ゴールデンウィークの只中
(ですよね? 今)、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
旅行に行っている方もいれば、
ビリヤード三昧の方もいるでしょう。
僕はほぼ毎年、スリークッションの
『全日本選手権』の取材があり、
(今年は5/3〜5/6まで成増にて)、
他にも締め切り間近の仕事がいくつか。
撞けはしませんが、
ビリヤード尽くしのGWです。
…………
さて。
ビリヤードの試合を取材している時は
選手のフォーム写真だけでなく、
色々なイメージ写真も撮っています。
ブリッジ(左手)だけとか、
グリップとか、ボールだけとか、
そういうのも結構あります。
上の写真もそう。
僕、好きなんです。
ブレイクショットの瞬間が。
特にキュー先をラシャに押し付ける人を
発見すると、ついつい撮ってしまいます。
シャフトがグニャリ。
これが好き、というか気になって。
シャフトって、
自分で掴んで曲げようとすると、
意外に力が必要で、
なんかイヤな予感もしちゃうし、
そもそもキューに良くなさそうです。
でも、ブレイクで使ってると
勝手に簡単にあれだけ曲がるのか!
と、ブレイクショットというものの
力感というか特殊性をそこで感じます。
…………
でも、頷ける話ではあります。
たまに聞く
「誰々がブレイクでキューを
折ったらしいぜ」という話題も。
この写真よりもっともっと
グニャらせる人もいますし、
あり得るよね、と思うのです。
(※全く推奨はしていませんので
悪しからず)
例えばフィリピンの「ブレイク怪人」
ジェフリー・デルーナとか。
下のyoutubeとか、色々すごすぎて、
もう見所満載なんですが、
僕は彼のブレイクを観る時は、
ずっと「シャ、シャフト、大丈夫ー!?」
っていう目線です。
聞くところによりますと、
数年前の話ですが、
彼は短期間で別々のメーカーの
2本のブレイクキューを折ってしまったとか。
さもありなん。
きっとグニャらせすぎたんだろうなぁ
(むしろ他の理由であってほしくない)。
…………
ちなみに。
上の写真のブレイクをしている人は
どんな人だと思いますか。
結構グニャっているから男子プロ?
そう思う人もいるかもしれませんが、
正解はアマチュアの女性なのでした
(しっかりしたブレイクの方でした)。
ちゃんとブリッジ(左手)が
フォロースルーの最後まで
クッションレールに残っていますね。
こうすると、
キュー出しと上体の動きが「ビッ」と
整いやすく(静止しやすく)なります。
だから、
そこそこのシャッタースピードでも
写真で「ピタッ」と撮れました。
つまり、この瞬間が撮れたのは、
カメラの性能は関係なく
撞き手が良かったから、なのでした。
顔や体がほとんど入っていない
イメージ写真でも、
往々にしてプレイヤーの力量は
細部に「写って」いるものです。