〈BD〉「準決勝は手探りなまま撞いてました」――GPE-1で初の3位入賞・田仲海輝の談話

田仲海輝(Miki Tanaka)
田仲海輝(Miki Tanaka)

 

先週末の『グランプリイースト第1戦』

(GPE-1。東日本男子プロツアー)。

 

「林研字、プロ入り初優勝」の

ニュースの影に隠れて

目立たなくなっていますが、

 

田仲海輝(たなか・みき)プロが、

自身初の3位入賞を飾りました。

 

彼の談話をお届けします。BDでも初。

 

※大会のフォトギャラリーはこちら

 

※優勝の林研字の談話はこちら

 

…………

 

Miki Tanaka

1985年4月2日生

沖縄県出身・東京都在住

JPBA46期生

2015年GPE-1で初の3位


2014年全日本選手権にて
2014年全日本選手権にて

 

――初めての3位、どんな気持ちでしょうか。


「自分のレベルで3位になって良いのかな

というのが正直な気持ちですね(笑)。

まだまだだと思っていたので。


でも、状態は良かったですし、

気負うこともなく球に向き合えたと思います。


最後(準決勝)は自分に負けちゃいました」


――その状態の良さは予選日から?


「そうですね、予選も落ち着いて撞けていました。


僕は『関西オープン』(1月)に出ていなくて、

これが今年の初戦だったんです。


でも、昨年の『全日本選手権』が終わってからも

練習はちゃんと続けてきていたので、


そのおかげなのか、普段通りのペースで、

自然な形で試合に入れたと思います」


――このGPE-1が今年の初戦でしたか。


「はい。久々の試合でしたし、

僕にとっての開幕戦だったので、


どこまでできるか楽しみにしていました。

ある意味、気楽に頑張れたと

言ってもいいかもしれないです」


――決勝日の出来は?


「初戦(ベスト16vs山本久司。8-5)は、

始めは良くなかったんですが、

途中から集中できた感じです。


ベスト8(vs照屋勝司。8-5)は、

今回のベストゲームでしたね。


照屋さんは沖縄の先輩プロですが、

気後れすることもなく、無心で撞けました」


――そして、初めての準決勝(vs林研字)。


「正直どうやって戦っていいのか、

全くわからなくて、


戦い方も気持ちの持って行き方も

手探りなまま撞いてました。

顔の作り方すらわからなかったです(笑)。


戦う前は気にしてないつもりでしたけど、

未知の領域だったということですね。


ただ、気負ってはいなかったです。

 

勝てば次は決勝戦ということは関係なく、

単純にこの試合に勝つぞという気持ちで

やっていました」


――もつれる試合になりましたね

(※結果は6-8の敗戦)。


「途中まで内容は良かったと思います。


痛かったのは、中盤の6番のスクラッチ。

そこからミスが増えていきましたね。

10番ミスもありました。


小さなミスが大きなミスを呼び込む、

そんな流れに自分でしちゃったんだと思います。


緊張してた訳じゃなかったんですが、

その辺りがまだまだでした。


この準決勝で、

失敗を引きずらないことの大事さとか

そういうメンタル面の勉強ができた気がします」


――準決勝を自己採点すると?


「うーん。50点ぐらいだと思います。


自分の力を半分は出せた感じですが、

気持ちを強く持っていけなかった」


――となると、3位の嬉しさより悔しさが

先に出てくるのでしょうか。


「ええ、悔しい、ですね。


負けた時はそう感じてなかったですけど、

翌日、翌々日になって、


『なんで決勝に行けなかったんだろう』

という悔しさが出てきました」


――準決勝の相手の林研字プロは

初優勝を飾りました。


「あの決勝戦、素晴らしかったですね。

観ていて『自分も』と励みになる試合でした。


今、自信はだんだんと付いてきていますし、

僕もまず決勝に行くことを目標に

また次の試合から頑張ります」


――今年、ここから全試合に出る予定ですか?


「GPEを含め、関東の試合は全部出ますが、

全国オープン戦は出られないものがありそうです。


でも、全日本選手権には絶対に出ますし、

あの試合に備えて

今から準備しておきたいと思います」

 

…………

 

田仲プロ、ありがとうございました。

 

余談ですが、あの独特なデザインのキューは、

ADAM JAPANのMUSASHIで、

 

2年前にプロを辞めた村山博之さんのものを

借り受けて使っているとのこと。

 

次戦以降でも健闘を期待しています。

 

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