〈BD〉「舐めてた部分を見直しました」――GPW-4優勝・北谷好宏の談話

Yoshihiro Kitatani won JPBA Grand Prix West stop #4
Yoshihiro Kitatani won JPBA Grand Prix West stop #4

 

先週末(8/21)に行われた

JPBA西日本男子プロツアー

グランプリウエスト第4戦 in 大阪』(GPW-4)。

 

優勝した北谷好宏プロの談話を

以下でお届けします。

 

北谷プロの優勝は、昨年3月の

『GPW-1』以来約1年5ヶ月ぶりです。

 

…………

 

Yoshihiro Kitatani

1975年12月19日生

JPBA34期生・福岡県在住

2003年東海グランプリ優勝

2013年北陸オープン優勝、

2015年GPW-1優勝、他、優勝・入賞多数

2016年GPW-4優勝

『淡路』(福岡)所属

 

3位入賞の弟・英貴プロとともに。↓

 

 

――優勝の感想を。

 

「今回は『優勝したい』と思って出た試合でした。

それで勝てたことが良かったなと。

 

『ジャパンオープン』(7月)から

ずっと良い状態が続いていて、

その流れで試合に入れた感じがあります。

 

あとは、

GPWの”絶対王者”がいなかったですから。

あのお方が(笑)。

 

(※大井直幸が『アジア選手権』遠征中で

このGPW-4は不参加だった)

 

14-1で一回勝ったことがあるぐらいで、

僕は常にあのお方に阻まれてますので。

 

(※詳しくはビリヲカの「対戦成績」を)

 

だから、今回頑張りたいってのもありました」

 

――今年は決勝ラウンド一発目前後で

負けてしまっていた試合が多いですね。

 

「そうですね。

 

今年の前半戦はあまり……というか全然良くなくて。

気持ちの部分でも充実感がなかった。

 

でも、『ジャパンオープン』(7月)ぐらいから

変わったんですよね。

 

もうちょっと必死にっていうか、

一球一球危機感持って撞かなきゃダメだなと

改めて思うようになって、

それで良くなったかな。

 

まあ、早い話が舐めてたんですよね。

 

その舐めてた部分……というか、

なあなあになってた部分を

少し見直した感じはあります」

 

――反対の山では、弟の英貴プロが

健闘していましたね。

 

「試合しながらちょこちょこ見てました(笑)。

 

『頑張れよ』と思いながら、

自分も集中せないけんから。

 

今回、ヒデはもうちょっとでしたね。

 

準決勝は2-6ぐらいで負けとって、

そこから頑張って追い付いたけど……。

やっぱりまちゃ(田中雅明)は

上手いですから。

 

でも、あんな感じで撞いとったら、

この先もチャンスはあると思います」

 

――ご自身は、丸一日、

内容面には納得できていますか?

 

「うん。良かったと思いますよ。

 

ただ、ブレイクはもう一歩でしたね。

 

初めての9オンフットラックの試合。

攻略できたとは言えません。

 

自分のお店で練習したようには決まらなかった。

 

やっぱり台によってもだいぶ違うし。

人のブレイクを観て、『あ、それいいな』って

その場で試したこともあるし。

 

結局、付け焼き刃だったということです」

 

――基本的には「引き+ヒネリ」で打つんですか?

 

「うーん、まあ、そうかな。

ちょっと違うというか、

それだけではないとも言えるんですけど。

 

撞点は下めでヒネリは入れてますけどね。

 

やっぱり試合になると力みもあっただろうし、

ヒネリ量と厚みとかが狂いがちでした。

 

そうするとノーインやイリーガルが多くなる」

 

――ノーインやイリーガルに対する恐怖感は?

 

「それはそんなになかったですよ。

 

配置が悪ければ、相手がプッシュアウトや

パスをするんで、撞き番は回って来るし、

 

相手も同じように

ノーインやイリーガルがありましたから。

 

初めてこのフォーマットで

試合をしてみたけれど、

 

そんなめちゃくちゃバババッと

マスワリされることのない

ブレイクルールと言えますかね。

 

だから試合中、

そこまで切羽詰まった感はなかったかな。

気持ち的な余裕があったというか。

 

撞き番が回って来た時に

自分がしっかり行ければ問題ないと思える。

 

昨日はしっかり行けていたし、

球も入ってたんで。

そんなに慌てることも焦ることもなかったです。

 

でも、皆が

もうちょっと9オンフットを研究して、

マスワリがいっぱい出るようになったら、

心理面も変わるでしょうね。

 

昨日見た感じだったら、

まちゃ(田中雅明)が一番上手かったかな」

 

――北谷プロはプロとしても

中堅キャリアになってきて、

ブレイクルールやラックの度重なる変更を

経験してますよね。どう捉えてますか?

 

「僕はブレイクに関しては

今までに色々と培ってきたものがあって

ベースとなる撞き方があるので、

 

大体のブレイクルールは

その撞き方を基本にして、

撞点や厚みなどを変えるだけで

対応できる範囲内だと思っています。

 

なので、そんなには嫌なことはない……

ですかね。

 

練習せないけんことが増えるというのは

大変と言えば大変ですけどね(笑)。

 

これからは9オンフットが

主流になっていく方向だと思いますけど、

 

今までも、結局みんなが何か解決策を見付けて

対応してきている訳だし、

 

9オンフットも遅かれ早かれ

そうなっていくんじゃないでしょうか。

 

ブレイクルールの変更というのは、

イタチごっこと言えばイタチごっこかも

しれませんね」

 

(了)

 

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