名門「小林」の台メンテ

「小林」の2番台、ラシャ&クッション取り替え中
「小林」の2番台、ラシャ&クッション取り替え中

 

スリークッションの女子プロの取材で

新大久保の名門ビリヤード場「小林」へ。

 

その取材については明日以降に。

誰だかすぐ想像が付く人もいると思います。

 

で、小林にはこの日、ビリヤード用品商

「淡路亭」の職人、Iさんがおられました。

 

4台あるキャロムの大台(主にスリークッションを

プレーするテーブルのことです)の、

台間(テーブル同士の間隔)を広げる作業と、

ラシャ&クッションゴムの交換のお仕事です。

 

テーブル設置やラシャ交換の作業は、

以前にも他店で何度か見たり取材したりしました。

でも、それは全てポケットのテーブル。

 

キャロムの大台のクッションがバラされている

のを見るのは初めてかもしれません。興奮気味。

 

日本国内ではキャロム台はポケット台に比べて

かなり少ないので(比率は1:100ぐらい???)

作業に立ち会えること自体、レアなんです。

 

というか、僕が男子だからか、単にモノが

分解されてるのを見るだけでもワクワクします(笑)。

 

「小林」のテーブルは全て年代物だと思われますが、

「さすがはヨーロッパ製。いい材料(木材・石版)を

使っています。定期的にメンテナンスをすれば

長く使えますよ」(職人Iさん)とのこと。

 

このテーブルは「フルホーブン」(Verhoeven)。

強そうな名前ですね。

 スリークッションの本場、ベルギー生まれです。

 

それにしても4台のラシャ張り替えとクッション交換を

Iさん一人でやるなんて……お疲れ様です。

 

週末にはこの4台を使って、プロの公式戦、

アダムジャパン杯 第23回全日本プロ選手権大会

行われます。

 

当然ながらテーブルに異常があってはなりません。

こんなところにもプロの仕事があります。

 

 

4番台は以前からこれだけ動きました
4番台は以前からこれだけ動きました