〈BD〉「楽しんで撞けた分だけ成長している」――『GPE-7』優勝・栗林達の談話

Toru Kuribayashi won 2016 Grand Prix East stop#7
Toru Kuribayashi won 2016 Grand Prix East stop#7

 

先週末のJPBA男子プロツアー

『グランプリイースト第7戦』(GPE-7)で

優勝を飾った

 

栗林達プロの談話をお届けします。

 

…………

 

表彰式の直後に取材しました。

 

夏から装着しているエクステンション

(キュー尻の延伸器具。

付けっぱなしにして撞いている)のこと、

 

そして、記憶に新しい、

ジャパンオープンと北陸オープン、

2度の準優勝についても聞いています。

 

その栗林プロは、現在

『クウェートオープン』に向けて移動中。

 

他に、JPBAから大井直幸、羅立文、

土方隼斗、竹中寛の4名が出場します。

 

日本トップたちの健闘を期待しましょう!

 

…………

 

Toru Kuribayashi

JPBA39期生

1982年6月26日生

福井県出身・東京都在住

2004年アマ『球聖』『名人』

2010年『ワールドプールマスターズ』準優勝

2011年『関西オープン』優勝

2011年『関東オープン』優勝

2014年『兵庫オープン』優勝

2015年『ワールドカップオブプール』3位

2016年『ジャパンオープン』準優勝

他、優勝・上位入賞多数

GPEでは通算11勝(2位)

使用キューは、MEZZ / EXCEED

 

…………

 

 

――今季初V。率直な感想を。

 

「ホッとしたという感じですかね。

 

悪い状態の時に負けるのは当たり前ですけど、

 

一生懸命できているし、状態も良いのに負ける

ということがここのところ続いていて、

少なからずフラストレーションを感じてました。

 

さっき表彰式で、

『来年のGPEポスターに載りたいと思ってた』

 

(※GPEの年間トップ10名は

翌年の告知ポスターに写真が載る。

栗林プロは本戦前に10位で優勝で5位が確定。

詳しくはこちらから)

 

と言いましたけど、

 

それは冗談という訳でもなくて、

やっぱりトップ圏内にいるプロとしての

プライドがあったというか。

 

今回はそれと向き合いながら撞けていたので

良かったんじゃないですかね」

 

――ブレイクからもプレーからも

状態の良さがうかがえました。

だいぶ意図通りに手球を扱えていたんじゃないかと。

 

「そうですね。

 

最近本当に球撞きのレベルが上がったと思います。

それは自分の実感としてあります。

 

大きなことで言えば、

(キュー尻に付けっぱなしにしている)

エクステンションの効果があると思います(※写真)。

 

あれを付けてから、

自分の球が良い方向に変わりました。

 

『もうちょっと伸びていけるな』という

可能性が感じられるほどです」

 

――エクステンションを付けて撞く効果。

具体的には?

 

「なんて言うんですかね。

細かいショットがやりにくくなるので、

逆にシンプルに考えやすい。

そういう傾向があると思います。

 

エクステンションを付けていると、

キュー全体の重量が今までよりある分、

スピードの調節はなかなかしにくくて、

キューをゆっくり振りたい時でも

手球はドーンと行きやすい。

 

なので、チビって撞いたら

(制御不能になって)終わりなんです。

 

だからこそ、気持ち的に割り切れて

シンプルに撞くことができているのかなって。

そこは自分でもまだ考えながら

やってるんですけどね。

 

今の僕には色々な意味で

エクステンションを付けて撞くのが

合ってるのは間違いないです。

素晴らしく合っています」

 

――いつから付けるようになりましたか?

 

『アジア選手権』から帰って来たばかりの

頃からです(8月下旬)。

 

その頃から球撞きが良くなっていきました」

 

――今年は環境の変化などもあり、

練習時間の確保が大変だと聞いていました。

その点でもフラストレーションが

溜まっていたのでは?

 

「そうですね。

 

プライベートを含めて色々とやることがあって、

球を撞く時間は確かに減ってます。

もちろんその状況はキツかったです。

 

でも、切り替えることができました。

 

どうせたくさん撞けないんだったら、

ビリヤードとの付き合い方を変えて、

楽しむビリヤードで行こうと。

 

実際に最近は、

色々な方と接しながら撞く時間が増えていて、

ペアマッチをしたりして普通に遊んでます。

 

すると、周囲の方が僕のことを

待っててくれるような空気も出てきて、

ますます楽しくなってきた。

 

ああいう雰囲気で

ビリヤードを楽しめるようになったことは、

確実に自分にプラスになってると思います。

 

楽しんで撞けた分だけ成長しているんじゃないかな」

 

――そうでしたか。

自分を追い込んでいくような練習は?

 

「ピリピリした練習もやってますよ。

 

短いですけど、限られた時間の中で、

キチッと区切ってしっかりやってます。

 

いかにその時間で集中力を高めるか。

 

そういう意識で練習をした上で、

皆で一緒にビリヤードで遊ぶ時間も

あるという感じです」

 

――今年は『ジャパンオープン』

『北陸オープン』で準優勝。

2度のファイナルでの敗戦は、

ご自身の中で消化し切れていますか?

(ともに土方隼斗に敗れている)

 

「ああ、もう全然余裕ですよ。

 

トーナメントのあの辺で当たるプレイヤー、

特に今の隼斗プロはとてもレベルが高いので。

 

自分が勝ったらラッキー、

負けたらしょうがないって

思えるようなプレイヤーですから。

 

北陸で僕はゲームボールまで撞きましたけど、

隼斗プロが強かったから

ああいう結末になった訳ですし、

 

ジャパンオープンも同じで、

隼斗プロが強かったからあの展開になった。

 

そのうち逆の展開にできたら良いなと、

予想……というかイメージは作ってます。

 

作ってますけど……なかなか厳しそう(苦笑)」

 

――「悔しい」という気持ちは

2大会についてはなかったですか? 

 

「悔しい……いや、悔しいというのとは違う。

 

『悔し~!!』というよりは

やっぱり『ナイスだなぁ』です。

 

『隼斗、強かったなぁ。頑固王子、うぜーな』

っていうぐらいの(笑)。

 

隼斗プロはホントに入れますから」

 

――さて。すぐに『クエートオープン』があり、

その後『全日本選手権』もあります(11月中旬)。

楽しみですね。

 

「はい。

 

今年、オープン戦の成績はそこそこ良いですし、

 

今のまま一生懸命頑張れば、

もしかしたらクエートで

何か掴めるんじゃないかという予感があります。

 

その後の全日本選手権では、

自分がどれだけレベルアップできているのか、

それを自分で計るつもりで臨みたいと思ってます。

 

今まで全日本選手権では、

あまり良いビリヤードができなくて、

ボロボロになった年もあるんですが、

そういう経験もした上で、

今年は普通に撞けそうな気がしています。

 

今日は優勝しましたけど、

今シーズンはあまり結果も出てないので、

そんなに期待されているとも思ってないですし(笑)、

 

とりえあず自分のプレーができれば

良いかなという感じです。

 

でも、昔から比べたら

自分でも上手くなったなと思いますよ。

これはもう間違いなく。

周りからそう言っていただけることも増えました。

 

それを結果に結び付けられるかどうかは

僕の精神力次第かなと思ってます。

 

2016年、最後まで楽しみながら頑張ります」

 

(了)

 

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