〈BD〉「無限に当たらないイメージでした」――全日本3C選手権に初出場、ポケットのプロ、北谷英貴の談話

北谷英貴
北谷英貴

 

現在『霞が関ビルディング』で開催中の

『全日本スリークッション選手権』

 

ここに九州・小倉のポケットビリヤードのプロ、

北谷英貴(JPBA)が出場していました。

 

もちろん地元・九州の予選を通って、です。

 

大会初出場……というより、

スリークッション(3C)の公式戦に出ること自体が

初めてだったという北谷プロ。

 

残念ながら「2次予選」で、

肥田明、鈴木剛という2名のJPBFプロに

敗れて早々に大会終了となってしまいましたが、

 

彼の目にはスリークッションの全日本選手権は

どのように映ったのでしょうか。

 

敗戦直後に談話をもらっていますので、

以下でどうぞ。

 

…………

 

――お疲れ様でした。

 

「もう当たることがないですね、

僕レベルの選手では(苦笑)。

 

簡単な球が難しく見えますし、

無限に当たらないイメージです。

当たりなしの永久ループです」

 

――初めての3Cの試合、戸惑いなどは?

 

「3Cの試合経験そのものがないですし、

3Cの新ラシャで撞くこともめったにないですからね。

 

もう、何をして良いのやら、ですよ(笑)」

 

――雰囲気に呑まれたりは?

 

「この会場、この雰囲気では

ヤンチャができないと思いました。

 

やっぱりポケットの試合と比べると静かですしね。

 

僕、ビシーッ!と撞いて2重回しに行こうと

思った球、2回ほど止めてしまいました。

 

だって誰もそんな暴れん坊さん、いないんですよ?

 

皆さんしっとり撞いてらっしゃるし、

『カツーン』『トーン』って音しかしない。

タップの音が違うよ!? と思いました。

 

『え、あ、じゃ、じゃあ私も』って

お行儀良い球を撞いてしまいました。

 

普段そんな球撞いてないから、

当たる訳もないですよね(苦笑)」

 

――小倉からの遠征、ほろ苦いものに

なってしまいましたね。

 

「いや、良い経験をさせて頂きましたし、

勉強になりました。

 

スリーを撞く方々って、

皆さんかなりレストが短いんですね

(※手球とブリッジの距離が近い)。

 

やっぱりポケットとは撞き方なども違うなと

改めて感じられました。

 

明日(4日)は、古屋敷亮一選手

(※北谷一家が経営する『淡路』の常連で、

昨年の『全日本アマ3C選手権』の優勝者)

の応援をして、

 

あとは数日間関東で球を撞いたりしようと

思います」

 

――それはポケットビリヤード?

 

「はい、すでに今、早くブレイクが

したくてウズウズしています(笑)」

 

…………

 

どうぞ、思う存分ビシーッと!

 

 

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