〈BD〉球屋音楽

 

ダラダラ長文お許しを。

 

ビリヤード場店主になるのも良いなぁ、

 

と思うことがあります。

 

ビリヤードが撞き放題だから。

 

……というよりも、

 

好きな音楽を流しっぱなしにできるから。

 

つまり、喫茶店でも古書店でも

何でも良いっちゃ良いんです、ええ。

 

…………

 

さて、先日の『ナビー・エキシビション』。

 

その淡い願望が突然実現しました。

 

そもそも。

 

イベントに必要なマイク・スピーカーなどの

音響設備や資料映像の撮影機材は、

 

主催者側で完璧にセットしておられました。

 

ですが、機材的な諸事情があって、

イベントの間、BGMを流すならば、

 

音楽プレイヤーをミキサー(で良いのかな)に

繋げる必要が出てきたのです。

 

無音は寂しかろうということになり、

「まあ、洋楽ですよね」と関係者の意見が一致します。

 

イベントプロデューサーでもある

渡辺元プロ(JPBF)は

 

「あ、僕のスマフォはほとんど邦楽ですねぇ」

 

ということで、

急遽僕のiPodを使うことになった次第です。

 

「僕ので良いんですかぁ!?」なんて言いながら、

結構嬉しかったり。

 

問題は何をかけるかです。

 

iPodの中の8割が、自分が昔から好きな

洋楽のハードロックやヘヴィメタル。

 

ラウドでファストでノイジーな旋律は

キャロムビリヤードに全く合いそうもありません。

 

むう……と一瞬考えてチョイスしたのは、

メジャーどころのスムース・ジャズ。

 

Kenny Gの『At Last…The Duets Album』です。

 

サックス&ヴォーカルによる、

洋楽人気ナンバーのカバーアルバムです

(Kenny Gさんは著名な米サックス奏者)。

 

ビリヤード場やビリヤードの試合会場では

 

「洋楽」

「なんとなく知ってるメロディー」

「古くない(ダサくない)アレンジ」

「テンポが早くない」

「重低音効いてない」

「かといって眠くならない」

 

こういう性質を持つ音楽が良いと思うのですが、

 

このアルバムは「全部載せ」だと思います。

 

…………

 

ということで、イベント中はこのアルバムをずっと

リピートでかけて頂きました。

 

音量も抑えめでしたし、

誰も気にしてなかったと思いますが、

僕は一人悦に入ってました。

 

ま、昔は「Kenny G? そんな売れ線系に

魂売っちゃダメっしょ」と、

 

ヘッドバンギングしながら斜に構えてたもんですが、

 

最近、朝とかにBPM高い曲(速い曲)を聴くと

心臓がどくどくするようになってしまい(かっこわる)、

 

心身にやさしい音楽への趣旨替えを目論んでいるのです

(いや、多ジャンル化とかクロスオーバー志向と言おう)。

 

ちなみに、Kenny Gは、

JPBAの山本久司プロが以前「好き」とおっしゃってました。

 

…………

 

なぜ音楽の話をしたかというと、

 

久しぶりに内垣建一プロ(JPBA)の

オフィシャルサイトを観たからです。

 

内垣プロは先日アメリカの

『USワンポケット』『US10ボール』に出ていたので、

その本人レポートを読んでました。

 

その時に「あっ」と思い出したのがこちらのページ

 

3年ぐらい前の企画でしょうか。

内垣プロが、ビリヤード好きで音楽好きな

知人友人に声を掛け、

 

「球屋で掛けたい音楽」というテーマで、

一人1枚アルバムを挙げるという寄稿企画をやったのです。

 

内垣プロご自身が音楽大好き人間で、

ジャンルにこだわらず色々なアーティストを

聴いておられます。

 

なので、内垣プロから参加を打診された時は

一も二もなく引き受けました。

 

(僕のアイコンがまだ柴犬だった頃か……)

 

これは楽しい企画でしたね。

 

他の人のレコメンドを本気で読んでましたし、

今でもかなり参考になると思います。

(僕も実際に買ったアルバムがあります)。

 

この時の寄稿者の何名かとは今も

SNSやリアルで付き合いがありますし、

 

またやってもらいたいなぁと思っている昨今です

(自分が呼ばれなくても、です)。

 

「またやろうと思ってるんですよ」(by内垣プロ)

 

それにしても。

 

この音楽企画ひとつ取ってもそうなんですが、

 

内垣建一オフィシャルサイトは企画主義と言いましょうか。

 

とても雑誌的な造りと企画内容だと思います。

 

かなり刺激を受けるサイトです。

 

JPBA内垣建一プロ
JPBA内垣建一プロ