〈BD〉「まさかの連覇。ただただ嬉しいだけです」――全日本ローテーション連覇・田中雅明の談話

田中雅明(Masaaki Tanaka)
田中雅明(Masaaki Tanaka)


日曜日の

『第65回全日本ローテーション』で

優勝した、


「京の都の手球職人」、

田中雅明プロの談話をお届けします。


…………


Masaaki Tanaka

 

JPBA37期生

1999年名人位(アマ)

2009年JPBA年間ランキング1位

2010年アジア大会日本代表

2014年&2015年『全日本ローテーション』連覇

関西オープン2勝

他、優勝・入賞多数



――連覇の感想をお願いします。


「いやぁ、言うことがないですねぇ(笑)。


まさか連覇できるとは思ってなかったので……

ただただ嬉しいだけです」


――状態が良い訳ではなかったと?


「良くはなかったですね(苦笑)。


連覇したいと思ってましたし、

できたらかっこいいなぁとも思ってたんですが、


試合前に思うような調整ができず、

肝心の自分の状態が疑問でした」


――1月の関西オープン(準優勝)の時の

出来と比べると?


「まだ関西オープンの方が良かったですね。


あの時は、終盤で自分が

ミスしてしまったので負けましたけど。


嶋野プロのあの最後のマスワリ、

すごく良かったし、彼がナイスでしたよね。


あれ以降……そうですね、


2月の『テンボール世界選手権』(フィリピン開催)に

日本選手が行かないことになったじゃないですか。


(※開催地である

フィリピン・ミンダナオ島の治安や、

イスラム国に端を発する世界情勢の変化を顧慮して、

JPBAは選手派遣を取りやめた)


もちろんそれは仕方ないことですが、

テンションが下がってしまった面はありますね。


海外、行きたいですからね」


――今大会、1日で7試合した訳ですが、

疲れなかったですか?


「やっぱり疲れますよ。


疲れますけど、関西オープンの方

(決勝日は5試合)が疲れたかな」


――それは、テンボールとローテーションという

競技性の違いもあるんでしょうか?


「うーん。多少はあるでしょう。


体力的にもメンタル的にも、

ローテーションの方が疲れにくい……

のかな、僕の場合」


――『名人位になられたこともありますし、

アマ時代からローテに慣れているということは?


「いや、特別ローテーションに

慣れているってことはないですよ。


自分がやりたいようにやってるだけです(笑)」


――昨年の談話では、

『大会前のローテの練習は1度だけでした』と

語っておられました。


「あ、そうでしたっけ。今年も同じです(笑)」


――ローテーションの300点先取は、

ナインボールやテンボールに置き換えると、

どのぐらいの長さだと思いますか?


「5〜6ゲーム先取ぐらいかな」


――田中プロは試合中、相手の球を見る方ですか?


「普段は見る方だと思いますが、


今回のローテーションは見てない時間の方が

長かったと思います。


特に決勝戦(vs大井直幸)と

準決勝(vs栗林達)あたりは、

そんなに見なかったですね」


――それは相手のペースに

引き込まれてしまうことがないように

わざと見ないようにしていた?


「はい、そうですね。


ただ、今回は大井くん、

状態が良くはなさそうでしたね。


要所要所では見たんですよ、

『この球、どうするかな』って。


そうしたら、

『あれっ、いつもと違う選択したな』

と思う球がいくつかありました。


たぶん、状態が良くなかったからだと

僕は考えています」


――田中プロは大井プロとの

これまでの戦績はトップクラスに良いですが……。


(※公式戦の決勝ラウンドで、

2006年以降8勝7敗の勝ち越し)


「いやいや、去年は3戦全敗ですから(苦笑)。


やっぱり1年という期間で考えた場合に、


大井くんとの直接対決で1回でも2回でも

勝っておかないと、

年間1位はないと思うんですよね。


その辺は今年、

自分の中で割り切れてきたというか。


大井くんは力があるのは間違いないので、

彼に勝つために、ということは考えてます」


――なるほど。最後に今年の目標を。


「昨年の年間ランキングは5位でした。

今年は1位を目指しています。


現実的に言うと、3位以内には入りたい。


とりあえず、今年は準優勝→優勝と

良いスタートが切れているので、

引き続き、頑張ってやっていきます」


…………


田中プロの次の試合は、


3/29の『グランプリウェスト第1戦』

(GPW-1)です!


…………

 

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