〈BD〉「種目とフォーマットが合っているのかもしれない」――えひめプレ国体・A級3連覇・島田隆嗣選手の談話

Ryuji Shimada Photo Courtesy of On the hill !
Ryuji Shimada Photo Courtesy of On the hill !

 

先週末、愛媛・松山で行われていた

アマ全国タイトル戦、『プレ国体』

(「2017年えひめ国体・記念大会」。

正式名称は『第15回アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』)

 

9ボールA級で3連覇を飾った

島田隆嗣選手(愛知)の談話をお届けします。

 

周囲が「3連覇」を口にし、

本人も意識していた中での優勝。

 

なぜ島田選手はプレ国体に強いのか。

その辺りも聞いてみました。

 

…………

 

Ryuji Shimada

1982年3月15日生 A型・魚座

愛知県出身。在住

ARC所属(理事長)・MARCY所属

2014年~2016年

『全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』優勝(3連覇)

(2013年長崎大会では準優勝)

2007年『全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会』準優勝

使用キューはランブロス

ブレイクとジャンプはMEZZ

 

…………

 

決勝戦の動画(撮影:On the hill !)。↓ 

 

 

――3連覇。素晴らしいですね。

 

「自分でも驚いてます(笑)」

 

――二晩経っての心境とは?

 

「『ああ、勝ったんだな……』と

ホッとしたような感じですね。

 

『なんで勝ったんだろう?』

という思いもあるんですが(笑)」

 

――ご自身のプレーの出来は?

 

「あまりそこまで良い球撞きでは

なかったかなと自分では思っています。

 

少し調子を落とした状態で本番を迎えましたので。

 

また、地元でも会場でも

『3連覇、頑張ってね!』と

声を掛けていただくことが多く、

 

それをプレッシャーに

感じていたのかもしれません」

 

――予選は負け無し。決勝ラウンドも

ヒルヒルになることなく勝ち上がりました。

 

「そうですね。

今年は珍しくヒルヒルがなかったです(笑)。

 

球回りが良かった。

それが勝因だと思います。

 

思ってもみないような球で、

相手のミスがあったりとか。

 

自分が嫌だなと思ってる配置が

あまり回ってこなかったという意味でも(笑)。

 

局面局面で、

『ここであの形になったら嫌だな』

というイメージすることがあったんですが、

 

なぜかたまたま、

そこまでのキツイ形は回って来なくて、

正直ホッとしていた時がありました」

 

――ファイナルは愛知対決でした。

 

「安形(泰宏)選手とは、普段一緒に

球を撞く機会はなかなかないですが、

同じ愛知ですのでもちろん知ってますし、

試合でよく見かけています。

 

僕の少し歳下で、昨年、

『全日本選手権』ステージ1に出ていたはずです。

 

去年はベスト4で(田中)汰樹と当たって、

今年は決勝で安形選手と対戦。

 

上の方でよく愛知勢同士で当たるなと。

それだけ愛知が強いんだな

という風にも思います」

 

――ファイナルのどこかで”3連覇”を

意識した瞬間はありましたか?

 

「ファイナルが始まった時から意識はありました。

 

それはやはり、皆さんから

『3連覇』という言葉を何度も

掛けていただいていたので。

 

『これで行けるかな』という手応えみたいな

ものがあったのは、上がりのラックです。

 

安形選手が取り出しの2番を抜いて、

自分が2番を入れて、

3番から5番へ出した時ですかね。

 

あの3から5のポジションが少し難しくて、

強めに弾いて出す球だったんですが、

それが決まった時に、心の中で

『たぶん勝ったな』って思ってました」

 

――それにしても、全国アマタイトルでの

3連覇はなかなかない偉業です。

 

「最近ですと、たしか持永(隼史)選手は

『マスターズ』で3連覇があったような……

(※2010年~2012年)。

 

持永大先輩はなんでもやってる人なので(笑)。

名人位も長かったですし(※在位4期)。

 

自分でも不思議なのは、

3連覇ということもそうですが、

4年連続でファイナルを撞いたということ。

それは冷静に考えるとちょっとおかしいなと」

 

――プレ国体でこれだけの結果が

出続けているのはなぜだと思いますか?

 

「うーん……。

この種目、このフォーマットが比較的

自分に合ってるのかもしれないですね。

 

自分は守りは少なめで攻撃ばっかりしている方で、

プレ国体ではそれが功を奏しているのかなと思ってます。

 

9ボールの殴り合いなら

ちょっとは強いんじゃないのかって。

というか、守りが下手くそなだけなんですけど(笑)」

 

――この先のご予定は?

 

「初めて『全日本選手権』

(11月中旬)のステージ1に出ます。

 

今年は木曜日スタートですし、

仕事の方もなんとか都合付けられました。

球の調整もある程度はできそうですので、

初めて出てみようかと。

 

できればステージ1を通過して

ステージ2に行きたいですね。

一人でも多くトップクラスの選手と

撞けたら良いなと思っています」

 

――仮にステージ1を突破して、

ステージ2でも順調に勝ち進んだ場合、

土日を越えて、月火水と続きますが、

その場合、お仕事は……。

 

「『お腹が痛い』と言います(笑)。

 

いや、そこはノープランです。

 

今、少しずつ全日本選手権に備えて、

サイクロップボールの9オンフットラックで

ブレイクの練習をしているんですけど、

 

下手くそすぎて、話にならないですね(笑)。

早いところ慣れていきたいと思います」

 

――全日本選手権の後や来年は?

 

「11月後半の『チャリティ』

(「アマローテ」とも言われるタイトル。

「全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会」)は、

 

地元開催でもありますし、

ぜひ獲りたいタイトルです。

 

来年も同じように競技活動をしていきますので、

今後は他のタイトルも獲れれば良いなと思ってます。

 

やっぱり『名人』や『球聖』などでも

結果を出したいですね」

 

(了)

 

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