〈BD〉意外? or 納得? グランプリイーストの「準優勝」回数を調べてみた


JPBA東日本男子プロツアー

『グランプリイースト』(GPE)に

限った話になりますが、


ちょっと変わったデータを

紹介したいと思います。


そのデータとは、

「GPE通算"準優勝"回数」。


すなわち、

「GPEで2位になった回数です。


(※GPEは今年で13年目。

毎年7戦前後開催しているので、

約90戦でのデータです)


先日の栗林達プロの

「同一店舗・5年連続優勝」の記事

作成している際に、


ふと気になって、

GPEで実況放送を担当している

加藤さんに問い合わせてみました。


さすが加藤さん。

すぐ該当データを出してくれました。


その前に、参考データとして……

通算"優勝"回数はこんな感じです(上位10名)

 

1位 土方隼斗 12回

2位 栗林達 10回

3位 羅立文 9回

4位 内垣建一 8回

5位 西嶋大策・高橋邦彦 5回

7位 山本久司・菅原利幸・浦岡隆志 4回

10位 奥村健 3回


では、本題の……


GPE準優勝回数ランキングは、こちら! ↓

(※3回以上の人だけを掲載)


1位 土方隼斗 7回(優勝12回)


2位 西嶋大策 6回(優勝5回)


3位 浦岡隆志 5回(優勝4回)

   塙圭介 5回(優勝2回)

   高野智央 5回(優勝0回)


6位 内垣建一 4回(優勝8回)

   赤狩山幸男 4回(優勝2回)

   水下広之 4回(優勝2回)


9位 羅立文 3回(優勝9回)

   高橋邦彦 3回(優勝5回)

   山本久司 3回(優勝4回)

   逸野暢晃 3回(優勝2回)

   照屋勝司 3回(優勝0回)


決勝戦での勝率が5割を超えている人、

つまり、準優勝より優勝の方が多い人は

青字にしています。


…………



GPEでの準優勝の1位は土方隼斗プロ。


準優勝が多いのは不名誉なこと!? 


いえいえ。

まず、ファイナル進出回数が「19回」と、

図抜けていますし、


その上で、優勝12回・準優勝7回と、

大きく勝ち越しています。


しかも、準Vのうちの1回は、

アマチュア(当時16歳)だった時のもの。


(※10代でGPEのファイナルを撞いた

アマチュアは

後にも先にも土方プロしかいません。


しかも、その時負けた相手は、

その直後の『全日本選手権』で

優勝することになる奥村健プロでした)


このアマ時代の1回を省いて、

実質的に「準Vは6回」と

言っても良いでしょう。


……とすると、

「GPEの決勝戦に行けば、

3回中2回は勝っている(勝率66.6%)」

ということになります。


他に、同じ勝率の人としては、

内垣建一プロ(優勝8/準優勝4)が

挙げられます。


この2名より勝率が良い選手となると……

羅立文プロ(優勝9/準優勝3)です。


GPEのファイナルでは4回中3回勝利。

勝率75%です。すごいな……。


…………



この表を見て、

あれ? 肝心のあの人がいない……と

BDは思いました。


そう、こないだのGPE-5で優勝した

栗林達プロです。


データを下の方まで見てみたら……


いました。


「栗林達 1回(優勝10回)」


!!!!


ちょ、超人……。

準優勝は1回だけだったんですね。


(※栗林プロは2011年に東日本へ移籍。

それ以前の6年間は西日本の「グランプリウエスト」

に参戦して、優勝4/準優勝3)


先月の『ジャパンオープン』

2007年『全日本選手権』、

2008年&2009年『北陸オープン』など、

全国トーナメントでは

準優勝が多いイメージでしたが、


グランプリイーストの決勝戦では

優勝10/準優勝1。

恐るべき勝率の高さです(約91%)。


昨年、あるプロが

グランプリイーストで栗林達に

負けた時に、


「ガンダムみたいな強さだった」


と評していましたが、

それも頷けてしまう戦績ですね。


そんな栗林プロですが、

次の「第6戦」(GPE-6。9/27)は、

優勝者シードで出られる……んですが、


ちょうど、ロンドンで行われる

『ワールドカップオブプール』

(ペアマッチ国際大会。

大井直幸プロとペアを組む)


に出ているために欠場となります。


となると、優勝者シードは

第5戦で準優勝だった土方隼斗プロに

移ることになります。


このことは、GPE年間ランキングや、

通算優勝/準優勝回数にも

影響を及ぼすことでしょう。


他にも、

準優勝回数ランキングを観ていて、

いくつか気付いたことがあります。


それはまたの機会にお届けします。


……以上、

「データさえ残っていれば、

プロの試合は

いかようにでも楽しむことができる」


というお話でした。


……今度、グランプリウエストのも

数えてみようかな……。


…………

 

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