〈BD〉『都道府県対抗』2度目の優勝・沖縄チームの5名にアンケート

6月10日～11日に和歌山で行われた

アマチュアポケットビリヤード団体戦、

『第57回全日本都道府県対抗ポケットビリヤード選手権大会』

（種目はローテーション）。

少し遅くなりましたが、

2014年以来2度目の優勝を飾った

沖縄チームの5名に、

大会の感想をアンケート形式で聞きました。

番手順にお届けします。

※5名中、中石健康選手と川畑直弘選手は、

2014年の初優勝時もメンバーでした。

※奥村隆広選手は2010年滋賀優勝時の

滋賀メンバーです。

※最終全結果はJAPA公式サイトにて

…………

● 1番手：中石健康（なかいし・けんこう）

Q1　優勝が決まった時のお気持ちを教えてください。

中石：とりあえず心の底から勝てて良かったです（笑）。決勝戦（vs 和歌山）では、上がる前に1回、ゲームボールの8番をぶっ飛ばしてるので……。優勝の嬉しさという意味では、前回（2014年。初優勝）の方が大きかったですね。今回は「宮城龍馬もいないのに優勝しちゃったよ」という感じもあります。宮城は、薫さん（故・玉城薫選手）亡き今、沖縄で一番頼れる存在なので。

Q2　大会2日間の感想や印象に残ったシーンとは？

中石：今回も前回（2014年）も自分のブロック予選の成績が悪かったので、余計に準決勝と決勝戦は勝ちへのプレッシャーがヤバかったです。印象に残ったのは、やはり決勝戦のゲームボールを飛ばした事ですかね（笑）。後で映像で見ても、どうやったら外れるのかわからない球だったので。

Q3　個人的な目標は何か持っていましたか？　そしてそれは達成出来ましたか？

中石：今年は安心の宮城龍馬がいなくて、僕が1番手になってしまったので、最低限「勝ち越し」が目標でした。実際、ブロック予選は最低ライン（6勝5敗）を確保できたので良かったですね。もっと撞き込んで行ったならハイラン賞を目標にしたかったですが、今年はこれで十分です。

Q4　沖縄チームが優勝できた理由はなんだと思いますか？

中石：あるのか無いのかわからない絶妙なチームワークですね（笑）。

ビリヤード歴：約26年

使用プレーキュー：エクシード（シャフトはMIKI イグナイトロング／タップは斬M）　　　　

ONPC在籍年数：約22年

都道府県対抗出場回数：今回が8 or 9回目

…………

● 2番手：川畑直弘（かわばた・なおひろ）

Q1　優勝が決まった時のお気持ちを教えてください。

川畑：沖縄らしい勝ち方だったなと。中石選手があのゲームボールのセンターショットを外したら『ドンマイっ』って叫ぶ準備はしてました（笑）。前回（2014年）も今回も、正直優勝の実感があまりないのが本音ですね。ただ、この大会を通じて知り合った他県の選手などに「優勝してね」と背中を押されたり、優勝後に祝ってもらえたのはとても嬉しかったです。

Q2　大会2日間の感想や印象に残ったシーンとは？

川畑：近年、自分は足を引っ張ってばっかりだったので、ブロック予選を勝ち抜くまでは正直プレッシャーはすごかったです。印象に残ったシーンは、中石選手が抜いたゲームボール（8番）ですね。

Q3　個人的な目標は何か持っていましたか？　そしてそれは達成出来ましたか？

川畑：「ブロック予選で7勝以上」が目標でした。ギリ達成ですね（7勝4敗）。

Q4　沖縄チームが優勝できた理由はなんだと思いますか？

川畑：前回の優勝の時と一緒ですが、チーム内で個人成績で競ってました。それぞれがまず自分の勝利を考えて戦えたのが結果的に良かったかもしれません。

ビリヤード歴：約20年

使用プレーキュー：トンキン（シャフトはPREDATOR REVO／タップは斬）　　　　　　

ONPC在籍年数：約18年

都道府県対抗出場回数：今回が8回目

…………

● 3番手：下地邦明（しもじ・くにあき）

Q1　優勝が決まった時のお気持ちを教えてください。

下地：素直に嬉しかったです。昨年が3位で、「自分が勝っていれば……」と悔しい思いをしたので、今回は優勝できて良かったです。まあ、自分は決勝戦で負けたんですけどね（笑）。

Q2　大会2日間の感想や印象に残ったシーンとは？

下地：やっぱり（中石）健康さんのゲームボールの8番ミスじゃないですかね！（笑）

Q3　個人的な目標は何か持っていましたか？　そしてそれは達成出来ましたか？

下地：台に早く合わせるのが目標だったんですが、なかなか上手くいかなくて、正直「なんで勝ってるんだろう」っていう試合ばっかりでした。「まだまだ頑張らないとダメだな」とまた目標ができました！

Q4　沖縄チームが優勝できた理由はなんだと思いますか？

下地：個人個人で頑張っていたのと、やっぱり準決勝（vs 奈良）で全勝出来て、イメージがいい状態で決勝戦に行けたのが大きかったと思います。

ビリヤード歴：約11年

使用プレーキュー：オアシス（シャフトはMEZZ ハイブリッドアルファ／タップはKAMUIブラックS）

ONPC在籍年数：約8年

都道府県対抗出場回数：今回が3回目

…………

● 4番手：奥村隆広（おくむら・たかひろ）

Q1　優勝が決まった時のお気持ちを教えてください。

奥村：中石健康さんのセンターショットが優勝を決めるショットとなりましたが、その緊張する場面で、2ストロークくらいですぐに撞いてゲームボールを沈めた健康さんに「早すぎっ!!」って思ってしまいました（笑）。

Q2　大会2日間の感想や印象に残ったシーンとは？

奥村：自分が2010年に滋賀メンバーで最後に出場して以来、約10年程ビリヤードから離れていましたので、当時からのお知り合いの方々に会場で久しぶりにお会い出来て話せたことがとても嬉しく思いました。プレイヤーの皆さんも健在で、プレーも見ていましたが相変わらず上手でしたね。また、10数年前と比べるのも失礼ではありますが、YouTubeライブ台ができていたり、川端聡プロが決勝戦でレフェリーを務めていたり、などなど、より素晴らしい大会になっていることに驚きを感じたとともに、大会の場を提供してくださった協賛企業の方々や運営の皆様には感謝したいですね。

Q3　個人的な目標は何か持っていましたか？　そしてそれは達成出来ましたか？

奥村：ブランクが長かったので、とりあえずはチームの足を引っ張らないように、勝ち越しを目標にはしていました。結果、ブロック予選は10勝1敗、決勝トーナメントは2勝なので、達成どころか大満足の結果です!!　ただ、ゲームボールを撞かれている試合もありましたし、本当にたまたまの内容ですね。運が良かったです（笑）。

Q4　沖縄チームが優勝できた理由はなんだと思いますか？

奥村：個々の力が強すぎることと、大会当日に運勢が良かった（沖縄の風が吹いた）ことでしょうか（笑）。沖縄には僕より上手な方がいっぱいいますので、そのメンバーで大会当日に少し運勢が傾けば、優勝を狙えるチームだとは思います。

ビリヤード歴：約10年 + 2年

使用プレーキュー：早川工房（シャフトは早川工房ノーマル中空／タップは斬ハイブリッドMAX）

ONPC在籍年数：約2年

都道府県対抗出場回数：滋賀県時代に5～6回、沖縄メンバーとしては今回が初

…………

● 5番手：豊濱朝弥（とよはま・ともや）