〈BD〉「嬉しい気持ちと残念な気持ち、両方です」――GPE-2で初の3位入賞・大西想の談話

大西想(So Onishi)
大西想(So Onishi)

 

日曜日に行われた

『グランプリイースト第2戦』で、


プロ入り初の3位入賞を果たした

大西想(おおにし・そう)プロの

談話をお届けします。


今年がプロ6年目の大西プロ。

取材を受けるのもプロ入り以来初めてだそうです。


正確には、BDはアマ時代の大西選手に

短い談話取材をしています。

 

あれは7年ぐらい前。

 

CUE'S誌で連載していた

『土方隼斗STYLE』の現場で、

 

当時大西選手はメガネだったことを

思い出します。


…………


So Onishi

1981年1月30日生

JPBA44期生

東京都出身/在住

所属:RISK、ステラ、AZ. Place

プレーキュー:EXCEED

 

 

――初の3位の感想を。


「初めて表彰台に上がれて嬉しい気持ちと、

3位で終わって残念な気持ち、両方です。


過去最高成績という嬉しさはありますし、

少し自信にもなったんですが、


同時に、

『ファイナル、撞きたかったな』

『優勝しなきゃ、ダメだよな』

という気持ちがあります」


――ベスト8でこれまで3回敗れていましたね。


「『壁』でしたね、自分にとって。


ベスト8まで来ると、トッププロや優勝経験者と

当たって当たり前ですし、

優勝するなら突破しないといけない壁です。

そこは目標の一つでした」


――今回のベスト8戦(vs 赤狩山幸男)は

途中から流れを引き寄せましたね。


「劣勢からのスタートでしたが、

チャンスをもらって、

そこから良い状態で撞けました。


格上の相手への意識みたいなものは

いつもより少なくて割と普通に撞けました。


緊張はしてましたけど、

その中でも撞けるようになってきたと思います」


――しかし、準決勝は鈴木清司プロに逆転負け。


「自分の状態も良くて、第1セットを3-0で取れた時は

『まだ流れがあるな』と思ってたんですよ。


でも、少し違和感を覚えた時に

それまでと同じペースでプレーしちゃって、

それでおかしくなってしまった感じです。

スローダウンすべきだったかな、と。


タイムルールへの対応や

エクステンション(時間延長)の使い方もまだまだで、

色々と経験不足を露呈している間に、

鈴木プロが仕上がってしまった(笑)。

 

ファイナル、撞きたかったですが……、

いい経験をさせてもらったと思います」


――今回のあの3ゲーム先取の2セット先取という

フォーマットについては?


「試合前から、

『チャンスはある』と感じてましたね。


普通の8ゲーム先取とかだったら、

相手に大量リードされると、

マクるのは不可能じゃないけど大変です。


でも、この方式なら獲得ゲーム数が少なくても

セットさえ取れれば勝てるチャンスがある。


逆に言うと、相手にもチャンスあるので

すごくドキドキしますけどね(笑)。


観ている側は面白かったんじゃないかと思います。


決勝ラウンドは、朝からどのテーブルも

ヒルヒルみたいな雰囲気だったと感じました。


セーフティを選ぶ場面をよく見ましたし、

自分もセーフティを念頭に置いた戦い方を

していました。


実際、セーフティを選ぶべきところで

選べたことが良かったと思っています」


――この先、当たり前のようにベスト8の壁を

越えていくのに必要なものとは?


「心の余裕だと思っています。

冷静さと言ったらいいでしょうか。


もちろんトップの人達と自分とでは、

技術的な開きもありますが、


常々感じることは、

試合中の落ち着きの度合いが違いますね。


それは経験と自信から来るのだと思いますが、

トップの人達は逆境でも全然慌てないですし、

精神的な余裕が全然違うなと。

 

あの冷静さを自分も身につけたいです」


――今後の目標とは?


優勝することですね。


同期の嶋野聖大プロが今年初優勝したり、

関東の周りのプロ達が先に成績を出し始めたりして、

ちょっと焦りはありました。


ファイナルを撞いたことがない僕には

まだわからないことも多いですが、

『8の壁』は越えられたので、

また気を引き締めて、さらに上を目指したいです。


今回は試合前にも試合後にも、

励ましや応援のメッセージをたくさんもらえて、

こんなに励みになるものなんだなと実感しました。


周囲の期待に応えられるプロになりたいと思います」

 

…………

 

大西プロは今週末の『北海道オープンに参戦!

 

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