BDの談話取材、
2015年のトップバッターは、
3月で26歳になる日本の若きトップ選手、
JPBA土方隼斗プロです。
一昨年（2013年）、
『ジャパンオープン』を含めて
年間5勝を挙げる大活躍で
自身初の年間ランキング1位に輝いた土方プロ。
名実ともに日本のトップとして迎えた
2014年シーズンは、
年間2勝・ランキング6位という
まずまずの結果となりました。
どうしても前年と比べると、
物足りなく感じられてしまいますが、
本人はどのように受け止めているのでしょうか。
今シーズンにかける思いと合わせて
話を聞かせてもらいました。
…………
Hayato Hijikata
JPBA40期生
1989年3月16日生 東京都出身
2013年ジャパンオープン優勝
2013年JPBA男子年間ランキング1位、
2013年&2014年関西オープン連覇、他
…………
――2014年はどんな年でしたか？
「ビリヤードの難しさを感じた1年でしたね。
勝てない時は
どんなに調子が良くても勝てないし、
勝てる時は調子が悪くても勝てる。
それを身を以て体験した1年でした。
そして良い経験を
たくさん積むことができた1年でした」
――2014年を頭からざっくりと振り返ると？
「初戦の『関西オープン』（1月）での優勝は
とても嬉しかったですね。
前の年（2013年）、
勢いだけで勝った訳じゃないということを
証明できた気がしましたし、
かなり良いスタートを切れたと思います」
――その後は？
「そのまま調子を維持して
『ジャパンオープン』（7月）まで
行ったのですが、
そこでダメな部分が出てしまい、
それ以降流れが悪くなってしまいました。
その後も、予選は通過するんだけど
決勝トーナメントですぐ負けたりして、
調子は良いのに負けてしまうという事が
続いていました」
――10月、『GPE-7』
（グランプリイースト第7戦）で
年間2勝目を挙げました。
「2014年、グランプリでずっと結果が
出ないまま最終戦を迎えましたが、
最後で優勝できたのは嬉しかったですね。
ただあの試合は、自分の中でのイメージは
悪かったのに勝てたという試合でした。
こういう優勝の仕方もあるし、
逆に調子がよくても勝てる訳じゃないので、
ビリヤードは難しいなって改めて思いましたね」
――最終戦の『全日本選手権』は？
「自分の流れに持って行けず、
そこから崩れてしまい負けるという
弱さが出ましたね。
やっぱり2014年は、ジャパンオープンと
全日本選手権という大一番で結果を
残せなかったことがとても悔しかったです。
2013年の成績（年間5勝。ランキング1位）と
比べると今年は物足りなく感じてしまいますが、
オープン戦で一つ、
グランプリで一つ勝てたので、結果として
悪くはなかったのかなとも思います。
もちろん全く満足はできていないので、
今年はもっと勝ちたいと思っています」
――2014年は海外遠征に度々行きました
（世界選手権、チャイナオープン、
ワールドカップオブプール、
世界国別対抗チーム戦、中国プロツアー）。
海外で学んだことや、
海外タイトル奪取の可能性については？
「世界のトップとの差は
そんなにないと感じていますが、
それでも世界トップとやって
『自分が勝ち目』とは言えません。
勝つイメージの差もあると思いますが、
爆発できる試合を続ける事が難しいので
そこの部分を突き詰めていかないといけませんね。
『世界国別対抗チーム戦』の時に
特に感じたんですが、
日本の競技レベルは高いと思います。
だから、挑戦し続けることが
まず大事だと思いますし、
いつか来るであろうチャンスを
逃さないように調整したいです」
――今年はプロ10年目の年です。
「今年はいい年にしますよ！（笑）
単純に言えば、もっと優勝したいです。
それと、狙うところはやはり
海外での優勝なので、
そこを目標に頑張っていきたいと思います」
…………
Hayato's大爆発2015に期待！
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