〈BD〉「自分に過度の期待はしてなかった。本当に嬉しい」――全日本3C優勝・島田暁夫の談話

Akio Shimada won 2016 All Japan 3-Cushion Championship
Akio Shimada won 2016 All Japan 3-Cushion Championship

 

5/5に閉幕した

『全日本スリークッション選手権』で、

 

3度目の優勝を果たした、

島田暁夫プロの試合直後の談話を

以下でお届けします。

 

…………

 

Akio Shimada

 

1952年11月29日生

東京都出身

1973年JPBF入会

『全日本選手権』優勝3回

『ジャパンカップ』優勝3回

近年では、

2015年『プロスリークッション第11回アカデミーZ戦』優勝

他、優勝、入賞多数。

『ルパン』(東京)所属

 

 

――2002年以来の3度目の全日本タイトルです。

 

「もう……めちゃくちゃ嬉しいですよ。

 

ツキがあるとこういうこともあるんですね。

 

この3日間、ものすごくツイてました。

良い展開ばっかりで。

 

自分に対して過ぎた期待はしてなかったですから、

本当に嬉しいですよ。

 

まあ、もうこういう歳(63歳)ですからね。

素直に嬉しいというのがまず一番です」

 

――その"良い展開"をしっかりとものにしていた。

それは集中が切れなかったからでしょうか?

 

「ええ、集中を切らさずに撞くことは

いつも心掛けていますが、

 

いかんせん最近は満足に練習できていたかと

言われるとそうではなかったので、

自分に過度の期待はしていなかった。

 

でも、期待していなかった分、

ずっと気を緩めずに行けたから

良い感じで撞けてたんだと思います」

 

――島田プロのトレードマークである

ハイテンポなプレーリズムは

最後まで守られていました。

 

「そう。そこはもう変わらないですね。

 

ただ、スピーディーにプレーしている中で、

『今のはちょっと慌ててプレーしちゃったかな』

と自分でも思う球もあったんです。

 

でも、そこはまあ気にしないでやってました。

自分のペースを崩さないこと優先で」

 

――ファイナルは序盤から先行して

リードを守り切りました。

 

「新井選手が序盤は

調子が悪いように見えたんですけど、

きっとどこかで来るだろうなとは思ってました。

 

案の定、中盤から良い感じになってきて。

彼とは何度も当たってますけど、

本当に上手いなと思う訳です。

 

でも、ここで逆転される訳にはいかないから、

僕ももう一段階ギアを上げて

プレーできた感じはありました」

 

――まだまだ最前線で

中堅~若手の「壁」になりますね。

 

「『常に最前線で』ということを

意識している訳ではないですが、

公式戦にはまだしばらくは

出場し続けたいと思っています」

 

――最後に、

応援していた方やファンへのメッセージを。

 

「応援していただいた方々には

ただただ感謝の想いしかないです。

 

もう今はすごく疲れちゃってフラフラで

頭がよく回ってないんですけど、

応援していただいたことを

本当に嬉しく思っています。

ありがとうございます」

 

(了)

 

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