アダム杯プロ選手権

3C好きな人なら「後攻の人(手球が黄色)が空クッションで狙った」とわかるのでしょう
3C好きな人なら「後攻の人(手球が黄色)が空クッションで狙った」とわかるのでしょう
優勝した新井プロ
優勝した新井プロ

 

JPBFの今年最後の公式戦

アダムジャパン杯・

第23回全日本プロ3C選手権大会

(長いっ)の取材でした。

 

記事はWEB CUE'Sにて。

 

僕自身も今年の大会取材収めです。

 

日本のトッププロ9名による

総当りリーグ戦だったんですが、

最終回転に入る前の段階で、

6名に優勝の芽があるという大混戦。

 

ここまでもつれたリーグ戦、

僕も今までの大会取材で初めてです。

 

星取表を作るパソコンの前に

関係者もプレイヤーも皆集まってました。

その様子を撮れば良かったか(笑)。

 

混戦を制したのは

54歳のベテラン、新井達雄プロ

 

僕は'03年と'04年に新井プロが連覇した

『全日本選手権』を取材していまして、

強い・巧い・ダンディーの三拍子そろった

新井プロが神々しく見えたものです。

 

そう、あの時……

新井プロが優勝した直後、

僕は選手控室に顔を出しました。

用事があったのか、挨拶しに行ったのか。

 

片付けが始まって騒がしい部屋の中、

新井プロは引き締まった面持ちで、

キューケースを肩に掛け、

スーツケースを転がして出て行ったんです。

 

聞けば、

翌日からすぐに海外遠征に行くとのこと。

 

喜びもつかの間、

すぐに気持ちを切り替えていた訳です。

 

「じゃあ、行ってきます」と

スタッフと他プロ達に声を掛けた

あの時の表情が忘れられないんですよね。

 

男子3C界が「梅田時代」になる前の話で、

新井プロが日本の第一人者でした。

 

ここのところ、上位には行くものの

優勝まで届いてなかった新井プロ。

 

「年齢もありますよね。

トーナメントで一日勝ち続けるのは

大変です」と言います。

 

でも、今大会ではあの

「強い・巧い・ダンディー」な

新井プロが出ていましたね、間違いなく。

 

おめでとうございます。

 

先日の女子世界選手権にて。ビデオを回す姿もダンディー。好きな一枚
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初めて「一斉バンキング」を撮ることができました
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