〈BD〉「横着しないできっちりできた」――東日本神奈川10ボール優勝・青柳高士の談話

Takashi Aoyagi
Takashi Aoyagi

 

先週日曜日のアマ公式戦、

『東日本神奈川10ボール』で優勝した

 

青柳高士選手(SPA。埼玉)の談話を

以下でお届けします。

 

こうやってちゃんとお話をうかがうのは

BDでは初めてです。

 

青柳高士

Takashi Aoyagi

1976年9月15日生

埼玉出身・東京都在住

2003年『マスターズ』優勝

2006年『アマローテ(全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会)』優勝

2006年2007年『球聖戦』球聖位

『新潟選手権』4勝

『東日本埼玉』『同群馬』『同神奈川』優勝

他、優勝・入賞・オープン戦ベストアマ多数

SPA(埼玉所属)

 

本大会のResult(ベスト16より)

ベスト16 W-3 板垣彰

ベスト8 W-2 喜島安広

Semi. F W-6 今村豊

Final W-5 園山亮

 

…………

 

 

――ひと晩経ってのお気持ちは。

 

「実感が湧いてきてだいぶ嬉しいですね(笑)」

 

――初参戦の神奈川10ボールの印象は?

 

「いやぁ、タフな大会でした。

 

もともと神奈川はメンツが濃いという印象で、

トーナメント表を見た時も

『キツイのがいっぱいいるな』と。

 

だからこそ、勝てて嬉しいというのが

正直言ってありますね」

 

――自分のプレーを振り返ると?

 

「相手に先行されたり、

リーチをかけられた試合でも

なんとかマクれたのが大きかった。

 

諦めないこと。

今できることを丁寧にやること。

それができたなという実感がありますね。

 

具体的に言えば、

構えに入る時とか考える時に、

横着しないできっちりできたなと。

 

今までだったら、

なんとなく『行っちゃえ』とか

『テンポに任せて』っていうこともあったけど、

 

昨日はイメージが湧くまでは

撞かないって決めていて、

それが良い方向に出たと思います」

 

――昨年末に指を剥離骨折したということで。

 

「はい、怪我しちゃいました。

 

それまでずっと気持ちが入った状態で

球撞きをやってこれていたけど、

あの時は一度ふてくされました(笑)。

 

でも、考え方を変えて、それを機に

フォーム、握り、ストロークとか、

何もかも見直したんです。

 

結果的にはそれが良い方向に行ってるみたいです。

今後もそこを磨いていきたいですね」

 

――昨年から仕事が新しくなりましたね。

それに伴ってどんなビリヤードライフを?

 

「今は司法書士事務所で働いてます。

 

仕事が終わるのが

10時ぐらいになっちゃうんですが、

それから『ブラザー』(東京・神保町)に行って

一人で転がすことが多いですね。

 

お客さんが多いお店なんですけど、

それでも一人撞きをさせてもらえる時もあるので、

お店には感謝してます

 

前もって『今日はこれをやる』って

テーマを決めておいて、それだけを

30分とか1時間やるっていう感じです。

 

その日の課題をやりきりたいっていう

気持ちは結構強いと思います。

 

相撞きもしてますよ。

『撞きましょう』と誘われたら

何の問題もなく、楽しくやってます」

 

――練習の頻度は?

 

「週2。多くて3。

職が変わって日が浅いので、

どうしても仕事優先になります。

 

ビリヤードの時間があまり取れないのは

わかっていたことです」

 

――今年40歳になりますね。

年齢的・立場的に中堅と言えるかと思います。

 

「気持ちはまだまだ若手のままなのですが(笑)。

 

でも、SPA(埼玉)も

若手がすごく伸びてきて

下から突き上げられてますので、

40になるからと言って

落ち着くということはないですね。

 

皆から刺激を受けてるおかげで、

モチベーションを落とさずやれています。

 

なんかこう、

『青柳、ぬるくなったな』って

思われるのは嫌ですし(笑)。

 

SPAの若い選手といえば、

高橋政章が昨秋の『東日本栃木』で優勝した。

で、僕は東日本神奈川で勝てた。

切磋琢磨できる良い環境にあるなと思ってます」

 

――今後の目標は?

 

「個人戦で言えば『名人戦』なんですが、

 

とにかく今一番の目標は、

『都道府県対抗』(5月)の優勝ですね。

 

今の埼玉(SPA)は優勝できるチームです。

(※過去、埼玉は5位が最高)

 

今年のAチームは、

僕と建川雄司、寺田健次、喜島安広、高橋政章

というメンバーで、

 

始めの3人が昭和51年生まれ。

後の2人が若手と言えば若手(笑)。

 

このチーム構成は初めてですが、

優勝目指して戦いたいと思います。

 

それと、そういった

プレイヤーとしての目標もさることながら、

 

今僕はアマ連(JAPA)本部の運営にも

携わっているので、

 

より良いルール整備と良い運営が

できるように注力したいと考えています」

 

(了)

 

…………

 

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