〈BD〉「ビリヤード人生で今が一番イメージがいい」――『関西オープン』優勝・土方隼斗の談話

 

28日の『関西オープン』で

4度目の優勝を飾った土方隼斗。

 

大会翌日の談話をお届けします。

ランキング1位で終えた

昨シーズン(2023年)についても

少し触れていただきました。

 

…………

 

――幸先よく2024年開幕戦で優勝を飾りました。

 

土方:いや~、やっぱり開幕戦優勝はいいものですね。しかも、久々に全国オープン戦で優勝できたことが嬉しいです。前のオープン戦の優勝は2019年『北海道オープン』で、その後コロナ禍もあり、昨年はオープン戦で2回準優勝だったので(『東海グランプリ』&『全日本選手権』)、「オープン戦で勝ちたいな」と思ってました。いきなり2024年の一発目で勝てて良かったです。

 

――2日間、よく撞けましたか?

 

土方:大会を通してシュートミスは少なかったと思うし、全体的に高いアベレージで撞けていたと思います。『インドネシア国際オープン』(土方は17位タイ)からそのまま大会前日に大阪入りしたので疲れもありましたし、十分な睡眠が取れてなかったせいかいまいち集中できてない瞬間もあったんですけど、それでも気持ちを強く持ってテーブルに向かえていたと思います。最近良くなったところだと思うんですけど、相手のことや流れなどは気にせず、自分のビリヤードができたことがこの結果に繋がったのかなと思います。

 

――決勝戦(vs 川上善広)はブレイクに苦しんでいた印象ですが、焦りはなく?

 

土方:ブレイクで3回連続かわいそうな手球の隠れ方してましたよね(苦笑)。「そうなるか」とは思ったけど、僕がリードしていた展開でしたし気負いはなかったです。同じように相手のブレイクもあまり良い配置にならなくて、マスワリ連発で点を取られるという展開ではなかったので、気持ち的にはまだ余裕がありました。ただ、決勝戦のテーブルコンディションは難しく感じられました。他のテーブルと結構違うなと。ポジションミスは多かったと思います。

 

――第10ラック、2番から取り切りって上がりました(9-1)。

 

土方:スコアが8-1だったのもあり、落ち着いてはいました。それよりもその前のラック(第9ラック)で上がれるところを逃した(4番と7番でミス)のは反省ですね。気持ちの余裕が出すぎてしまったのかもしれません。だからといって、そのミスを引きずったりプレッシャーに感じることはなかったです。似たようなミスを繰り返してもたもたしたら危なかったと思いますけど、最後はちゃんとプレーできたと思います。

 

――先週の『インドネシア国際オープン』(土方17位タイ)についても一言いただけますか。

 

土方:今回初開催の大会でしたが、アジアのトップ選手達が勢揃いしていた上に、ヨーロッパのトップ選手も参加していてハイレベルで、会場の雰囲気もとても良かったです。自分のプレー内容は正直今回の関西オープンよりインドネシアの方が全体的に良かったです。難しい球もよく入れていたと思います。負けた試合(ベスト32 vs ロンダクティエン〈ベトナム〉)は、僕もやれることはやり続けてましたけど、相手の出来がよくてマスワリもたくさん出されて、厳しい流れのまま最後まで2点差が縮まりませんでした。だから、悔しさはありますけど、ちょっと自分にはどうしようもない展開で「考えても仕方ないから次に切り替えよう」という感じでした。もし勝てていたら次はF・サンチェスルイス(スペイン。2023 WNT. No.1選手)とだったので、そこは残念でしたけど。

 

――さらにさかのぼりますが、昨年は年間3勝を挙げ、3度目のJPBA年間ランキング1位になりました(2013年、2016年、2023年)。ご自身で振り返ると?

 

土方:久しぶりにランキング1位になれたのは嬉しかったです。去年は……海外で少し上位に行き始めて、やっと自信が付いてきた1年でした。大きかったのは10月の『8ボール世界選手権』(オーストリア)。あそこで5位になって何かきっかけを掴んだような感覚があります。その後の『プエルトリコオープン』(9位)と『全日本選手権』(準優勝)でも海外のトッププレイヤー達に勝つことができたので、そこは素直に自分を認めています。一昨年(2022年)首を悪くして満足にビリヤードができない期間があったので、「2023年は全力でやるぞ」と心に決めていたんですが、ちゃんと成績も残せてやっと自信が付いてきたという1年だったかなと思います。

 

――蒸し返すようで恐縮ですが、全日本選手権の準優勝は悔しかったですか?

 

土方:いやもう、悔しかったとかの次元じゃないです。今はポジティブに捉えてますけど、直後はもう……(苦笑)。決勝戦は自分もミスしてますし、呂輝展もいいプレーをしてたんで、しょうがないと言えばしょうがないんですけど、3~4日で100回ぐらいはあの試合の色々な場面を振り返りました。終盤のあの流れとか、なんでああなったんだろうと考えたらきりがなくて……。でも、選手権が悔しすぎたからこそ、「この経験を2024年に繋げないといけない、頑張ろう」と自分を鼓舞して、気持ちを切り替えることができました。そのおかげでこの関西オープンで優勝という結果が出せたと思います。それに、「選手権で勝ちたい」という意欲はさらに増しました。「来年選手権で優勝できたら、準優勝の悔しさを味わった分絶対もっと嬉しいはずだから頑張ろう」とプラスに捉えています。

 

――最後に2024年の展望や目標を。

 

土方:今までで一番自信を持てている時期で、ビリヤード人生で今が一番イメージがいいです。そんなタイミングで来月(2月)『10ボール世界選手権』と『ラスベガスオープン』がありますし、この機を逃さずに世界に挑戦し続けて一つでも多く勝ち進みたいですね。WPAとマッチルームの問題がどうなるかわからないですけど、2024年のWPA世界選手権は『10ボール』と『8ボール』の2つになる可能性があるので、自分にとっての年間最大目標はその2つの世界選手権と全日本選手権です。今のいいイメージのまま気を緩めずに戦い続けて行こうと思います。

 

(了)

 

Hayato Hijikata

JPBA40期生

1989年3月16日生 東京都出身&在住

アマ時代の2005年『世界ジュニア』銀メダル

2005年、2013年、2019年、2020年『関東オープン』4勝

2007年『ルカシージュニアワールドテンボール』優勝

2008年、2019年『北海道オープン』2勝

2010年『エイトボールオープン』優勝

2013年&2016年『ジャパンオープン』優勝

2013年、2014年、2016年、2024年『関西オープン』4勝

2013年『東海グランプリ』優勝

2016年『全日本ローテーション』優勝

2016年『ハウステンボス九州オープン』優勝

2016年『北陸オープン』優勝

2018年『全日本14-1』優勝

『グランプリイースト』通算24勝、他、入賞多数

2013年、2016年、2023年JPBA男子年間ランキング1位

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