプレーをしようと思っていたので、

優勝という結果は棚ぼたですけど、

勝てて良かったです」

…………

また、W3Cが認定する

2016女子スリークッション最優秀選手（MVP）は、

15回目の『3C全日本選手権』制覇、

『世界選手権』3位など、

今年も安定した強さが光った

肥田緒里恵プロが獲得しています。

（※ランキングポイント的に、

今回のQueen's Cupに「出さえすれば当確」

だったとのことです）

…………

さて、女子スリークッションについて、

大きなニュースがあります。

『女子3C世界選手権』が来年5月に

ベルギーで行われることが決まりました。

本来なら、2年に一度、偶数年が

女子3C世界選手権イヤーで、

奇数年に開催されたことはありません。

今年（2016年）は8月に韓国で行われ、

この記事のように、

T・クロンペンハウアーが連覇を飾っています

（※日本の肥田と西本が3位）。

急に決まったこの来年5月の

ベルギー開催を考慮する形で、

国内女子戦線の

2017年大会日程も決まっています。

大きなところで言うと、

世界選手権の日本代表選手の選考会を兼ねた

『3C女子全日本選手権』は、

来年3月4日〜5日に行われます。

日本3C女子選手たちにとって、

いつもの年より気忙しい新春〜春と

なりそうです。

…………

2016 Queen's Cup Photogallery is here.

…………  

<<<前の記事